前々回のヘッドライトバルブの交換に続いて、今回はその他のランプのバルブの交換方法についてご紹介します。
ヘッドライト以外のバルブの交換方法は、家庭用のランプ球と基本的に同じで、ソケットにバルブをはめ込むだけです。そのため、誰にでも簡単にできますので、ぜひ挑戦してみてください。
白熱球のバルブは、古くなってくるとガラス内部が少しずつ黒ずんでくるので、このタイミングで交換すると完全にバルブが切れる前に交換することができます。
ただ、簡単に交換できるといっても、交換前のバルブと新しいバルブのワット数だけは忘れずに確認してください。ワット数が合っていないと光量が不足したり、寿命が短くなるという不具合がおこります。
ポジショニングランプとサイドマーカーの交換
サイドレンズカバー全体を外す
ポジショニングランプとサイドマーカーを交換するには、まずサイドレンズカバー全体を外します。車によって、ヘッドライトを外さないと外れないものや、ボルトやクリップ、爪等ではめ込まれているものなど様々です。サイドレンズカバーの構造をよく確認するか、ディーラーに構造を聞いてから作業を行ってください。
ポジショニングランプを交換する
サイドレンズカバーが外れたら、裏返してポジショニングランプのバルブを外します。二つあるソケットのうちの大きい方のソケットがポジショニングランプのソケットです。
このソケットは回しながら引っ張ると簡単に外すことができます。ソケットの先端に付いているガラス球が、ポジショニングランプのバルブです。これも引っ張ることで簡単に外れます。その位置に、新しいバルブをはめ込んでください。
サイドマーカーを交換する
同じ要領でサイドマーカーも外し、新しいバルブに交換します。
最後にサイドレンズカバーを元通りに戻したら作業は終了です。
ウィンカーの交換
ウィンカーレンズを外す
ウィンカーレンズは、固定ネジや爪を外すことで簡単に取り外すことができます。
奥にはポジショニングランプと同じように、ソケットがありますのでこれを回しながら引っ張って外してください。
ウィンカーのバルブを交換する
ソケットの先端にはガラス球がはめ込まれていますので、これを外して新しいバルブと交換します。また、ウィンカーの場合はワット数があっていないと、点滅のタイミングがずれてしまいますので特に注意が必要です。
リアコンビネーションランプを交換する
最近のリアコンビネーションランプは、ウィンカー、ブレーキランプ、ポジショニングランプ等が組み合わされて一つになっています。そのため交換の際には、リアコンビネーションランプのレンズを外すことで、一度に3つのバルブを交換をすることができます。
リアコンビネーションランプのレンズを外す
リアコンビネーションランプのレンズは、トランク裏側からボルトと爪やクリップを組み合わせることで固定されています。レンズを取り外す時には、これらの構造をしっかりと確認してから作業を始めてください。
ブレーキとポジショニングランプを交換する
ブレーキとポジショニングランプには二つの機能を一つのバルブで賄うため、ダブルフィラメントというバルブが使われています。交換方法は、レンズの裏からソケットを外し、ガラス球のバルブを引き抜いて新しいバルブと交換するだけです。
ウィンカーのバルブを交換する
ウィンカーのバルブ交換も他のバルブ交換と同様です。ただし、新しいバルブと古いバルブのワット数は必ず合わせるようにしてください。