新型 ホンダ・ヴェゼル RS Honda SENSING(2WD)【口コミ・インプレッション】パフォーマンスダンパーを装着した歯切れの良い走り [DBA-RU1]

ホンダ・ヴェゼル RSのイメージ

今回の【口コミ・インプレッション】は「新型 ホンダ・ヴェゼル RS Honda SENSING(2WD)」。
2013年にフルモデルチェンジした、コンパクトサイズのクロスオーバーSUV(5ドア)です。

コンパクトカーベースのクロスオーバーSUVは、手頃なサイズ感とスタイリッシュな外観が受けて高い人気を維持するジャンル。個人的には、20年以上前に「日産シルビア」とか「ホンダ・プレリュード」が担っていた、スペシャリティカーのジャンルも含んでいるような気がします。

そんな国産コンパクト・クロスオーバーSUVの中で「ホンダ・ヴェゼル」は、最大の販売量を誇る人気の高いモデル。2016年までは全SUVの中でも一番人気でした。

ベースとなるプラットフォーム(基本骨格)は、フィットにも使われるコンパクトカー用新世代アーキテクチャー。高い運動性能と優れた安全性、エネルギー効率の高さを実現しています。

パワーユニットは、「1.5Lツインカムエンジン」と、「1.5Lツインカムエンジン+電気モーターによるハイブリッド」の二本立て。売れ筋はハイブリッドモデルですが、スタンダートなガソリンエンジンの完成度も高いです。

「RS」は2016年に追加されたスポーティグレード。専用エアロパーツに18インチアルミホイール、スポーティなパフォーマンスダンパーが組み合わされます。

ライバル車種は「マツダCX-3」 や「日産ジューク」といった国産コンパクトSUV勢。「トヨタC-HR」はプリウスベースなので、クラスが一つ上になります。

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「【口コミ・インプレッション】のまとめ」をどうぞ。

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外観

全長4340mmX全幅1790mmX全高1605mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2610mmとなります。

フロント

ホンダ・ヴェゼル RSのフロント

薄くワイドなフロントノーズに、RS専用フロントグリルとシャープなLEDヘッドライトを装備。リフトアップされたボディ、SUVらしさを強調すフロント・ロアガーニッシュ(ブラック)が相まって、歯切れの良い小気味良さがあります。

サイド

なだらかなルーフラインによって描かれた、クーペのように美しいサイドビュー。ボディサイドに刻まれたダイナミッなキャラクターライン。RS専用ボディ・ロアガーニッシュ(ブラック)や、18インチ大径アルミホイール、専用ドアミラー(ブラック)がスポーツ感を強調しています。

リア

グラマラスなヒップラインにワイド感を強調したリアコンビランプ。シングル出しエキゾースト・バイプ・フィニッシャーが装備され、躍動感あふれる若々しい後ろ姿。

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内装

上質なスウェード(ウルトラ・スウェード)とピアノブラック調パネル、メタリックパーツを組み合わせたシンプルで近未来的な室内。メーターナセルは、フィット系と同じ一眼メーター。視認性が高く、バランスの良いカッコよさもあります。

ナビゲーションモニターは、視線移動の少ないセンタークラスター上部に配置。エアコンはドライバー側に傾けられているものの、場所が低くく、操作ダイヤルが無いため少々使いにくい印象。

Aピラー(一番前の柱)の傾斜が強く、ボンネットフードに大きなうねりがあるため車両感覚はつかみにくいですが、ボディ自体が小さく先端やボディ端の予測はつきやすいです。

シート

フロントシートは、腰回りから太ももにかけてホールド性が高く、身体をしっかり支える構造。クッションのコシも適切で、長時間ドライブが苦になりません。

リアシートはルーフがなだらかに下降しているものの、実際の居住スペースに問題はありません。足元にも広々とした空間が確保され、大人二人で座っても十分快適です。ただし、シート表面にしなやかさが足りないため、長時間座っていると腰の場所をずらしたくなります。

荷室

フィットと同じ「センタータンクレイアウト」を採用しているため、ラゲッジルームの床面が低く容量自体も大きめ。背もたれを倒せば、ステーションワゴンのような使い方もできます。

静粛性

エンジンノイズがやや気になるものの、静粛性自体はクラス標準レベル。

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エンジンとミッション

1496cc・直列4気筒DOHCエンジンに、CVT(無段変速機)が組み合わされます。
エンジンは、131ps/6600rpmの最高出力と、15.8kgf・m/4600rpmの最大トルクを発揮。

車両重量1210kg。JC08モード燃費は、20.2km/l。

エンジン

1.5Lツインカムエンジンで前輪を駆動(FF)。自然吸気エンジンとしては実用域のトルクが厚く扱いやすいです。出足もスムーズで、1.2tあまりの軽量ボディを軽々と押し出します。

加減速を頻繁に繰り返すようなワイディングに持ち込んでも、小気味いい走りを披露。アクセル操作に対するレスポンスが素晴らしく、車との一体感が高いです。

トランスミッション

ベルトとプーリーの組み合わせによって無段階に変速するCVTを装備。擬似的なステップ制御を取り入れる事で、CVTのスムーズさを残しつつダイレクトなシフトフィールを実現。スポーティでメリハリのある運転が可能です。

乗り心地とハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪には車軸式サスペンションが装備されます。

乗り心地

装着タイヤは225/50R18。

軽量高剛性ボディにパフォーマンスダンパーが装備され、適度に引き締まったスポーティな乗り味を実現。

目地段差やジョイントでは路面の段差を拾いがちですが、不快に感じるほど引き締められてはいません。

専用ボディを持つクロスオーバーSUVとしては全高が低いため、高速域でも安定して直進。進路を乱されにくいです。

ハンドリング

軽快感あふれる素直なハンドリング。ドライバーの操舵に正確に反応して、イメージしたラインをキッチリと再現。スッキリとした歯切れの良さが心地いいです。

最小回転半径は5.5mと標準的なレベル。

その他

先進安全技術は最新の「Honda SENSING」を搭載。

このパッケージには予防安全技術として「衝突軽減ブレーキ(CMBS)」や「誤発進抑制機能」、車線からのはみ出しを抑制する「路外逸脱抑制機能」を。

運転支援技術として適切な距離を保持して追従する「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」や「車線維持支援システム(LKAS)」、「先行車発進お知らせ機能」といった機能を装備。

【口コミ・インプレッション】のまとめ

「新型 ホンダ・ヴェゼル RS Honda SENSING(2WD)」は、扱いやすいサイズ感と歯切れの良いキビキビとした走り。スタイリッシュな外観の割に広い室内と荷室を持ったクロスオーバーSUV(5ドア)。コンパクトクラスのSUVの中では最大の販売量を誇る人気モデルでもあります。

搭載される1.5Lツインカムエンジンは実用トルクが厚く、軽量なボディも相まって十分以上の力強さ。人気のあるのはハイブリッドモデルですが、コストパフォーマンスやバランスの良い走りを重視するガソリンエンジンで十分です。

「RS」グレードには、パフォーマンスダンパーやスタイリッシュなエアロパーツなどが装備され、ヴェゼルのスポーティなキャラクターをさらに強調しています。

「SUVに興味はあるが、狭い場所での取り回しが心配」とか、「スタイリッシュなクロスオーバーSUVで、スポーティな走りを楽しみたい」といった人にピッタリな車です。

新車価格

価格 | 2,475,000円(消費税込み)

中古車市場では

2017年式「新型 ホンダ・ヴェゼル RS Honda SENSING(2WD)」で220万円前後。2014年式「ホンダ・ヴェゼル S(2WD)」で190万円前後(2018年3月)。

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)