新型 スバル ステラ カスタム RS スマートアシスト(3代目)【評価レビュー】キビキビとした力強い走りと、いかつい外観 [DBA-LA150F]

今回の【評価レビュー】は「新型 スバル ステラ カスタム RS スマートアシスト(3代目)」を試乗レポート。
2014年にフルモデルチェンジした、軽自動車ハイト系ワゴン(5ドアハッチバック)です。

ベースとなるボディは「ダイハツ・ムーブ・カスタム」とほぼ同じで、ブランドやモデル名を表すバッジ類のみが異なります。ダイハツ工場で生産されスバル系ディーラーで販売する、「OEM供給車」というやつです。

スポーティなエアロパーツで飾られた「カスタム」と、標準ボディを用意。標準ボディに比べてカスタムは、ちょっと「いかつい」印象です。

2017年にはマイナーチェンジが行われ、内外装の見直しとともに内容のブラッシュアップが実施されています。

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「試乗評価のまとめ」をどうぞ。

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外観

全長3395mmX全幅1475mmX全高1630mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2455mmとなります。

マイナーチェンジによって、外観の印象が大きく変わっています。

フロント

直線で構成されたフロントフェイスに角型LEDヘッドライト、クロムメッキによる帯状のグリル。フロントバンパーに大きく開けられたエアインテークが相まって、重厚感あふれる「いかつい」イメージ。

ちょっと前までは高級車にしか用意されていなかった、先進装備「LEDデイライト」も装備されます。

サイド

短いノーズに大きなキャビン(居住空間)。肉付きの良いフェンダーが組み合わされ、力強くも凝縮感のあるサイドビューを構成。

N-BOXやタントなど、スーパーハイト系ワゴンが登場したことによって、これくらいのサイズ感が一番バランス良くみえます。

リア

がっしりとした四角いリアセクションに、L字型リアコンビランプ(クリアタイプ)をレイアウト。リアフェンダーと連続的な継りが持たされ、力強くマッチョな印象です。

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内装

しっとりとした質感の樹脂にピアノブラックパネル、メッキパーツが組み合わされた上質な室内。水平を基調としたカッコいいデザインで、質感は軽自動車レベルを超えています。

各種小物入れやUSB端子など便利装備も豊富に用意され、細々とした荷物の嵩張る子育て世代に喜ばれそうです。

シート

前席には、座面がベンチシートタイプ、シートバックが独立タイプとなるワイドなシートを装備。足元には広々とした空間が拡がり、左右でウォークスルーも可能です。

後席には、しっかりとしたサイズの座面が装備されるものの、シートバックの高さが低く、クッションの厚さも足りません。

ただ、頭上、足元空間ともにLクラスセダンなみのサイズがあり、大人二人で座っても十分なゆとりがありますから、長距離(30km)程度の移動であれば問題ありません。

荷室

荷室スペースは非常にミニマムで、手荷物とか買い物袋程度しか置けません。ただし、リアシートをスライドさせたり、シートバックを倒すことで荷室容量を拡大することができますので、実用上の問題は無いでしょう。

静粛性

ダウンサイジングターボによって、エンジン回転が低く抑えられているため、軽自動車にしては静かです。

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エンジンとミッション

658cc・直列3気筒DOHCターボエンジンに、CVT(無段変速)が組み合わされます。
エンジンは、64ps/6400rpmの最高出力と、9.4kgf・m/3200rpmの最大トルクを発揮。

車両重量850kg。JC08モード燃費は、27.4km/l。

エンジン

658ccのツインカムターボで前輪を駆動。低速からしっかりとしたトルクを発生する力強いエンジン。よく制御されたCVTと相まって、街中から中速域までキビキビとした元気な走りを見せます。

トランスミッション

ベルトとプーリーによって連続的に変速するCVTを装備。アクセルの踏み込み量に応じて、自然に車速が上昇するセッティング。CVTならではの違和感は最小限に抑えられています。

乗り心地とハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはトーションビーム式サスペンションが装備されます。

乗り心地

165/55R15という扁平率の低いタイヤを装備。やや引き締まった印象のスポーティな乗り味です。

目地段差や橋脚ジョイントでは、路面の衝撃を素直に車内に伝えますが、スポーティな乗り味が好きなら気にならないレベルです。

ハイト系ワゴンとしては高速域でも安定しており、直進安定性もまずまずです。

ハンドリング

キビキビとしたスポーティなハンドリング。操舵に対するリニアな反応が気持ち良いです。

最小回転半径は4.4mと小さく、小さなボディと相まって狭い路地でも簡単に切り返すことができます。

その他

先進安全技術はスバル系の「EyeSight」ではなく、ダイハツ系の「スマートアシスト」を装備。マイナーチェンジによって「衝突被害軽減ブレーキ」に歩行者検知機能が追加されています。

【評価レビュー】のまとめ

マイナーチェンジによって外観デザインがリファインされ、より上質でカッコいいスタイリングとなりました。

キビキビとした足回りにトルクフルなターボエンジン、自然な制御感を持つCVTが組み合わされ、走りもいたって上質で違和感はありません。

スーパーハイト系ほどではありませんが、室内には十分なスペースが確保されており、適度な余裕が嬉しいです。

「通勤や通学に使う元気な車を探している若者」とか、「適度に広い室内をもった、カッコいい軽自動車を探している子育て世代」にピッタリな車です。

中古車市場では

2017年式「スバル ステラ カスタム R スマートアシスト」で140万円前後。2014年式で100万円前後となります(2017年12月現在)。

価格

価格 | 1,625,400円(消費税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)