新型 プジョー 5008 GT BlueHDi(2代目)【試乗評価】拡大されたホイールベースによる伸びやかなスタイリングと、3列7人乗りシート [LDA-P87AH01]


今回は「新型 プジョー 5008 GT BlueHDi(2代目)」を試乗レポート。
2017年にフルモデルチェンジした、Mクラスの5ドア・クロスオーバーSUVです。

初代5008のミニバン路線から大きく方向を転換、アウトドアテイストあふれるクロスオーバーSUVに生まれ変わりました。

先行して発売されている「プジョー3008」のホイールベースを延長してゆとりのある3列目シートを装備。3列シートによる7人乗りを実現しています。

シトロエンの高級ブランド「DS」から発売された「DS7 CROSSBACK」とは、プラットフォーム(基本骨格)を共有する兄弟車の関係にあります。

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「試乗評価のまとめ」をどうぞ。

スポンサーリンク

外観

全長4640mmX全幅1860mmX全高1650mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2840mmとなります。

2017年3月に発売された「プジョー3008」のホイールベースを延長、全長を拡大すると共にリアドアから後ろのデザインも変更されています。その他のデザインについては多くの部分を3008と共有していますので、横に並んでいても前からでは判別が付きにくいです。

フロント

2代目プジョー5008 GTのフロント

塊感のあるフロントノーズに大きなグリル、LEDライナーが施されたゴージャスなヘッドライト、フロントバンパーにはライオンの牙をイメージさせるモチーフが使われ、エレガントでありながらダイナミックなフロントフェイスを表現しています。

サイド

張りのあるサイドパネルに厚みのあるフロントノーズ、大きなキャビン(居住スペース)と大径タイヤが組み合わされ、伸びやかで芳醇なサイドビューを構成。

リア周りのデザイン変更とホイールベース(前後ホイール間の距離)の延長によって、大人っぽい上質感を得ています。

リア

2代目プジョー5008 GTのリア

リア周りには、メッキモールドによるDピラー(一番後ろの柱)や、リアバンパーのデザイン変更など、細かな部分に手が入れられています。軽快感あふれる3008に対して、モダンな印象を残しつつも安定したスタイリングの5008です。

スポンサーリンク

内装

インテリアデザインは、ほぼ3008のものがそのまま移植されています。カクカクとして近未来感あふれるデザインに上質な樹脂とメタリック素材が組み合わされ、高揚感のあるカッコいいコックピットです。

眼前のデジタルメーターは、ステアリング外周に表示されるタイプです。その分ステアリングが小径化されていますが、使い勝手に問題はありません。トヨタのセンターメーターが目の前に移動したイメージです。

シート

前席は、しっとりとした表皮にコシのあるクッションが組み合わされ、体圧をきれいに分散する快適なシート。合皮にアルカンターラのコンビネーションも上質でいい感じです。

セカンドシートは、独立タイプの3人乗りです。ややシート幅に制限があるものの、足元、頭上空間ともにたっぷりとしたスペースが確保されています。大人二人なら余裕を持って座ることができます。

サードシートに乗り込むにはセカンドシートを一度倒す必要があります。クッションが薄くサイズも一回り小さくなります。加えて、足元空間も狭く座面が低いため大人が座る場合は、膝の裏が浮き上がってしまいます。緊急用シートよりはマシですが、せいぜい短距離用途(10km程度)に限った使い方が限界でしょう。

荷室

サードシートを展開していると、荷室スペースはほとんどありません。手荷物や買い物袋がなんとか置けるといった感じです。

ただし、普段は5人以内で使うことが多いというケースなら、サードシートを倒すことでたっぷりとした荷室(762L)を確保することができます。

静粛性

アイドリング時は「カラカラ」とディーゼルエンジン特有のノイズを発生します。ハッチバック形状ということもあり、リア周りからロードノイズが侵入します。

スポンサーリンク

エンジンとミッション

1997ccの直列DOHCディーゼル・ターボエンジンに、6速ATが組み合わされます。
エンジンは、180ps/3750rpmの最高出力と、40.8kgf・m/2000rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量1690kg。JC08モード燃費は、17.3km/lとなります。

エンジン

2.0Lのディーゼルエンジンで前輪を駆動。このエンジンは3008と全く同じですが、車重が80kg増えたため、その分キビキビとした軽快感は薄まりました。といっても2000回転という極低速域からたっぷりとしたトルクを発生するため、日常域では十分パワフルです。

アイドリング時はディーゼルエンジン特有のノイズを発生しますが、一旦走り出してしまえばそれほど気になりません。

トランスミッション

トルコン式の4速ATを装備。分厚いトルクを活かして早めにシフトアップするギア比を設定。スムーズで上質な変速と高いエネルギー効率を実現しています。

乗り心地とハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはトーションビーム式サスペンションが装備されます。

乗り心地

少し引き締まったスポーティな乗り味。角にしっとりとした丸みが付けられているため、ゴツゴツとした不快感はありません。ロングホイールベース化されたため、3008よりフラットライド感が強いです。

高速域での直進性も高く、軽くステアリングに手を添えているだけで真っ直ぐに直進していきます。

ハンドリング

大柄なSUVにしては重心が低くく、コーナリング中も安定した姿勢を保ちます。3008よりは若干穏やかなステアリングフィールながら、自然な身のこなしで狙ったラインを外すことはありません。

その他

先進安全技術は、レーンキープアシストやアダプティブクルーズコントロール、衝突被害軽減ブレーキなどを装備。先進的なスバルのEyeSightなどと比較すると、制御が若干ギクシャクしています。

試乗評価のまとめ

ショートバージョンの3008に対して、ロングホイールベース化された5008には3列7人乗りシートが装備されます。

外観デザインはほとんど変わらないものの、ロングホイールベースと車重の増加によって、重厚感あふれるしっとりとした乗り味を獲得。

これにディーゼルエンジンによる分厚いトルクが組み合わされ、しっとりとした味わいのある大人のクロスオーバーSUVに仕上がりました。

「釣りやスキーなど趣味に使えるおしゃれな車を探している」とか、「荷物や人を満載して、ロングツーリングに出かけたい」といったニーズを持つ人にピッタリな車です。

「クロスオーバーSUVを探しているが、ゴツゴツとした無骨な車は嫌だ」という人にも、おしゃれな雰囲気を持つプジョーをオススメします。

中古車市場では

2代目プジョー5008は登場したばかりなので、中古車市場に値ごろ感のある車はありません。先代5008であれば「2016年式・5008シエロ」が250万円前後となります(2017年12月現在)。

価格

価格 | 4,690,000円(消費税込み)

スポンサーリンク

ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

謎のアクセス減少地獄継続中!(2017年11月)

※記事を何百件入れてもドンドンアクセスが下がるので、記事更新を1にして、余力で過去記事の修正をしようかなあと思案中です。