インフィニティ Q45 Lパッケージ【旧型レポート】 日本ならではの高級車を目指した意欲作[E-G50]

今回は「インフィニティ Q45 Lパッケージ」を旧型レポートします。
このインフィニティQ45は、1989年にデビューしたLクラスの高級サルーンです。

円高による北米市場の売上減少を予想した当時の日産自動車は、より付加価値の高いプレミアムカー市場に新たな活路を見出すため、急遽「インフィニティ」という高級ブランドを設立しました。

この「インフィニティQ45」はそのインフィニティで販売するため開発されたフラッグシップカーです。

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外観

全長5090mmX全幅1825mmX全高1435mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2880mmとなります。

フロント

特徴的なグリルレスマスクに、七宝焼による唐草模様のインフィニティエンブレムがレイアウトされています。デザインコンセプトは「ジャパン・オリジナル」という事で、デザイナーの強い拘りが感じられます。

このフロントマスクは前年に発売された「VWパサート」とそっくりですが、1年程度でコピーできるはずはありませんので単なる偶然でしょう。

この意欲的なグリルレス顔は顧客に評判が悪かったとみえ、4年後のマイナーチェンジでありふれたグリル付きマスクに変更されています。

サイド

ロングホイールベースに端正なシルエットのボディ、大きなキャビンが組み合わされ、威風堂々とした佇まいです。

リア

ハイデッキ化されたトランク後端をスパッと切り落としたリアエンドに、薄く横に長いリアコンビランプが組み合わされます。高級感の中にもスポーティな軽快感を感じさせます。

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内装

インパネ周りには、高級車にお約束のアイテムである木目パネルは使われず、日本のイメージを前面に打ち出した「漆塗りパネル」が装備されます。

ドライバーズオリエンテッドな内装に、大きな2眼メーターが組み合わされ使い勝手も良好です。

シート

たっぷりとしたサイズのシートに上質な本革が貼り付けられています。高級車らしいしっかりとしたコシに加えてゆったりとしたサイドサポートも装備され、長時間座っていても疲れることはありません。

リアシートにも前席同様、大人がゆったり座れるだけの十分なスペースが確保されています。サイズもたっぷりとしており快適な座り心地です。

荷室

巨大なボディを活かして、広々とした荷室が確保されています。大人4人で2泊3日旅行程度なら十分にこなすことができます。

静粛性

風切音、ロードノイズともにしっかりと遮音されており、プレミアムカーにふさわしい快適な室内空間を味わうことができます。

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エンジンとミッション

4494ccのV型8気筒DOHCエンジンに、4速ATが組み合わされます。
エンジンは、280ps/6000rpmの最高出力と、40.8kgf・m/4000rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量は1780kgで、10モード/10・15モード燃費は、6.0km/lとなります。

エンジン

プレミアムカーにふさわしい上質でパワフルなV8エンジンが搭載されています。低速域からたっぷりとしたトルクを発揮するため、重いボディを持て余してもたもたする事はありません。合流地点や上りの急な登坂路など、あらゆるシーンで流れをリードした力強い走りが可能です。

トランスミッション

インフィニティといえども20年以上前は4速ATだったんですね。現在の高級サルーンに搭載される多段化されたATと比べると流石に見劣りしてしまいます。

しかし、古いアメリカ車をみれば分かるように、トルクの大きなエンジンなら3速ATでも十分力強い走りが可能です。トランスミッション自体の完成度も高く、たっぷりとした低速トルクのあるエンジンと組み合わされスムーズで上質な変速を行います。

足回りとハンドリング

前後ともにアルチリンク式サスペンションが装備されています。

足回り

セルシオと比較すると若干引き締められた足回りが与えられています。しっかりしたボディと、コストの掛かった上質なサスのお陰で、段差の衝撃は見事に遮断されます。

ハンドリング

高級車といってもこのインフィニティQ45は、走りの楽しいドライバーズカーとして開発されています。そのため大きく重いボディの割に、キビキビとした俊敏な走りが可能です。

評価のまとめ

トヨタ自動車では円高の影響をいち早く予想しており、セルシオの開発に8年ものたっぷりとした時間を掛ける事ができました。そのおかげもあって、「どの層に向けてセルシオを売れば上手くいくのか」というコンセプト作りがしっかりと出来上がっていました。

後は、その方向性に合わせて愚直に車づくりをしていくだけですから、セルシオが北米市場で大ヒットとなるのも頷けます。

これに対してこの「インフィニティQ45」は、開発期間に3年程度のわずかな時間しか与えられていません。そのため、顧客の求めるニーズと僅かに乖離が生じ、市場でも思った程の成果を得ることができませんでした。

ただ車自体の完成度は非常に高く、ドライバビリティに優れたフィールや七宝焼など日本の伝統技術を巧みに使ったディティールなど、魅力的な特徴にあふれています。

価格

新車当時の価格 | 5,640,000円

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)