新型 スズキ・スペーシア カスタム HYBRID XSターボ(2代目)【評価レビュー】拡大された室内に道具感あふれる楽しい外観 [DAA-MK53S]

スズキ・スペーシア カスタムのフロント

今回の【評価レビュー】は「新型 スズキ・スペーシア カスタム HYBRID XSターボ(2代目)」。
2017年にフルモデルチェンジした、軽スーパーハイト系ワゴン(5ドア)です。

ホイールベース(+35mm)と全高(+50mm)が拡大され、先代よりも広々とした室内スペースを実現。このクラスで最大の人気を誇る「ホンダN-BOX」に近いプロポーションとなりました。

基本となるプラットフォーム(基本骨格)には新世代アーキテクチャー「HEARTECT(ハーテクト)」を採用。軽量高剛性ボディによって、優れた運動性能と高い安全性能を与えられています。

カスタムは、ベースとなる「スペーシア」に”いかつい”フロントグリルやバンパー、エアロパーツを装備したメーカー純正カスタムモデル。押し出し感の強いスタイリングが受け、最近はどのメーカーでも用意される定番モデルとなっています。

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「【評価レビュー】のまとめ」をどうぞ。

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外観

スズキ・スペーシア カスタムのリア
全長3395mmX全幅1475mmX全高1785mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2460mmとなります。

フロント

短いフロントノーズにシャープなヘッドライト。ゴージャスなカスタム専用グリルが装備され、威圧感のある「ちょい悪」系フロントフェイスを形づくっています。

サイド

サイドパネルには「スーツケース」をモチーフにした凸凹デザインを採用。高いルーフと箱型ボディとがあいまって、道具感あふれるズングリした印象のサイドビュー。

リア

真四角なリアエンドにクリアレンズ式リアコンビランプ。メッキモールドや専用リアバンパーも装備され、「いかつさ」の中にもほどよい上質感を演出しています。

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内装

直線を基調としながらも完成度の高いシンプルな内装デザイン。助手席側アッパーボックスにはスーツケースのようなカバーが装備され、道具感あふれるイメージが強調されます。

メーターナセルには、大型の単眼アナログメーターを装備。軽自動車にありがちな生活感は薄く、スポーツバイクのようなカッコいいデザインです。投影型のヘッドアップディスプレイも装備され、目線を移動することなく常に必要な情報を得ることができます。

各種ボックスやドリンクホルダーが豊富に用意され、使い勝手も上々。アップライトなポジションに見切りの良いボディが組み合わされた、運転のしやすい車に仕上がっています。

シート

フロントシートはややサイドサポートが不足しているものの、座面、背もたれ共に十分なサイズ感があり、身体が少し沈んだどころでしっかりと支えるタイプ。腰回りの柔軟性と硬さのバランスもよく疲れにくい構造です。

全高とホイールベースが拡大されたため、リアシートの居住空間はLクラスセダン並。これなら大人二人で座ってもゆったりと過ごすことができます。やや背もたれの高さが足りないものの、中距離(30km)程度なら快適に移動することができます。

荷室

リアシートを一番後まで下げると、荷室スペースには手荷物程度しか置けません。ただし、リアシートをスライドさせたり折り畳んだりすれば、それにあわせて荷室容量も拡大することができます。

静粛性

低速トルクのあるエンジンとマイルドハイブリッドシステムによってエンジン回転が低く抑えられるため、日常領域での静粛性は高いです。

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パワーユニットとミッション

658cc・直列3気筒DOHCターボエンジン+電気モーターに、CVT(無段変速機)が組み合わされます。
最高出力64ps/6000rpmと、最大トルク10.0kgf・m/3000rpmを発揮。
電気モーターは、3psの最高出力と、5.1kgf・mの最大トルクを発揮。
車両重量900kg。JC08モード燃費は、25.6km/l。

パワーユニット

660ccツインカムターボ+電気モーターによるマイルドハイブリッドシステムで前輪を駆動(FF)。

クリープ走行は電気モーターを使った擬似的なもの。エンジンが始動しないためス~と軽やかに走り出します。その後アクセルを軽く踏み込むだけですぐにエンジンが始動して、低速トルクを活かした力強い加速に移行。ISG(モーター機能付き発電機)によるアシストも手伝って直線的に加速感が盛り上がります。

トランスミッション

ベルトとプーリーによって無段階に変速するCVTを装備。ダイレクト感が希薄なためスポーツ走行には向きませんが、日常領域では「ターボエンジン+ISG」のもたらす低速トルクによってメリハリのある走りが可能です。

乗り心地とハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはトーションビーム式サスペンションを装備。

乗り心地

装着タイヤは165/55R15。

拡大された全高に伴って高くなった重心を安定させるため、足回りは硬めに引き締められています。これに空気圧の高いエコタイヤが組み合わされ、乗り味は硬めで上下への揺すられ感が強いです。目地段差やジョイントではゴツゴツとした衝撃を感じやすいものの、アタリが適度にまろやかなため不快な印象はありません。

高速域では横風の影響を受けてふらつきやすいですが、市街地走行ではなんの問題もありません。

ハンドリング

先代よりも高くなった全高が影響して、コーナーの連続するワインディングでは多少曲がりにくい印象。といっても制限速度+αで推移する市街地モードでは、穏やかで自然なステアリングフィールを実現しています。

コーナリング中もしっかりと後輪が路面を捉え続けるため、安定性が高く安心してステアリングを切ることができます。

最小回転半径は4.6mと小さめ。14インチタイヤ装着車はさらに小さく4.2mとなります。

その他

先進安全技術は最新の「SUZUKI Safery Support」を搭載。単眼カメラと赤外線レーダーを使った「衝突被害低減ブレーキ(デュアルセンサー・ブレーキサポート)」をはじめとして「車線逸脱警報機能」や「ふらつき警報機能」、「ハイビームアシスト」、「先行車発進お知らせ機能」といった機能が含まれます。

【評価レビュー】のまとめ

「スズキ・スペーシア カスタム HYBRID XSターボ」は、今流行の背の高いボディに最大限の室内空間を実現した「軽スーパーハイト系ワゴン」。

先代よりも全高とホイールベースが拡大され、さらに居住空間が大きくなりました。パワーユニットには、660ccツインカムターボに「ISGモーター」を組み合わせたマイルドハイブリッド仕様。力強い走りとたかい燃費性能を両立しています。

好調な販売を維持するライバル「N-BOX」に近いプロポーションとなったものの、スーツケースをモチーフにした道具感あふれる楽しいデザインが施され、しっかりと差別化されています。カスタムはその道具感が少々薄れるものの、押し出しの強さや存在感はベースモデル以上。販売面でも期待できそうです。

中古車市場では

旧型・2017年式「スズキ・スペーシア カスタム XSターボ」で160万円前後(2018年3月現在)。

価格

価格 | 1,787,400円(消費税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)