新型 フォード エコスポーツ【試乗評価】日本市場にピッタリ!コンパクトで軽快なクロスオーバーSUV [ABA-MAJUEJ]

今回は「新型 フォード エコスポーツ タイタニアム」を試乗レポートいたします。
フォード・エコスポーツは、2012年のモデルチェンジで2代目となったコンパクト・クロスオーバーSUVです。

ヨーロッパフォードとアメリカフォードで開発が分断されていたという構造を見直し、世界的に一つの戦略にもとづいて開発する「One Ford戦略」が取られた4番目の車です。

プラットフォームには「グローバル B car プラットフォーム」が使われ、ブラジル、中国、インド、タイで生産されています。開発拠点はこの車の主要なマーケットであるブラジル・フォードで行われています。

あの名車「フォード・フィエスタ」も同じプラットフォームを使っています。

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外観

全長4195mmX全幅1765mmX全高1655mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2520mmとなります。

フロントノーズとAピラー(一番前の柱)の角度に差が無い、ワンモーションフォルムのズングリとしたSUVです。ただし、コンパクトなボディと各部の巧みなディティール処理により、同時に軽快な印象も持ち合わせます。

フロント

大きなグリルに多角形の薄型ヘッドライトが組み合わされた、個性的なフロントフェイスが与えられています。

フォード・エコスポーツの前面写真

サイド

ハッチバックボディをそのままリフトアップしたような、不思議なプロポーションを持ちます。サイドウィンドウ下端が後ろにいくほどせり上がり、軽快でスポーティな印象をいだかせます。これは最近よくみらる流行の手法です。

リア

リアエンドには、最近あまり見られなくなったスペアタイヤが装備されています。このお陰でSUVらしいワイルドなイメージを感じさせますね。

フォード・エコスポーツの後部画像
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内装

コンパクトカークラスとして過不足のない質感を備えています。ちょっとアメ車的なギラギラとした印象はありますが、大味に感じさせることはありません。インパネ中央にはインフォメーションディスプレイが装備され、オーディオやエアコンの操作を行うことができます。ただ、ナビゲーションを使いたい場合は別途オプションで注文する必要があります。

フォード・エコスポーツの内装画像

グローブボックスにはエアコンを送風を利用した冷却機能があり、ソフトドリンクを入れておけばいつも冷たい状態で飲むことができます。

SUVルックの車としては床が低く抑えられており、乗り降りが比較的し易い印象です。といっても普通の乗用車より大きな最低地上高が確保されています。ちょっとした轍や水たまり、スキー場近くの雪道で意外な使い勝手の良さを発揮します。

Aピラーが太いため若干斜め前方の視界が遮られます。サイドウィンドウが後ろに行くほど狭くなる構造のため、必然的に斜め後ろ下側の視界が狭くなっています。

ただし、ボディ全体がコンパクトなため取り回しで苦労することはありません。

シート

シートは余裕のあるサイズでゆったりと体を包み込んでくれます。表面パッドの当たりも柔らかく快適な座り心地です。適度なサイドサポートがあるので体がズレて疲れることもありません。

リアシートはクッションが薄く少し平板な印象です。足元には大人が座るだけの十分なスペースが確保されており、頭上空間にも適度な余裕があります。中距離(30km)程度なら十分使うことができます。

荷室

リアゲートが左開きのため、路上に駐車して荷物を出し入れする時は少し不便です。このあたりは右側通行を前提に作られた車ですので致し方ありません。

コンパクトSUVとしてはそこそこの容量を確保しています。家族4人で1泊旅行程度なら十分にこなす事ができます。また、リアシートを折りたたむ事で、さらに荷室を広げることもかのうです。

静粛性

コンパクトカークラスとして可もなく不可もなくといったところです。高回転型エンジンのため、回転を上げていくとシャープなエンジン音が車内に響きます。

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エンジンとミッション

1497ccの直列4気筒DOHCエンジンに、6速AT(デュアルクラッチ)が組み合わされます。
エンジンは、111ps/6300rpmの最高出力と、14.3kgf・m/4400rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量は1270kgで、JC08モード燃費は、14.5km/lとなります。

エンジン

ターボもアイドリングストップも装備されないごく普通の自然吸気エンジンです。1.5リッターエンジンにしては1270kgと重いボディを持ちますが、街中でパワー不足を感じることはありません。坂道や合流で流れを引っ張るような走りは出来ませんが、流れに乗り切れず危ない思いをすることもありません。

トランスミッション

1.5リッターの非力な高回転型エンジンに、リニアでダイレクトなフィールを持つ6速デュアルクラッチ・トランスミッションが組み合わされます。

エンジンをきっちりと高回転まで回して変速するため、もっさりとした印象はありません。このエンジンを低回転型に調整すればさらに乗りやすい車になります。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはツイストビーム・トレーニングアーム式サスペンションが装備されます。

SUVルックの車としては珍しく、4WDの設定はありません。全車FF駆動のみとなりますが、このようなコンパクト・クロスオーバーSUVで、悪路をガンガン走る人はいないでしょうからそう大きな問題ではありません。

足回り

剛性の高いボディに、ストロークの長い柔軟なサスペンションが装備されているため、多少の凸凹であればしなやかにいなしてくれます。どっしりとした重厚感のある快適な乗り心地です。

ハンドリング

後輪の接地性が高く、SUVとしては正確なハンドリグフィールを持ちます。ドライバーの狙ったラインを外すこと無く、自然な動きでボディを旋回させます。

ハンドリングの反応も適度にキビキビとしていて、ロールの少ない小気味いいドライブフィールです。

評価のまとめ

「アメリカ車はデカくて燃費が悪いから日本で売れないんだよ」とよく言われますが、欧州フォード系のコンパクトカーやこのエコスポーツにその批評はあたりません。

取り回しの良いコンパクトなボディに、日本車以上に軽快で気持ちのいいドライブフィールを持ちます。価格もお手頃で246万円からとなります。

もしトランプ大統領と話す機会があるなら、「宣伝の仕方が悪いのでは?」と伝えたいほどです。

対象となるユーザー

コンパクトなクロスオーバーSUVが欲しいが、スポーティなハンドリングと乗り味にも拘りたい。しかも、価格はなるべく安く、燃費も良い車が欲しいという欲張りな人にピッタリな一台です。

デザインは日本車には無いおしゃれで個性的なものです。かといって外車だからといったこれ見よがしな嫌味もありません。

フォードは昨年、日本市場からついに撤退してしまいました。このエコスポーツやフィエスタなど、日本市場にピッタリと合う素晴らしい車があるのになぜ売れなかったのか不思議でなりません。

現在、フォードの中古車を購入しても、フォードのサービス網は維持されていますので、当面メンテナンスやサポートで困ることはなさそうです。

価格

価格 | 2,460,000円(税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)

パリモーターショー行きたい(2018年10月)