【中古車試乗】アウディA4 1.8 [1997年式] 新世代アウディ躍進の一手


今回紹介するのは「1997年式アウディA4 1.8」です。
当時、アウディ80の後継車として登場し、エンジンからシャーシー、ミッションやサスペンション、ボディまで全て新設計という力の入ったモデルです。
それに伴い投入された資金も巨額なものでした。最近のアウディのブランド的成功を考えると、この投資は無くてはならないものでした。

この投資の理由はアウディのブランド力の低さです。以前のアウディは故障が多くブランドとしても二流でした。
また実際に価格もワンランク安かったために、メルセデスベンツの買えない人が我慢して乗る車というイメージでした。
日本でも、ヤナセがメルセデスベンツをファーストカーで持っている人に対し、「奥様のためのセカンドカー」として大々的に販売したことにより、女性が乗る為のセカンドカーというイメージが定着してしまいました。
アウディとしては、大衆ブランドのVWと、メルセデスやBMW等の高級ブランドに挟まれていた中途半端なブランド力を高め、ビジネスをやりやすくしたかったのです。

この目論みは当たり、市場には3大高級ブランドのひとつとして認知され、ドイツ本国でもデリバリーが追いつかないほどの大ヒットとなりました。
実際にこのA4はメルセデスベンツに負けない高級なフィールを得ています。

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外観

やはりこの外観がA4成功の一番大きな要因でしょう。
端正な3ボックスフォルムはイメージカラーのアルミニウムシルバーと良く合っており、とても知的で高品質なイメージです。
絞り込まれた空力ボディの影響で後方の視界が少し悪いです。

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内装

木目使いが上手く、質感も高くてこの当時のCクラスの水準を超えています。

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エンジンとミッション

新設計されたエンジンにはこの当時めずらしかった5バルブが搭載されています。
アウディが5バルブを採用した理由は燃焼効率がいいからです。
燃焼効率が良ければパワーが上がり、それにともなって燃費も良くなります。
未成熟な新技術ですので、つめが甘くエンジンがガーガーとうるさいです。

足回りとハンドリング

新開発のマルチリンクサスペンションが与えられています。
Cクラスがマルチリンク化されたのは現行のCクラスからですから、驚くべき先進性です。
このサスペンションが与えられた理由は、FF車独特のトルクステアを嫌ったためです。
結果的にこれは上手くいき、見事にトルクステアが消えています。
しかし、完全にFFの特性が消えている訳ではなく、FFの美点である直進安定性などは上手く残してあります。

その他

ボディーピラーとサイドシル、ルーフを中心に剛性が高められており、当時としては最高水準の安全性をもっています。

評価のまとめ

今は独自のアイデンティティを持つドイツの高級ブランドに成長しているアウディも、A4以前はメルセデスベンツとBMWから大きく引き離された3番目の二流ブランドでした。
しかしこのA4の成功によって高品質な高級車ブランドという名声を手に入れます。
新開発のエンジンとサスペンションは、このA4に独自のスポーツフィールを与えており、質感はメルセデスベンツに並ぶ高級なものです。
ここからアウディの高級ブランドとしての躍進が始まるのですが、今のアウディVWグループの状況をみると良くも悪くも感慨深いです。

主要緒元

全長X全幅X全高 | 4495mmX1735mmX1410mm
エンジン(馬力・トルク)| 1.8L DOHCターボ(150ps・21.4kg)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

謎のアクセス減少地獄継続中!(2017年11月)

※記事を何百件入れてもドンドンアクセスが下がるので、記事更新を1にして、余力で過去記事の修正をしようかなあと思案中です。