新型メルセデスベンツ Eクラス E250(W212)【試乗評価】圧倒的な完成度とモダンなスタイル [RBA-212036C]


メルセデスベンツEクラス前面画像

今回は「新型メルセデスベンツEクラス E250 AVENTGARDE(W212)」を試乗レポート。
2009年かた2016年にかけて製造販売されていた、Mクラスの高級4ドアセダンです。このセダンのほかに、2ドアクーペやステーションワゴン、カブリオレがあります。

2013年にはビッグマイナーチェンジが行われ、フロント周り(LEDハイパフォーマンスヘッドライト)とリアエンド(LEDリアコンビランプ)を中心に大幅なデザイン変更が行われています。

2016年に発売された最新型の5代目Eクラス・セダンについては、「新型 メルセデスベンツ Eクラス E200(W213)【試乗評価】」のページを、最新型5代目Eクラス・ステーションワゴンについては「新型 メルセデスベンツ Eクラス ステーションワゴン(S213)E220 d【試乗評価】」をご覧ください。

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外観

全長4890mmX全幅1855mmX全高1455mmのボディサイズを持ちます。またホイールベースは2875mmとなります。

2013年のビッグマイナーチェンジで大幅なフェイスリフト(外観変更)が行われ、高級車にふさわしい伸びやかで美しいスタイリングが与えられています。

フロント

フロントは四角い4眼タイプから、クリーンでモダンなデザインの2眼タイプに変更され、同時に「LEDパフォーマンスヘッドライト」が内蔵されます。それに伴って、グリルの角も若干丸められ柔らかで上質なデザインが与えられました。ちょっと古く野暮ったい印象のEクラスが、ぐっとモダンで先進的なイメージに昇華されています。

E250(ベースグレード)以外のグレードは、いかついスポーツグリルに大きなエンブレムが組み合わされた、いわゆる「アバンギャルド顔」となります。つまり、昔ながらのスリーポインテッド・スターを好む方は、E250(ベースグレード)を選択するしかないという事です。

サイド

サイドビューは、古典的なロングノーズショートデッキによる、FRならではの上品で流麗なスタイリングが与えられています。
前期型の鋭利で直線的なイメージは影を潜め、伸びやかで優しいイメージへと変貌しています。それに併せて、ボディ側面に配置されるサイドメッキモールの位置も若干下げられています。

リア

リア周りは、端正でありながら威厳と存在感のある威風堂々としたスタイリングです。
2013年のマイナーチェンジによって、サイドから回り込んで来るクロムメッキモールの廃止と、リアコンビランプ内に設置されたリフレクターのデザイン変更が行われています。

メルセデスベンツEクラス後部画像
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内装

一世代前のメルセデスベンツを思わす、少し保守的なデザインです。その分、上質で質実剛健な雰囲気は最新モデル以上に感じられます。

シート

レザーDINAMICAシートという、合皮とスウェード調ファブリックの上質なコンビシートが標準装備されています。

たっぷりとしたサイズ感と厚みのあるフロントシートに、適度なコシと硬さのクッションが組み合わされ、重厚感あふれる快適なシートに仕上がっています。体圧がキレイに分散するため、シート全体でしっかりと身体を支えてくれます。

リアシートの質感もフロントシートと遜色の無い上質な仕上がりです。足元、頭上空間ともにたっぷりとした空間が確保されており、成人男性二人が座っても十分な空間が確保されます。日本でショーファードリブン(運転手付き)として使うなら、SクラスよりもこのEクラスのほうが取り回しを含めて何かと都合が良いでしょう。

静粛性

車内にはたっぷりと遮音材が施されてます。ロードノイズ、風切り音ともに最小限に抑えられています。静粛性はクラス最高レベルです。

荷室

幅、奥行きともに広大なスペースが確保されており、家族4人であればキャンプも可能です。開口部も大きく切られていますので、嵩張る重い荷物の出し入れも比較的やりやすいです。

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エンジンとミッション

2L直列4気筒DOHCターボエンジンと、7速ATが組み合わされます。
エンジンは、211ps/5500rpmの最高出力と、35.7kgf・m/1200-4000rpmの最大トルクを発揮します。
JC08モード燃費は、15.5km/lとなります。

エンジン

世界中の自動車メーカーが研究している、「成層燃焼リーンバーン+ターボチャージャー」を世界で初めて市販車に搭載しています。
この新しいエンジンには、従来「一定の回転域で規定値以上の排気ガスを出してしまう」という問題がありました。このEクラスでは高度なエンジン制御と最新技術の投入を行う事で、その難問を見事に解決しています。

ここ一発でのパンチは無いものの、トルクが大きくフラットで、3.5L自然吸気エンジン並みの動力性能を持ちます。日常域でもパワーに不足はなく、急な坂道をグイグイと力強く駆け上がります。

トランスミッション

低速域から大きくフラットなトルクを発揮するため、巡航時は高いギアと低いエンジン回転を保って粛々と進みます。坂道など力が必要なシーンでは、軽くアクセルを踏み込むだけで軽々と加速することができます。

ただし、高回転での伸びは今いちで、アクセルを深く踏み込んでもエンジンはがさつなフィールを上げるだけです。まあ、これだけ大きなトルクがあれば、高回転域を使う必要は全くありませんが。

メルセデスベンツEクラス内装画像

足回りとハンドリング

前輪に3リンク式サスペンション、後輪にはマルチリンク式サスペンションが装備されます。

ハンドリング

ハンドリング速度は比較的スローですが、軽量コンパクトな2Lエンジンがフロントに搭載され、素直で軽やかなステアリングフィールを実現しています。ドライバーの操舵に対して素直に反応するFRらしい身のこなしです。加えて、ステアリングにはしっとりとした重さがあり、高級セダンにふさわしい上質なフィールを味わうことができます。

乗り心地

高剛性ボディに減衰力の高められたスポーツサスが組み合わされ、ドイツ車らしい重厚感あふれる乗り味です。サスの初期作動に十分なしっとり感があるため、疲れたり不快に感じることはありません。橋脚のジョイントでも衝撃を一発で収束させます。ただし、低速域ではサスの動きが渋くなり、ゴツゴツとした不快な振動を多少なりとも拾います。

高速域での安定性も高く、フラットな姿勢を維持して真っ直ぐに直進していきます。良く出来たシートと高性能サスのおかげで、長距離ドライブでも疲れが少ないです。

その他

このEクラスは一世代前のモデルですが、高性能な先進安全技術が使われています。さらに、2013年のマイナーチェンジでは、従来のミリ波レーダーに加えて「ステレオカメラ」も装備されています。

そのおかげで左右方向から接近してくる車の検知と、歩行者に対するプリクラッシュブレーキの作動も可能になりました。

さらに前車に追従して自動的に速度と車間距離を調整する「アダプティブ・クルーズコントロール」、コーナーに合わせて自動的にステアリング操作をする「レーンキービング・アシスト」が加わります。これらの機能はベースグレード(E250)以外の全てのグレードに標準装備されます。

オーディオやナビのコントロールと、インターネット通信を統合して制御する「COMANDシステム」には、ハンズフリーフォン、車輌設定、アドレス帳といった便利機能も装備されます。

評価のまとめ

このEクラスは、メルセデス・ベンツの基幹車輌であるため、コストと手間を掛けてしっかりとした作り込みが行われています。特に「安全技術」に関しては、自動車業界の盟主としてすさまじい思い入れが感じられます。

ただし、新しい技術である成層燃焼リーンバーン+ターボチャージャーの完成度はこれからといった印象で、エンジンを回した時のフィールも今ひとつです。

マイナーチェンジでアップデートされた「先進安全装備」は圧倒的な完成度を誇り、Eクラスを買うなら是非装備して欲しい機能です。これはE250アバンギャルド以上に標準装備され、ベースグレードのE250にはオプション装備となります。

また、E250アバンギャルドなら鼻先も軽く身のこなしも爽やかですから、そういった意味でもオススメできるグレードといえます。

最終モデルの「E400アバンギャルド」は生産終了からそれほど時間がたっていないため、まだまだ400万円台後半の高値を維持しています(2017年10月現在)。これに対してE250(ベースグレード)の後期モデルなら300万円前後、E250アバンギャルドなら350万円前後から購入することができます。

価格

価格 | 6,870,000円(税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

謎のアクセス減少地獄継続中!(2017年11月)

※記事を何百件入れてもドンドンアクセスが下がるので、記事更新を1にして、余力で過去記事の修正をしようかなあと思案中です。