トヨタ ファンカーゴ G(2004年)【旧型レポート】真面目に煮詰められた実用性の高いパッケージング [CBA-NCP21]

今回の旧型レポートは「初代 トヨタ ファンカーゴ G(2004年)」。
1999年に登場した5ドアのマイクロミニバンです。

初代ヴィッツをベースにホイールベースを130mm延長、背の高いミニバンボディに仕立て直されています。

コンパクトなボディに広々した荷室と居住空間が確保され、日本やヨーロッパ市場を中心に高い人気を誇っていました。

この後、トヨタbBや日産キューブなど、ファンカーゴと同じコンセプトのマイクロミニバンが続々と発表されました。しかし、パッケージングや使い勝手の良さ、魅力的なスタイリングといった観点から見れば、ファンカーゴと肩を並べるものはありません。

2005年で販売は終了していますが、そのコンセプトは後継車種の「ラクティス」に受け継がれる事になります。

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外観

全長3880mmX全幅1665mmX全高1700mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2500mmとなります。

全長の短いコンパクトなボディでありながら、2500mmという長大なホイールベースを確保しています。そのおかげで室内にはかなり広々としたスペースがあります。

フロント

ゆったりとしたフロントノーズに優しい印象の縦型ヘッドライトが装備され、癒し系のフロントフェイスです。愛らしい印象を持ちながらも、あまり甘ったるさを感じさせないのは、しっかりと実用的なパッケージングが煮詰められているからです。

サイド

太いBピラー(前から2番目の柱)を採用する事によって、キャビンスペースにデザイン上のアクセントを与えています。リアフェンダーには力強い隆起が施され、ハイトワゴンにありがちな腰高感はほとんど感じられません。

リア

丸みのある大きなリアウィンドウに、一体化するようにリアコンビランプが装備されます。リアフェンダーの隆起と相まって、力強い塊感を感じさせます。

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内装

背の高いボディによって、かなり広々とした室内空間が確保されています。アップライトな着座位置と相まって、とても運転のしやすい車です。

初代ヴィッツと強い血縁関係を感じさせるインパネデザインです。質感はそれほど高くありませんが、遊び心を感じさせるシンプルさが心地良いです。

シート

限られたスペースを最大限に活用して、セミベンチシートの大きなフロントシートが装備されます。クッションにもしっかりとしたコシが与えられており、長時間座っていても疲れにくいシートです。

リアシートには薄いクッションの平板なシートが装備されます。ただし、頭上空間、足元スペースともに広々としたスペースが確保されており、中距離(30km)程度であれば快適に移動することができます。

荷室

荷室には広大なスペースが確保されています。特に上下方向の余裕がたっぷりとしているため、積み方を工夫すればかなり大きな荷物も積むことができます。

加えて、後席も折りたたむことができますので、ステーションワゴン以上の大きな荷室を確保することができます。

静粛性

前方投影面積が大きいとそれに比例して風切音も大きくなりがちですが、気になるような騒音を感じることはありません。コンパクトカーとして標準的な静粛性です。

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エンジンとミッション

1496ccの直列4気筒DOHCエンジンに、4速ATが組み合わされます。
エンジンは、109ps/6000rpmの最高出力と、14.4kgf・m/4200rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量1060kg。10モード/10・15モード燃費は、16.0km/lとなります。

エンジン

1.5Lのツインカムエンジンで前輪を駆動します。たっぷりとしたトルクのある扱いやすいエンジンで、市街地など通常の使用であれば力不足を感じることもありません。

下位グレードには1.3Lエンジンが装備されます。それほど荷物を積まないのなら、この1.3Lエンジンでも充分な実用性があります。

トランスミッション

スムーズな変速フィールを持つ、実用的なトランスミッションです。エンジン回転を柔軟に上下させ、適切なトルクを絞り出します。

足回りとハンドリング

前輪にストラット式サスペンション、後輪にはトーションビーム式サスペンションが装備され、前後ともにスタビライザーで強化されています。

足回り

背の高いトールボディとしては、そこそこ乗り心地の良い足回りです。高速域でも安定して走ることができます。

ハンドリング

スムーズで素直なハンドリングフィール。多少のロールは発生しますが、違和感はそれほどありません。ステアリングを操作した分だけ、リニアにノーズが向きを変えます。

評価のまとめ

このファンカーゴ以降、この手のマイクロミニバンは大人気となり、未だにその人気は衰えることがありません。

その後、続々と同じコンセプトのマイクロミニバンが発売されていますが、このファンカーゴを大きく超える車はありません。

特に限られたスペースにゆったりとしたスペースを稼ぎ出す優れたパッケージングは、このファンカーゴの最大の美点となっています。

魅力的なスタイリングに取り回しの良いコンパクトなボディ。たっぷりとした室内空間とトランクスペースが欲しいなら、このファンカーゴがオススメです。

価格

新車当時の価格 | 1,543,000円(税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)