新型 スズキ スイフト HYBRID(4代目)【試乗評価】しっかりと磨き込まれた基本性能 [DAA-ZC53S]

今回は「新型 スズキ スイフト HYBRID ML」を試乗レポートいたします。
スズキ・スイフトは、2017年のモデルチェンジで4代目となったコンパクト・ハッチバックです。

ガソリン車に加えて、マイルドハイブリッド車もラインナップされています。

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外観

全長3840mmX全幅1695mmX全高1500mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2450mmとなります。

モデルチェンジの度に拡大されるライバル他車を尻目に、4代目スイフトの全長は10mmダウンサイジングされています。

先代までのスイフトらしさをしっかりと継承しながらも、欧州車的トレンドをミックスした新しいイメージを構築しています。

フロント

新形状の多角形ヘッドライトに、フローティング・シングルグリルが組み合わされ、モダンでスポーティな印象です。

サイド

スイフトのアイキャッチとなるフローティングルーフに極太のCピラーが組み合わされ、しっかりとスイフトらしさが表現されています。

全長が僅かに短くなったにも関わらず、キャビンスペースは前後に拡大されているため、相対的に伸びやかな印象を受けます。

先代スイフトのCピラーはルーフと繋がったデザインでしたが、4代目スイフトでは完全にルーフとピラーが分離しています。

リア

小さく絞り込まれたキャビンが印象的なスポーティで小気味いいリアエンドです。先代の扇形リアコンビランプから、多角形のかっちりとしたデザインに変更されています。

コストの安いコンパクトカーは、多くの場合プレス代を安くあげるため、シンプルでそっけないボディパネルが使われます。ところがこの4代目スイフトはボディパネルに抑揚のある表情がしっかりと与えられ、欧州コンパクトカーのような質感を備えています。

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内装

ボディ構造の全面的な見直しにより、室内の前後長が拡大されています。

コンパクトカーとしては標準的な質感の内装ですが、緻密で細やかなデザインが施されており、ワンクラス上のスポーティ雰囲気があります。

大型2眼メーターに今流行りの砲弾型メーターフードが組み合わされ、視認性と使い勝手ともに良好です。

スイフトらしさを表現するため、Cピラー(前から3番目の柱)が極端に太く、斜め後方の視界はいまひとつです。

シート

フロントシートはサイズに少し余裕のある形状ながら、腰回りには適度なサポート感があり、長時間の運転でも腰が痛くなるようなことはありません。クッションの硬さも適当で、しまりのある快適な座り心地です。

後席空間は、先代から10mmほど前後長が拡大されているため、成人男性がなんとか座れるスペースが確保されています。前席の下につま先を滑り込ませることができるため、窮屈な思いをすることもありません。

荷室

先代モデルに較べて荷室前後長が75mm拡大されています。二人で1泊旅行くらいなら十分こなすことができます。

加えて分割可倒式のシートバックにより、荷室スペースをさらに拡大することも可能です。

静粛性

コンパクト・ハッチバックとして標準的な静粛性能を備えています。

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エンジンとミッション

1242cc直列4気筒DOHCエンジン+電気モーターに、CVT(無段変速機)が組み合わされます。
エンジンは、91ps/6000rpmの最高出力と、12.0kgf・m/4400rpmの最大トルクを発揮します。
また電気モーターは、3psの最高出力と、5.1kgf・mの最大トルクを発揮します。
車両重量は900kgで、JC08モード燃費は、27.4km/lとなります。

今回スイフトに搭載されたハイブリッドシステムは、減速時にエネルギーを電力に変えて蓄え、加速時にモーターでアシストするという機能を持った「マイルドハイブリッドシステム」です。

スズキの軽自動車から普通車まで広くラインナップされているシステムで、ハイブリッド特有の違和感は扱いづらさはありません。

エンジン+電気モーター

100kg以上の軽量化を果たしたボディと効率の良いエンジン+電気モーターが組み合わされ、走り出しは力強くスムーズです。日常シーンでパワー不足を感じることもありません。

このハイブリッドシステムに組み合わされる電気モーターの出力は、3psに5.1kgf・mと随分と控えめです。そのため加速時に体感できるほどの違いはありませんが、燃費効率を大きく向上させてくれるメリットがあります。

アイドリングストップからの再始動には、ISG(モーター機能付き発電機)が使われるため、一般的なコンパクトカーの再始動よりも随分と上質な印象を受けます。

トランスミッション

高回転型のエンジンに低速トルクのある小さな電気モーターの特性を上手く組み合わせ、全域で力強くスムーズな走りを実現しています。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはトーションビーム式サスペンションが装備されます。

足回り

足回りには16インチタイヤが装備されます。高剛性ボディに引き締まった足回りが組み合わされているため、軽量ボディながらしなやかで厚みのある乗り心地です。

ただ、路面の段差ではショックを拾いがちで、少々嫌な衝撃を車内に伝えてしまいます。

ハンドリング

リアの接地性が高く、コーナリング中でも高い安定性が感じられます。

ドライバーの操作に対して素直にノーズが向きを変え、そのまま正確にラインをクリアしていく印象です。軽快かつ正確、運転が楽しくなるセッティングです。

その他

オプションで「セーフティパッケージ」が用意されています。プリクラッシュブレーキ、誤発進抑制機能、車線逸脱警告に加えて自動でハイビームを切り替える機能がつきます。

評価のまとめ

コンパクトなボディにしっかりとした車の基本性能(走る、曲がる、止まる)を作り込んだ、シンプルで出来の良いコンパクト・ハッチバックです。

対象となるユーザー

広大な室内スペースや、面白いスタイリングといった飛び道具はありませんが、「車の基本性能をしっかりと作り込んだ真っ当な車が欲しい」という人にオススメの車です。

価格

価格 | 1,625,400円(税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)