新型 ボルボ V40 D4 Momentum(2代目)【口コミ・インプレッション】マイナーチェンジによって内外装をアップデート [LDA-MD4204T]

ボルボ V40 D4 Momentumのフロント

今回の【口コミ・インプレッション】は「新型 ボルボ V40 D4 Momentum(2代目)」。
2012年にフルモデルチェンジ(日本市場は2013年)した、小型・5ドアハッチバックです。

初代V40は、三菱と共同で開発した4ドアセダン「S40」をベースにしたステーションワゴンです(三菱カリスマはその時開発されたV40の兄弟車)。

その後、しばらくのブランクを開けて開発された「2代目・V40」は、初代とは全くキャラクターが与えられ、スポーティな5ドアハッチバックとして生まれ変わりました。

比較的コンパクトなボディにスタイリッシュなデザイン、北欧ならではのモダンな内装デザインと高い安全性能が人気を呼び、今や日本市場で一番売れているボルボです。

この他には、スポーティな「R-Dsign」やクロスオーバーSUVタイプの「Cross Country」もラインナップ。

ライバルには、「フォルクスワーゲン・ゴルフ」を始めとして「アウディ・A3」や「メルセデス・ベンツ・Aクラス」、「BMW・1シリーズ」など強豪プレミアムコンパクト勢が揃います。

2016年にマイナーチェンジ。内外装の小変更と装備品およびグレード体系の見直しが行われました。

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「【口コミ・インプレッション】のまとめ」をどうぞ。

スポンサーリンク

外観

全長4370mmX全幅1800mmX全高1440mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2645mmとなります。

フロント

張りのある曲線で構成されたフロントノーズに、「トールハンマー」と呼ばれるT字型のLEDライナーを内蔵したヘッドライト。薄くワイドに広がるエアーインテークと、がっしりとしたグリル。スポーティでエレガントなフロントフェイスです。

サイド

リアエンドにかけて、なだらかに切れ上がるショルダーライン(サイドウィンドウ下端)。短く切り詰められたリアオーバーハング(後輪からボディ端までの長さ)、傾斜の強いAピラー(一番前の柱)から連続的につながるルーフ。クーペのようなスポーティで軽快感あふれるサイドビューを構成。まるで今から走り出そうとしている、短距離走ランナーのようです。

リア

特徴的なL字型リアコンビランプと、強く傾斜したリアウィンドウ。ダイナミックなリアディフューザーに、デュアル・エキゾースト・パイプフィニッシャーをレイアウト。小気味いいスポーティな雰囲気を感じさせます。

スポンサーリンク

内装

ボルボ V40 D4 Momentumの内装

独特のセンスで仕上げられたセンタークラスター(木目)にさらっとした肌触りの樹脂。鈍く輝くメタリックパーツ、本皮素材などが組み合わされた、モダン家具のようにシンプルで美しい内装デザイン。

ナビゲーションモニターはセンタークラスター最上段にレイアウトされるため、視認性が良く視線移動も少なくてすみます。メーターナセルは、大きな一眼メーターに補助モニターが複雑に組み合わされたカッコいいデザイン。エアコンは操作性の高いダイヤル式。

シート

ボルボ V40 D4 Momentumのシート

フロントシートは肩まわりから包み込むように支える大柄なシート。柔軟性の高い表皮にストロークのたっぷりとしたクッションが組み合わされ、いわゆる癒し系の座り心地です。

リアシートは、身体のラインにそって適度なくぼみのあるホールド性の高いシート。ルーフがなだらかに下降しているため、頭上空間にはやや窮屈感があるものの、足元のスペースは十分。大人二人での長距離移動も可能です。

荷室

スタイリッシュな外観の割に、荷室スペースは広め(335L)。家族4人であれば、2泊3日旅行も余裕です。背もたれを倒せば、ステーションワゴンのような使い方もできます。

静粛性

アイドリング時に小さなノッキング音を発生するものの、気になるレベルではありません。一旦走り出せばさらに静粛性が増していきます。

スポンサーリンク

エンジンとミッション

1968cc・直列4気筒DOHCディーゼルターボエンジンに、8速ATが組み合わされます。
エンジンは、190ps/4250rpmの最高出力と、40.8kgf・m/1750-2500rpmの最大トルクを発揮。

車両重量1540kg。JC08モード燃費は、20.0km/l。

エンジン

2.0Lディーゼルエンジンで前輪を駆動(FF)。ごく低速域からぶ厚いトルクを発生して、1.5tあまりのボディを力強くグイグイと加速。アクセルに軽く足を乗せるだけで、思いのままに走ることができます。

車重を考えると有り余るほどのパワーですが、扱いづらさはありません。アクセル操作に対するレスポンスも素晴らしく、スムーズかつ自然な加速で気持ちよく走れます。

トランスミッション

トルコン式の8速AT(アイシン製)を装備。ぶ厚い低速トルクを活かして、低回転を保ちながらリズミカルにシフトアップ。スムーズで力強い加速感を生み出します。

乗り心地とハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはマルチリンク式サスペンションが装備されます。

乗り心地

装着タイヤは205/55R17。

アルミ材と高張力鋼板を組み合わせた軽量高剛性ボディに、ストローク感のあるしなやかなサスが組み合わされ、しなやかで上質な乗り味。

目地段差やジョイントでは、不快な衝撃をまろやかにいなします。安定感も高くフラットな姿勢を維持して直進。わだちや横風でも挙動を乱しにくいです。

ハンドリング

コーナリング中にトルクを内輪から外輪へと配分して安定感を高める「コーナー・トラクション・コントロール」を装備。穏やかで自然なステアリングフィールを身に着けています。

操舵に対する反応も正確で、ドライバーのイメージしたラインを外しにくい。車との一体感が高く、運転が楽しいです。

最小回転半径は5.2mと小さく、狭い場所での切り返しがやりやすいです。

その他

先進安全技術は最新の「INTELLI SAFE」を搭載。

予防安全技術として「追突回避・軽減フルオートブレーキ・システム」や死角内の車輌を検知・警告する「ブラインドスポット・インフォメーション・システム」、後方の左右十字方向から近づく車輌を検知・警告する「クロス・トラフィック・アラート」といった機能を。

運転支援技術として前車に一定の距離をあけて追従する「アダプティブ・クルーズ・コントロール(全車速追従機能付き)」や車線逸脱を警告・維持支援する「LKA(レーン・キーピング・エイド)」、居眠り運転や注意力低下を検知・警告する「DAC(ドライバー・アラート・コントロール)」といった機能を装備しています。

【口コミ・インプレッション】のまとめ

「ボルボ V40 D4 Momentum」は、クーペライクなカッコいい外観とコンパクトなボディ、パワフルなディーゼルエンジンを組み合わせた5ドアハッチバック。しなやかなで快適な乗り味や素直なハンドリングも魅力です。

「使い勝手の良い5ドアハッチバックを探していて、モダンで上質な北欧デザインが好き」という人や、「次の車は安全性能や燃費性能を重視したいが、余裕のある走りも捨てられない」といった人にピッタリな車です。

中古車市場では

2017年式「ボルボ V40 D4 Momentum(2代目)」で250〜300万円。2013年式「ボルボ V40 T4 SE」で150万円前後(2018年3月現在)。

価格

価格 | 4,090,000円(消費税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)