コスパで考えるなら「プリウス」より「軽自動車」の方がお得な理由5つ

プリウスと軽自動車を比較

直接的にはライバルになりにくい「プリウス」と「軽自動車」ですが、なぜか購入段階でこの2車を比較検討する人は多いです。

まあ、もちろん。単純なコスパだけで考えるなら「軽自動車」の方が断然お得です。ただし、車に乗り味とか質感など、その他の要素を求める場合は「プリウスにしておいた方が良い」なんてケースもあります。

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ということで今回は「プリウス」と「軽自動車」を比較して、コスパで考えるなら軽自動車の方が優れている理由と、プリウスならではのメリットについてもあわせて解説していきます。

もしあなたが「プリウス」と「軽自動車」で迷っているなら、ぜひ参考にしてみてください。

軽自動車と一言でいっても実際には色々な種類があるんで、今回はその中でも人気の高い「ホンダ・N-BOX」に絞って調べてます。グレードは、プリウスが「E(FF)」で、ホンダ・N-BOXが「G Honda SENSING(FF)」。どちらも最廉価のベーシックなグレードです。

車を維持する「必要経費」はその車が登録から何年目かによって大きく変わってきます。今回は初めての車検を受けた次の年、「4年目に掛かる必要経費」という想定でシミュレーションしてます。

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軽自動車は、車両本体価格が圧倒的に安い

最近は凝った作りの軽自動車も多く、コンパクトカーの最廉価グレードと軽自動車の最上級グレードを比較した場合、「軽自動車の方が高い」なんて逆転現象もおきちゃってます。

ただし、Cセグメントの「プリウス」とAセグメントの「軽自動車(N-BOX)」を比較すれば、クラスが2つ違うんでどのグレードを選んでも圧倒的に軽自動車の方が安いです。

その差額は113万円以上

例えば、「トヨタ・プリウス」の最廉価グレード「E(FF)」は2,518,560円(消費税込み)ですが、軽自動車「ホンダ・N-BOX 」の最廉価グレード「G Honda SENSING(FF)」の価格は1,385,640円(消費税込み)になります。その差額は113万以上で、プリウスの方が圧倒的に高いです。

ただし、車両価格が高くてもその差額を「燃費」とか「維持費」で取り返せればプリウスにも勝ち目はあります。といっても、113万円の差額を取り返すのは並大抵のことじゃありません。「ガソリン代」のところでもう一度詳しく解説しますが、まあ、普通の乗り方じゃあ到底無理です。

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軽自動車は、自動車税が安い

軽自動車に掛かる「自動車税」は平成28年度に改正され、7,200円から10,800円へと値上がりしました。

これに対してプリウスは、1.8リッターのガソリンエンジンを搭載してるんで、それより高額な39,500円が掛かります。ただし、登録の翌年度だけは軽減され10,000円になります。

これを元に5年乗り続けた場合の税額を計算すると、プリウスが39,500円×4々+10,000円×1年で168,000円。軽自動車が10,800円×5年で54,000円と、114,000円も軽自動車の方が安いです。

年額だけみても圧倒的に軽自動車の方が安いんですが、あらためてトータルで計算するとかなりインパクトがある結果になってしまいました。5年ごとに、そこそこのパソコンが買えるレベルです。これなら、次の愛車は軽自動車にしたくなっちゃいます。

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軽自動車は、自動車保険が安い

自動車の保険には、法律で加入が義務付けられている「自賠責(強制)保険」と、自賠責保険で足りない分を補うための「任意保険」があります。「自賠責(強制)保険」は、それこそ最小限の補償をするためだけの保険なんで、大抵の人は「任意保険」にも入ってます。

どちらの保険も軽自動車の方が安く、普通車(登録車)の方が高いです。ただし、「任意保険」はドライバーや車、保険会社の条件によって細かく価格が変動します。保険料の大まかな違いを知るための参考としてごらんください。

自賠責(強制)保険料

「自賠責保険」は、初回車検時に払う24ヶ月分を元に計算してます。

・軽自動車(ホンダ・N-BOX)の場合

軽自動車の場合は2年で25,070円ですから、1年分は12,535円となります。

・トヨタ・プリウスの場合

これに対してプリウスは「自家用乗用自動車」なので、2年分の自賠責保険料は25,830円です。

つまり、1年で掛かる自賠責保険料は半分の12,915円となります。

まあ、僅かな違いですが、ここでもやっぱり軽自動車のほうがちょっとだけお得ですね。

任意保険料

「任意保険」はドライバーや車、保険会社の条件によって細かく価格が変動しますので、今回は下の条件によって大まかな保険料金を出しました。保険料の違いを知るための参考としてごらんください。

保険会社は「三井住友海上」、加入者の年齢「48歳」、「ゴールド免許所持」、「16等級」、用途は「通勤通学」、保険の種類「3年ニューロング」、運転者「本人限定」。

その他の細かい条件は、「最低限これくらいは必要だろうなあ」という線に絞って以下のように設定してます↓

車両保険「あり」、一般補償「195万円」、免責金額「5-10万円」、車両保険昔つ事故特約「あり」、全損時諸費用特約「あり」、全損時諸費用「あり(賠償払特約なし)」、ロードサービス「あり」、被害者救済費用「あり」。

・軽自動車(ホンダ・N-BOX)の場合

上の条件で計算すると「N-BOX」の「任意保険」は、初年度で月に4,400円です。ということで、1年で必要となる任意保険料は52,800円となります。

・トヨタ・プリウスの場合

「プリウス」の任意保険も「N-BOX」と同じ条件を使って計算しました。ということで、初年度で月に5,750円。1年では69,000円です。

ここでもやっぱり、プリウスの方が軽自動車(N-BOX)よりも16,200円高く、軽自動車の方がお得という結果になりました。

その他の細々とした維持費について

その他の細々として維持費についても、ボディが小さく車両本体価格の安い「軽自動車(ホンダ・N-BOX)」の方がお得なことが多いです。

バッテリーの交換費用が安い

バッテリー交換は、どちらも同じ条件に揃えるため、ネットショップの「Amazon」を使ってます。

・ホンダ・N-BOXの場合

N-BOXに付いてる純正のバッテリーサイズは「M-42R」です。Amazonでは、GS YUASA製の「ECO.R Revolution ER-M-42R/55B20R」が7,578円で売られてます。これに交換チケットの1,728円を合わせて購入すると合計額は9,306円(税込み)です。

さらにバッテリーの寿命を3年として計算すると、1年で必要となるバッテリーのコストは3,102円となります。

・トヨタ・プリウスの場合

プリウスのバッテリーには、車を走らせるための大きな「駆動用バッテリー」と、ナビやオーディオなどを動かす「補機バッテリー」の2つがあります。

「駆動用バッテリー」は10万キロ保証が付いていて、おそらく20万キロくらいまでは使えるはずですから、コストとしては計上しません。

これに対して「補機バッテリー」は、ガソリン車と同じで3年に1度の交換が必要です。

N-BOXと同じようにAmazonで検索すると、GS YUASA製の「ECO.R ENJ ENJ-355LN1」がプリウスに適合するバッテリーとして売られてます。価格は16,800円で、交換チケットの2,765円を合わせて購入すると19,565円(税込み)になります。

これを使用期間の3年で割ると、1年にかかるバッテリーのコストは6,522円(小数点以下四捨五入)です。N-BOXのバッテリーコストが1年で3,102円ですから、プリウスの方が2倍以上も高いことになります。

タイヤの交換費用が安い

タイヤ交換についても、どちらも同じ条件に揃えるため、ネットショップの「Amazon」を使って計算してます。

・ホンダ・N-BOXの場合

「N-BOX G Honda SENSING(FF)」の場合、標準ではじめから付いているタイヤのサイズは「155/65R14」です。タイヤの銘柄は、ブリジストンのスタンダードなエコタイヤ「NXTRY」を選択。

この条件でAmazonnを検索すると、1本3,164円になります。これを4本そろえると×4で12,656円。さらにタイヤ交換チケット4本分で6,480円。廃タイヤ処理費用を300円/1本、バルブ300円/1本として4本分にすると全部で2,400円になります。

ここまでの金額を足して合計すると21,536円。これをタイヤの平均的な使用年数3年で割ると、1年で必要となるタイヤのコストは7,179円(小数点以下四捨五入)です。

・トヨタ・プリウスの場合

「トヨタ・プリウス(FF)」の場合、標準ではじめから付いているタイヤのサイズは「215/45R17」です。タイヤの銘柄は、ブリジストンのスタンダードなエコタイヤ「NXTRY」を選択します。

この条件でAmazonnを検索すると、タイヤ1本の値段は11,000円です。これを4本そろえると×4で44,000円。さらにタイヤ交換チケット4本分で9,480円。廃タイヤ処理費用を300円/1本、バルブ300円/1本として4本分にすると全部で2,400円になります。

ここまでの金額を足して合計すると55,880円。これをタイヤの平均的な使用年数の「3年」で割ると、1年で必要となるタイヤのコストは18,627円(小数点以下四捨五入)です。

これに対して軽自動車「N-BOX」のタイヤコストは1年で7,179円ですから、実に11,448円も軽自動車の方が安いことになります。要するに軽自動車のタイヤコストはプリウスの4割以下ってことです。

軽自動車は、小回り性能が高い

その他に軽自動車ならではのメリットとして、「ボディが小さいおかげで小回り性能が高い」ってのがあります。

「ホンダ・N-BOX」で最小回転半径4.5m。これに対して「トヨタ・プリウス」の最小回転半径は5.1mです。プリウスもこのサイズの車としては優秀な数値ですが、N-BOXにはかないません。

単純にボディが小さいので狭い路地でも躊躇せずにスイスイと入っていけますし、狭い駐車場でも楽に停められます。縦列駐車も比較的カンタンです。基本的に日本の道路や住宅は小さめなんで、こういったのはかなりのアドバンテージです。

基本的に車両価格が高くなればなるほど、ボディサイズも大きくなる傾向にあるんで、「安くて小さな軽自動車はコスパが良い(お得!)」ってことになります。

プリウスの方が優れている点

ここまで、軽自動車(N-BOX)の方がプリウスよりコスパが高い理由について述べてきましたが、もちろん車両価格が高くボディサイズの大きなプリウスの方が優れている点は多いです。

ガソリン代が安い

プリウスは、日本が世界に誇るハイブリッドカーです。その最大の特徴はなんといっても「燃費性能」の高さにありますが、なんと小さく軽い軽自動車と比較してもぜんぜん負けてません。というか、逆にプリウスのほうが優れてます。

燃費の計算にはそれぞれの条件を揃えるため、年間の走行距離を1万キロ、ガソリン単価を140円/リットルとして設定。燃費性能はカタログ値(JC08モード)を使ってます。

ホンダ・N-BOX

「ホンダ・N-BOX G Honda SENSING(FF)」の燃費性能は、カタログ値で「27.0km/l(JC08モード)」です。

これを年間走行距離10,000kmをもとに、1年で消費するガソリンの量を求めると「370リッター(小数点以下四捨五入)」になります。

さらに現在のガソリン単価「140円/リットル」で乗算すると、1年で必要となる「N-BOX」のガソリン代は51,800円です。

トヨタ・プリウス

「トヨタ・プリウス E(FF)」の燃費性能は、カタログ値で「39.0km/l(JC08モード)」です。

これを年間走行距離10,000kmをもとに、1年で消費するガソリンの量を求めると「256リッター(小数点以下四捨五入)」になります。

さらに現在のガソリン単価「140円/リットル」で乗算すると、1年で必要となる「トヨタ・プリウス」のガソリン代は35,840円。

これに対して「ホンダ・N-BOX」のガソリン代は1年で51,800円ですから、実に15,960円もN-BOXの方が安いです。仮に5年間乗るとして計算すると、79800円。10年なら15,9600円もプリウスの方がお得になります。ただし、元々の車両価格差が113万以上もあるんで、この差を燃費性能の高さで取り戻すのはかなり難しいです。

車検の費用はちょっとだけプリウスの方が安い

「車検費用」は新車で購入する時には掛かりませんので、今回は初回の車検費用をその後の2年間の経費として計上してます。ただし、法定費用に含まれる「自賠責(強制)保険」は、すでに「自動車保険」のところで計算してますので今回は計上してません。

車検の基本料金については、それぞれディーラー系の公式サイトで料金が明示されているものを参考にしてます。それぞれのディーラーによって、洗車費用など細かい条件が違うんで大まかな比較として御覧ください。

軽自動車(ホンダ・N-BOX)の場合

「ホンダ・N-BOX」の場合は、「Honda Cars 千葉」の公式サイトを参考にしました。

車検の「基本料金」は19,980円。これに「保安確認検査料」8,640円。「代行手数料」9,720円。これに「車体下回り洗浄料」5,400円を加えた合計額は43,740円になります。

さらに法定費用として、「自動車重量税」6,600円と、「印紙代」1,100円を加えた合計額は7,700円です(「自賠責保険料」25,070円は、すでに自動車保険のところで計上しているのでここでは触れません)。

ということで「ホンダ・N-BOX」の車検時に必要となる費用は、全部あわせて51,440円となります。

トヨタ・プリウスの場合

「トヨタ・プリウス」の場合は、「ネッツ千葉」の公式サイトを参考にしました。

まず、「定期点検料」として21,492円。「完成検査料」として10,800円。代行手数料9,720円。これらを合計した車検の「基本料金」は42,012円です。

さらに法定費用として「自動車重量税」24,600円と、「印紙代」1,100円が掛かります。ただしプリウスの「自動車重量税」は「2回目の車検時」まで「エコカー減税」によって免除されるんで、初回車検時に掛かる法定費用は「印紙代」の1100円だけです(「自賠責保険料」25,830円は、すでに自動車保険のところで計上しているのでここでは触れません)。

ということで、これらを合計した43,112円が「プリウス」の車検費用となります。

これに対して、「ホンダ・N-BOX」の車検費用は51,440円でなんで、エコカー減税のおかげで2回目の車検までは「プリウス」の車検費用の方が安いです。といってもその差額は8,439円。2回目の車検までという縛りもあるんで、まあ、微妙なところだと思います。

オイル&オイルフィルターの交換費用

オイル&オイルフィルターの交換も、なるべく条件が同じになるように、どちらも正規ディーラーで、かつ公式サイトに価格を明示しているお店を使って計算しました。

オイル交換のタイミングは、半年で5,000km走行すると想定して、半年でオイルを交換を実施。さらにその半年後、1年でオイルとオイルフィルターを同時に交換するという流れです。

・ホンダ・N-BOXの場合

ホンダ・N-BOXの場合は、「Honda Cars 栗原」の公式サイトを参考にしてます。

オイルの銘柄は、「ホンダ純正オイル(LEO or GREEN)」を使用。半年のオイル交換で3,470円。さらにその半年後、1年でエンジンオイルとオイルフィルターを同時に交換して7,760円が掛かります。

ということで、1年で掛かるオイル関連のコストは11,230円(税込み)です。

・トヨタ・プリウスの場合

トヨタ・プリウスの場合は、「ネッツ千葉」の公式サイトを参考にして計算してます。

半年後のオイル交換で3,688円。さらにそこから半年経過した1年後、オイルとオイルフィルターを同時に交換して5,719円が掛かる計算です。

ということで1年で掛かるトータルのオイル関連コストは9,407円(税込み)になります。

意外なことにオイル関連の総コストは、精密機械の塊であるプリウスの方が安いんですねえ。

トヨタの正規ディーラーでは、オイルをまとめて購入することでお得になる「オイルのボトルキープサービス」をやっているところが多いです。このあたりのサービスを駆使すれば、さらにお安い価格でオイル交換ができそうです。

ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)