大切な車をキレイに保つためには、屋根付きのガレージに保管するのが一番です。
といっても普通の人の場合、自宅の庭に駐車するか、アパートの青空駐車場に停めるといったパターンがほとんどでしょう。
そんな青空駐車派の人の強い味方がボディカバーです。ボディカバーは防水加工が施された頑丈なナイロン地の裏側に、ボディを傷つけないように優しい素材が貼り合わされています。
このボディカバーを車にかぶせることで、雨や埃、鳥の糞、紫外線といった「青空駐車の大敵」から、デリケートな車の塗装を保護する効果が期待できます。
ただし、使い方を間違えると大切な車のボディをかえって傷つけてしまう事があります。そこで今回は、この「ボディカバー」の正しい使い方について解説したいと思います。
ボディカバーの掛け方
車にボディカバーを掛ける時は、まず車をしっかりと洗車してボディ表面の汚れや埃を洗い流してください。
ボディに汚れや埃が残っていると、小さな風でボディカバーが動いてしまい、ボディ表面に小さな擦り傷を沢山作ってしまう事になります。
ボディカバーが濡れた時は
ボディカバーが雨や雪で濡れた時はそのまま放置せず、晴れた日にボディカバーを外してしっかりと乾燥させてください。
ボディカバー自体は防水加工が施されていますが、雨水を吸った地面から蒸気が立ち上りボディカバー内側に湿気を充満させています。
このまま放置するとボディカバーだけではなく、愛車の中にも湿気が入り込み、車内にカビと雑菌を発生させる事になります。
こうなると専門の業者にクリーニングを依頼するしかありません。愛車をキレイに保とうと考えてわざわざボディカバーを掛けたのに、カビを繁殖させたのでは元も子もありません。
ボディカバー収納の仕方
ボディカバーを片付ける時にもちょっとした心配りが必要です。ボディカバーを使っていると表面には汚れや埃が付着しています。収納する度にキレイに洗って乾燥すれば一番ですが、なかなか忙しい人の場合そこまで手をかける事はできませんね。
しかし汚れたボディカバーを無造作に畳んでしまえば、次に使う時、裏地にも汚れが広がり大切なボディを汚したり傷つけることになります。
そこでボディカバーを収納する時は、まず汚れた表面同士を重ね合わせるように内側に折り込みます。すると後はキレイな裏地だけが露出していますので、そのまま折りたたむだけで表面の汚れを裏地に付けることはありません。