トヨタ パッソ X Lパッケージ(2代目)【旧型レポート】軽自動車以上、コンパクトカー未満 [DBA-KGC30]

今回の旧型レポートは「トヨタ パッソ X Lパッケージ(2代目)」。
2010年から2016年に渡って製造販売されていた、コンパクトな5ドア・ハッチバックです。

モデル末期にも好調な販売を維持していた初代パッソのコンセプトをそのまま継承し、同じプラットフォーム(車台)を使いながらもさらに使いやすい車へと完成度を高めています。

開発は主にダイハツが中心になって行い、ダイハツから販売される時は「ダイハツ・ブーン」の名称が使われていました。

開発メンバーの中心は女性で、女性ならでは視点で細やかな車作りが行われています。

スポンサーリンク

外観

全長3640mmX全幅1665mmX全高1535mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2440mmとなります。

シンプルな形状のハッチバックボディ。単調に成りがちな大きなパネル面や角に緩やかな曲線処理が施され、クラス以上の上質感を感じさせます。

フロント

がっしりとした短いノーズに、愛嬌のあるヘッドライトが組み合わされます。強烈な個性はありませんが、優しい印象のフロントフェイスです。

サイド

短いノーズに大きなキャビン、極端に切り詰められた前後オーバーハング。軽自動車のようなプロポーションです。ただし、細かなディティールが巧みに施され、シンプルな中にも上質感があります。

リア

緩やかな曲線を描くリアエンドに、リアウィンドウとリアコンビランプが巧みに重ね合わされ、面白いリズム感を産んでいます。力強く張り出したリアフェンダーと相まって、どっしりとした重厚感を感じさせます。

スポンサーリンク

内装

樹脂の質感をそのまま活かしたシンプルな内装。嫌味なく無難にまとまっていますが、もうひと工夫、ポップな色使いなどの遊び心が欲しいところです。

日常的な使い勝手を良くするため、各種小物入れやコンビニフックなど、痒い所に手の届く様々な工夫が施されています。

シート

フロントシートには、ゆったりとしたベンチシートが装備されます。体圧が集中しがちですが、中距離(30km)程度の移動であれば問題ありません。

リアシートは、シートバックの高さがやや足りませんが、足元、頭上空間には大人が座るだけの十分なスペースが確保されています。

荷室

このサイズのコンパクトカーとしては、前後長のある十分な荷室スペースが確保されています。家族4人であれば、2泊3日旅行も可能です。

静粛性

3気筒エンジン独特の透過音が発生しますが、気になるほどではありません。

スポンサーリンク

エンジンとミッション

996ccの直列3気とDOHCエンジンに、CVT(無段変速機)が組み合わされます。
エンジンは、69ps/6000rpmの最高出力と、9.4kgf・m/3600rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量910kg。10モード/10・15モード燃費は、20.8km/lとなります。

エンジン

1.0Lの3気筒エンジンで前輪を駆動。3気筒ならでなのノイズとバイブレーションがありますが、気になるほどではありません。低速からフラットなトルクを発生する、扱いやすいエンジンです。アクセルの踏み始めからしっかりとトルクが湧き上がり、街中など日常領域でもたつく事はありません。

トランスミッション

日常領域であれば特に不快な印象はありません。スムーズなトランスミッションです。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはトーションビーム式サスペンションが装備されます。

足回り

ふわふわとした柔らかなセッティングの足回りです。短距離(10km)程度であれば快適に移動する事ができます。ただ、長距離ドイライブではこの芯の無い柔らかさが気になって、徐々に疲れてしまいます。

ハンドリング

操舵感の乏しい曖昧なステアリングフィール。タイヤがどっちに向いているか分かりにくいため、常に修正舵をあてることになります。スムーズな運転が難しく、長距離ドライブでは疲れてしまいます。

軽自動車並の最小回転半径を持ち、狭い路地でもクルリと切り返すことができます。

評価のまとめ

ダイハツが軽自動車の開発技術を結集して開発した、ヴィッツよりも少し小さいサイズのコンパクトカーです。

ただ、コンパクトカーとの住み分けのため、ちょっと走行安定性や乗り心地に貧弱なところがあります。そのため、どんどんコンパクトカーの質感に近づいている最近の軽自動車と比較すると、物足りなさを感じてしまうのも事実です。

IQのように「サイズは小さいのに、びっくりする位しっかりとした車作りが行われている」というのが理想ですが、それではヴィッツの影が薄れてしまいますから、致し方ありませんね。

「コンパクトカーよりは小さな車が欲しいが、軽自動車では物足りない」という人や、「軽自動車からコンパクトカーに乗り換えようかな」と考えている人にぴったりな一台です。

価格

新車当時の価格 | 1,200,000円(消費税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)