年会費を支払う事で、無料でロードサービスを提供してくれる団体は、なにもJAFだけではありません。
日本ロードサービス株式会社、通称「JRS」は、JAFと同じように年会費を支払う事で、いくつかのロードサービスを無料で受ける事ができます。
「JRS Card」の入会費と年会費
JRSの中には、色々な会員制のロードサービスコースが設定されています。そのなかでも、JAFの内容に比較的近いコースが、「JRS Card」です。
この「JRS Card」の年会費は、JAFと比べて大幅に安い1,800円に設定されています。しかも、入会金は0円という事ですから驚いてしまいますね。
これに対してJAFの場合は、各種割引を利用しない場合、入会金2,000円と、年会費4,000円が必要になります。初年度であれば、その差は4,200円。次年次以降も、2,200円の差が毎年生じることになります。
参考:ロードサービスだけじゃない!JAFのお得な割引と特典【お得情報】
JRSとJAFの無料ロードサービスを比較
いくら年会費が安いからといっても、サービス内容が貧弱では意味がありません。そこで、JRSとJAFの無料ロードサービスを比較してみました。
JRSでは、次の5つのメニューが無料で提供されています。
- レッカーサービス
- 鍵開け
- バッテリージャンピング
- ガス欠
- スペアタイヤ交換
15kmまで無料。
JAFの場合:15kmまで無料(以降1kmごとに720円)
キー閉じ込みの解錠作業。
JAFの場合:無料
バッテリー上がりに対して、ケーブルを接続してエンジンをスタートさせます。
JAFの場合:無料
ガス欠の場合、現場で給油を行います。※別途燃料代がかかります。
JAFの場合:無料
タイヤがパンクした場合、車載のスペアタイヤと交換します。
JAFの場合:無料
- レンタカーサービス
- 緊急宿泊サポート
- 帰宅費用サポート
- メッセージサービス
加えて、次の4つのアフターフォローも合わせて受けることが可能です。
レンタカーを手配。無料で5時間までの利用ができます。
事故や故障による宿泊費を当日1泊15,000円まで負担します。
事故や故障により、自宅まで帰るための費用を当日20,000円まで負担します。※公共交通機関に限る。
ご家族、会社、保険会社への連絡を代行します。
これに対してJAFでは、以下のロードサービスも無料となります。
- 一般道での脱輪
- パンク応急修理
このように、実際のサービス内容にはそれほど大きな差はありません。ただし、JAFの場合は、各種割引制度や家族会員割引、全国の施設で受けられる色々な特典があります。
家族何人かで会員になったり、さらにこういった特典を積極的に利用する場合は、JAF会員でも結構お得になります。
参考:ロードサービスだけじゃない!JAFのお得な割引と特典【お得情報】
そのため、ロードサービスの利用頻度や、会員特典の好みによって、自分にどちらの会員が向いているかしっかり考慮してから加入するのがお得な利用法となります。