年々高性能化するナビゲーションやカーオーディオですが、それに対して純正のベーシックなオーディオは、コストが重視されるため性能もそれなりです。
新車を購入する時は支払総額を下げるため、そういったオーディオやスピーカーを装着することもあります。
ベーシックなグレードで充分という人はそれで良いのですが、中にはしばらく乗っていると除々に不満が出て交換したくなる人もいるでしょう。そういった場合は、カー用品店やディーラーでグレードの高いオーディオを購入するしかありません。
といっても、ディーラーやカーショップのオーディオは高価です。
それに対してネットショップではかなり割安な価格で販売されている事があります。といっても、素人が取り付けるのはちょっと敷居が高いですね。そこで、取り付けだけは専門の業者に依頼することになりますが、結局コストが高くなったり、信頼度やアフターサービスに不安があったりと、トータルで考えるとどちらが良かったのか分からなくなります。
簡単に取り付けられるトレードインタイプ
そんな時にオススメなのが、トレードインタイプのナビゲーションやオーディオです。
トレードインタイプは、製造された段階ですでに個別車種へのフィッティングが充分考えられています。車種ごとに必要となる配線や金具、ダッシュボードの隙間にピッタリと合わすためのフレームやパネルなどが一式になっていますので、素人であっても比較的簡単に取り付けることができます。
大切な愛車に穴を開けたり、フィッティングで頭を悩ましたり、取り付けパーツを探して走り回る必要もありません。
車とオーディオの橋渡し「トレードインキット」
ただし、希少車種や外車など、トレードインタプのオーディオが用意されていない事もあります。
そういった場合はちょっと難易度が上がりますが、カーオーディオを取り付けるための「トレードインキット」がオススメです。
これは、車種とオーディオの間に入ってフィッティングを助けるためのキットです。キットにはフィッティングのためのパネルや金具、オーディオを取り付けるための配線がひとまとめになっています。
スピーカーにも「トレードインタイプ」がある
将来的にスピーカーのグレードアップを考えている場合は、それに対応したオーディオを始めから購入しておいた方がいいでしょう。
スピーカー自体にも、車種ごとにフィッティングが考えられた「トレードインタイプ」のスピーカーがありますので、これを使うと便利です。
まず、ちょっとだけ音をよくしてみたいという場合は、オーディオユニットを交換する前に、スピーカーだけの交換をオススメします。
純正スピーカーは性能が低いため、オーディオ本来の性能を出し切れていない事があります。そのため、ちょっとグレードの良いスピーカーを装備してやるだけで、劇的に音質が向上するのです。
スピーカーのグレードをちょっと上げるだけなら、1万円もあれば充分でしょう。それでも不満がある場合は、そこで初めてオーディオ自体を購入すれば良いのです。
ただし、一度購入したスピーカーを再び取り替えるのは、ちょっともったいないですね。そのため、取り付けの前にショップやディーラーで充分相談しておく事も大切です。大きなショップであれば、視聴ルームを設置している事もあります。できれば事前の視聴も併せて行いましょう。