防錆潤滑剤とは(概要と使い方)【ケミカル用品の紹介】

防錆潤滑剤は、家庭用としても広く使われている可動部分の動きをスムーズにしたり、金属部分のサビを防止してくれる使い勝手の良いケミカル用品です。

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防錆潤滑剤の概要

TV-CMでもおなじみの「クレ・スーパー5-56」などが代表的な商品です。日本中のホームセンターに常備されていますので、あなたのお家にも1つくらいはあるかもしれません。

家庭用途としては、ドアノブやサッシのレール、金属製シャッター、鍵穴などにスプレーして可動部分の動きを滑らかにすることができます。

また、エクステリアのフェンスやポールなど金属製のものにスプレーすることで、洗浄および防サビの効果が得られます。

自動車用途としては、固着して固まってしまったボルトに吹き付けることで、ボルトの間に防錆潤滑剤が浸透していき、軽い力でボルトを緩めることができるようになります。

ただし、ボルトを再び締め付ける場合は、潤滑剤をキレイに拭き取ってから締め付けてください。

動きの渋くなったシートレールにスプレーして、何度か前後にスライドしてやると潤滑剤が徐々に浸透していき、新品の時のようにスムーズに動くようになります。同様に、スライドドアのレール部分などにも使う事ができます。

また、シートレールは動きがスムーズになるだけでなく、ギシギシとした不快な異音を低減する効果も期待できます。

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防錆潤滑剤の使い方

シートレールにスプレーする場合

シートレールにスプレーする場合、新聞紙などを引いておき周りにスプレーが飛び散らないようにしてください。

スプレーの蓋にセットしてあるノズルを噴射口にしっかりとはめ込みます。中の溶剤を十分に混ぜ合わせるため、スプレー缶をカラカラと音をさせながら上下に2、3度シェイクします。

後はノズルをスプレーしたい場所に近づけ、防錆潤滑剤をスプレーするだけです。余計な部分に防錆潤滑剤がかかった時は、キレイに拭き取っておいてください。

固着したナットにスプレーする場合

固着したナットにスプレーする場合も、基本的にシートレールの時と同じです。

ナットに防錆潤滑剤をスプレーしたらしばらく浸透するのを待って、ナットを緩めてください。防錆潤滑剤をがナットに付着したままですと、十分に締め付けることができませんので、再度締め付ける時は十分に防錆潤滑剤をを拭き取っておきます。

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防錆潤滑剤、使用上の注意点

防錆潤滑剤には優れた潤滑効果があるため、吹き付ける時には目的の場所以外に吹き付けないように注意が必要です。

緩める必要のないナットにスプレーしてしまうと、後になって除々にナットが緩んでしまうことがあります。

また、ブレーキパッドにスプレーしてしまうと、咄嗟の時にブレーキが作動しない事も考えられます。

防錆潤滑剤をスプレーする時は、新聞紙などで簡単に他の部分を養生しておき、万が一目的の場所以外に掛かってしまったら、早めに拭き取っておいてください。

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)