4代目 トヨタ ターセル VZ【旧型レポート】先進的なスタイリングと軽快で楽しい走り [E-EL43]

今回の旧型レポートは「トヨタ ターセル VZ」です。
この4代目トヨタ・ターセルは、1990年にデビューしたコンパクトな3ドアハッチバックです。

カローラのプラットフォームを使って作られており、アメリカ市場では低価格を武器にしたエントリーカーとして高い人気を得ていました。

兄弟車にはコルサ、カローラⅡがあります。

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外観

全長3930mmX全幅1645mmX全高1365mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2380mmとなります。

旧型の野暮ったいスタイリングから一転して、モダンでスタイリッシュなデザインへと変貌しています。

ターセルにはこの3ドアハッチバックの他に、4ドアセダンも用意されていますが、普段あまり人を乗せる機会がないという人には、使い勝手の良い3ドアハッチバックの方がオススメです。

フロント

低められたノーズに角型のヘッドライトが装備され、スポーティでモダンな印象です。この後続々と登場してくる欧州コンパクトハッチのトレンドを、いち早く取り入れた先進的なスタイリングといえます。

サイド

現代的なトライアングル型のシルエットに、短いホイールベースが組み合わされ、モダンで快活な印象を与えています。

リア

このリアエンドの処理は、当時ほかに類を見ないかっこいいスタイリングを実現しています。

ぎゅっと絞り込まれたようなルーフトップ、ぐっと大地を踏みしめるように張り出したボディ、低い位置に細長く広がるようにレイアウトされたリアコンビランプが相まって、塊感のある力強さが訴求されています。

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内装

質感の高い樹脂が使われた、シンプルで嫌味のないインテリア空間です。大型の2眼メーターが装備され、使い勝手も良好です。

シート

もこもことしたデザインの座り心地の良さそうなシートが装備されます。この当時の日本の大衆車はどれもシートがいまいちでしたが、このターセルのシートも長く座っていると疲れてきます。

リアシートのスペースは狭く、シートも小さいので長時間の使用には耐えられません。

荷室

荷室の容量はハッチバックとしては標準的なものです。開口部が大きく開くため使い勝手は良好です。

静粛性

低価格な大衆車ですから、ある程度のロードノイズや風切音は仕方ありません。

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エンジンとミッション

1496ccの直列4気筒DOHCエンジンに、4速ATが組み合わされます。
エンジンは、115ps/6600rpmの最高出力と、13.8kgf・m/4000rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量は950kgで、10モード/10・15モード燃費は、12.8km/lとなります。

エンジン

搭載される1.5Lのツインカムエンジンは、軽量なボディと組み合わされることでキビキビとした俊敏な走りが可能です。

トランスミッション

若干高回転型のエンジンを上手く補って、スムーズかつパワフルに変速します。トヨタのATは昔からこういった制御を得意としています。

足回りとハンドリング

前輪にストラット式サスペンション、後輪にはトレーリングツイストビーム式サスペンションが装備され、前後ともにスタビライザーで強化されています。

足回り

欧州車的雰囲気を持つダイレクトかつしなやかな乗り味です。段差では大衆車らしく素直に衝撃を伝えますが、不快な印象はありません。

ハンドリング

素直な特性をもつ気持ちいいステアリングフィールです。ドライバーの意図をダイレクトに路面に伝えることができます。現代の低価格エントリーカーのような、電動パワステによる違和感もありません。

評価のまとめ

ターセルにはこの3ドアハッチバックの他に4ドアセダンがありますが、車にあまり人を乗せることは無いという人には、大きなハッチバックが備わるこの3ドアハッチバックの方がオススメです。

価格の割にしっかりと作り込まれたボディと足回りによって、同クラス他車には無い走りの楽しみがあります。またボディが軽量なため、1.5Lのツインカムエンジンでも十分に快活な走りが楽しめます。

控えめながら個性的でスタイリッシュなボディもこの3ドアハッチバックの大きな魅力です。今ではあまり見る事は無くなりましたが、もし路上で運良く見かけることがあったら、そのスポーティなリアビューをじっくりと堪能してみてください。

価格

新車当時の価格 | 1,476,000円

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)