2017年10月25日から11月5日まで、東京ビッグサイトで開催されていた「東京モーターショー2017」。
ポルシェジャパンはこの会場の自社ブースで「ポルシェ 718 ケイマン S」を展示していました。今回も会場で撮影した写真とともにレポートします。
当日はこのケイマンSのまわりに黒山の人だかりが出来ており、まともな写真が撮れませんでした。まあ、このあたりはある程度割り切っていかないと、一日で全ブースを周り切ることは難しいんですよねえ。
第45回東京モーターショー2017のポルシェブースは世界最高をめざすスポーツカーメーカーとして「進化と挑戦」をし続けるロードマップを、そしてスポーツカーの過去・現在・未来を、Porsche Intelligent Performanceというテーマで表現します。
「ポルシェ 718 ケイマン S」の概要
「ポルシェ 718 ケイマン S」は、2013年にフルモデルチェンジした、2ドア・スポーツ・クーペ。
オープン・2シーター・スポーツの「ボクスター」とプラットフォーム(基本骨格)を共有する兄弟車で、エンジンをドライバー後方ミッドシップに搭載し後輪を駆動するミッドシップ・レイアウトも同じです。911よりも下位に位置するモデルですが、重量バランスに優れるミッドシップレイアウトを採用するのが911系シャシーとの大きな違いです。
2016年にビッグマイナーチェンジが実施され、自然吸気フラット6からターボチャージャー付きのフラット4に換装。フラット6ならではの味わいでは劣るものの、実質的なパフォーマンスは向上しています。同時に名前も「ケイマン」から「718 ケイマン」へと変更。
エンジンパワーがボクスターと同じになったことで、ボクスターの方が高価な車となっています(マイナー前はケイマンの方がパワフルでその分価格も高かった)。
リアセクションの一部はケイマンGTSと共通。フロントサスには911ターボ用の高価なパーツが使われます。
「ポルシェ 718 ケイマン S」のスタイリング
※このバックパックのお兄さんにお願いして隙間を開けてもらい、そこからリアエンドを撮影したのですが、ピントがバックパックの方に合ってしまいました。お兄さんありがとう!
フロント
ポルシェ911を彷彿とさせるフロントノーズに伸びやかな楕円形ヘッドライト。ワイドなフロントエアインテイクが組み合わされ、スポーティでカッコいいフロントフェイスを形づくっています。
サイド
低く身構えたボディに大きなサイドエアインテイク。中央にレイアウトされた小さなキャビン(居住空間)と19インチ大径ホイールが相まって、軽快感あふれるダイナミックなサイドビュー。
リア
小さく絞り込まれたキャビンにワイドなリアフェンダー。デュアル・エキゾーストフィニッシャーによって、力強く安定感のある後ろ姿を表現。
主要スペック
項目 | スペック |
---|---|
パワーユニット | 2497cc・水平対向4気筒ターボエンジン |
トランスミッション | 7速AT(PDK) |
最高出力(エンジン) | 350ps/6500rpm |
最大トルク(エンジン) | 42.8kgf・m/1900-4500rpm |
全長x全幅x全高 | 4379mmx1801mmx1295mm |
ホイールベース | 2475mm |
駆動方式 | ミッドシップ(MR) |
ボディタイプ | 2ドア・クーペ |
メーカー希望小売価格
9,014,000円(消費税込)。