マグネットハンドとは(概要と使い方)【工具の紹介】

マグネットハンドとは、自動車の整備中に小さなネジやナットを狭くて手の入りにくい場所に落としてしまった時、そこへ細い先端を差し込んでネジやナットを拾うための工具です。

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マグネットハンドの概要

通常、細くて長い金属製の棒で作られており、先端部分には金属製のネジやナットを引っ付けるためのマグネット(磁石)が仕込んであります。

このマグネットハンドは、製造メーカーによって様々な工夫が施されており、先端部分が自在に曲げられるようにフレキシブル構造となっているものや、途中にラジオアンテナのような伸縮シャフトが装備されているもの、その他には、金属以外のものを吊り下げる事もできるように、先端部分がフック形状となっているものなどがあります。

名称も会社によってまちまちで、ピックアップツールとか、マグネットピックアップなどと呼ばれることもあります。

ネジやナットだけではなく、オイルの中に落ちてしまった金属片を拾い上げる際にも使われます。

狭い場所に入り込んでしまったネジやナットを放置すると、カラカラと不快が音を発生させるだけではなく、電気コードの断線や可動部分の破損など思わぬ故障の原因となります。そのため、めんどうでもマグネットハンドなどのピックアップツールを使って場所が特定できる内に拾っておいたほうが無難です。

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マグネットハンドの使い方

ネジやナットを狭い隙間に落としてしまった時には、まずマグネットハンドを適切な長さに伸ばし、フレキシブル機構のあるものについては、隙間の形状に合わせてロッド部分を曲げておきます。

次に余計な部分に先端を引っ付けないように慎重に隙間に入れていきます。隙間の奥でネジやナットをキャッチした場合は、手元のグリップにカチッといった手応えと音が返ってきますのですぐに分かります。

最後に引っ付けたネジやナットを手元に引き寄せますが、この時、隙間の側面などにマグネットハンドをぶつけてしまわないように、ゆっくりと引き寄せてください。

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マグネットハンド使用上の注意点

高性能なマグネットハンドの場合は、マグネット部分の側面磁力を抑え、エンジン隔壁やボディなど、金属製の余計な部分に引っ付いて作業の効率を下げないよう工夫が施されてあります。ただ、このような機能の無い普通のマグネットハンドを使う時には、ネジやナット以外の金属部分に先端が引っ付かないように慎重に作業をする必要があります。

手の入りにくい部分で下手にマグネットハンドを引っ付けると、その部分を破損させてしまう可能性があるからです。

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)