新型 フォード フォーカス【試乗評価】しなやかで快適な乗り心地、キビキビとしたハンドリング [ABA-MPBM9D]

今回は「新型 フォード フォーカス スポーツプラス エコブースト」を試乗レポートいたします。
フォード・フォーカスは、2011年のモデルチェンジで3代目となりました。日本市場へは2013年から導入されています。

2014年にはビッグマイナーチェンジが行われ、フロントフェイスを中心に大幅な変更が加えられています。それに伴い搭載されるパワーユニットも自然吸気2.0Lエンジン+DCTから、1.5Lのエコブーストに6速ATの組み合わせとなります。

このフォードフォーカスは日本市場では今ひとつマイナーな存在ですが、2012年から2013年にかけては、世界で最も売れたクルマとしてVWゴルフをしのぐ販売台数を誇ったことがあります。

フォードフォーカス前面の画像

画像はマイナーチェンジ前のフォーカスです。

スポンサーリンク

外観

全長4385mmX全幅1810mmX全高1470mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2650mmとなります。

ビッグマイナーチェンジにより、「フィエスタ」や「モンデオ」ですでに導入されている、新世代のフォード顔「ニューデザインランゲージ」に変更されています。それに伴いヘッドライトには「HID(バイキセノンヘッドライト)」が標準装備されました。

フロント

マイナーチェンジにより大幅なフェイスリフトが行われ、上質でスポーティな印象の顔に変貌しています。ちょっと、グリル周りにはアストンマーチンの雰囲気がありますね。

サイド

しっかり傾けられたAピラー(1番前の柱)とDピラー(前から4番目の柱)により、キャビンは未来的な流線型となっています。リアからぐっと周りこむリアコンビランプは、大胆でアグレッシブな印象です。ちょっと「ボルボV40」とも似たようなプロポーションですが、実際に比べてみるとボルボの方がキャビン全体が後ろに後傾しており、スポーティでクラシックな印象です。対するフォーカスはキャビンが前傾しているため、FFらしいモダンなプロポーションといえます。

リア

小さく絞り込まれたリアウィンドウ、ゆるく外側に垂れ下がるようにレイアウトされた小さなリアコンビランプにより、上質でスポーティな印象のリアエンドです。

フォードフォーカス後部の画像
スポンサーリンク

内装

マイナーチェンジにより、ステアリングコラムが新しくなり、インフォメーションディスプレイも大型化されています。そのほかに大きな変更点はありませんが、上質で質感の高いインテリアデザインです。メーターは大型の2眼タイプで視認性は良好です。

フォードフォーカス内装の画像

フロントシートにはたっぷりとした厚みがあり、サイズにも程よい余裕があります。表面には適度な硬さとコシがあり長時間運転していても変に体が沈み込むことはありません。座り心地の良い快適なシートです。また、表皮には「スポーツプラス」専用装備として、合皮と本革によるコンビネーションシートが装備されます。

フォードフォーカス前席の画像

リアシートには、3席分のヘッドレストがしっかりと装備されています。座面には適度な傾斜と体を安定させるための窪みがあり、長時間でも安定して座り続けることができます。

流線型の外観から想像するよりも広い荷室が確保されています。そのため4人家族で1泊旅行くらいなら十分にこなすことができます。また、リアのシートバックを倒すことで、さらに広い荷室を確保することができます。

スポンサーリンク

エンジンとミッション

1497ccの直列4気筒DOHCターボエンジンに、6速ATが組み合わされます。
エンジンは、180ps/6000rpmの最高出力と、24.5kgf・m/1600-5000rpmの最大トルクを発揮します。
車両重量は1420kgで、JC08モード燃費は、14.3km/lとなります。

従来型の2.0L自然吸気エンジンから小排気量の1.5Lエンジンに変更されているものの、エコブーストと呼ばれる新世代ダウンサイジングターボで過給されているため、低速域からぐっと体を前に押し出すような力強いパワーを感じます。トルクの出方はスムーズでレスポンスも鋭く、やや重い1420kgのボディを思いのままに加速させることが可能です。

エンジンを変更したことにより、これまでの自然吸気エンジンと異なる上質で快活なエンジンサウンドを手に入れています。また、同時に低級なノイズも減少しているため、相対的に静粛性が高くなったように感じられます。

組み合わされるトランスミッションはデュアルクラッチ式トランスミッションから、一般的なトルクコンバータ式のトランスミッションに変更されています。そのため、変速のダイレクト感や変速スピードの素早さでは劣りますが、その分トルクコンバータ式ならではのスムーズなフィールがあり、パワフルなエコブーストエンジンとのマッチングも上々です。

ステアリングコラムの裏側には、このトランスミッションを変速するためのパドルシフトが装備され、格段に操作性が向上しています。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソンストラット式サスペンション、後輪にはマルチリンク式サスペンションが装備されます。

電動ステアリングのセッティングが見直され、シャープでダイレクト感のあるハンドリングはさらに質感が向上しています。そのため、ドライバーの意思を外すことなく忠実にラインをトレースすることが出来ます。カーブの続くワインディングでは、水を得た魚のようにヒラヒラと軽やかにコーナーをクリアしてきます。

前期型のしっかりとした乗り心地はそのままに、ストローク量が多くより緻密な制御の可能になったダンパーと、ゴムブッシュ類の見直しなどによりしなやかで快適な乗り心地です。

目地段差ではいくらか衝撃を車内に伝えますが、剛性の高いボディとしなやかなサスペンションにより不快な印象はありません。

その他

この「スポーツプラス」グレードでは、「スポーツ」グレードの装備に加えて「先進安全機能」を中心に装備の充実がはかられています。中でも「プリクラッシュブレーキ(自動ブレーキ)」は作動スピード領域が30km/hから50km/hに向上しており、大幅な安全性能の向上が期待できます。その分価格も40万円ほど高くなっています。

その他に車線を維持する「レーンキープアシスト機能」や、車の駐車をアシストする「アクティブパークアシスト機能」、「リアビューカメラ」や「360度センシングシステム」が装備されます。

評価のまとめ

一時世界的な大ヒットとなった3代目フォード・フォーカスですが、車の内容自体もその栄冠にふさわしいバランスの取れたハイレベルなものです。

しなやかで快適な乗り心地と、スポーティでキビキビとしたハンドリングを求めるなら、このフォーカスで間違いありません。

あとはお好み次第で、どっしりした安定感と上質感なら「VWゴルフ」となります。

価格

価格 | 3,490,000円(税込み)

スポンサーリンク

ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)

切れ痔がぶり返してきたー!(2018年10月)

パリモーターショー行きたい(2018年10月)