【試乗レポート】新型ホンダ シャトル ハイブリッド 上級移行して新しいキャラクターを確立 [DAA-GP7]

ホンダシャトル前面画像

今回は「ホンダ シャトル ハイブリッド X」を試乗レポートします。
先代は「フィットシャトル」という長い名前でしたが、今回はフィットが取れて「シャトル」だけとなります。独立した別モデルとしてクラスもフィットよりひとつ上に位置づけられています。それに伴い内容も少しだけ上級移行され、乗り味もちょっと上質になっています。

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外観

フィットのイメージを残しながらも、より上級感のあるフロントフェイスを与えられています。リアも少しちぐはぐな印象のフィットと違い、落ち着いた大人っぽいデザインのコンビランプに変えられています。
サイドビューはCピラーまでは完全にフィットと共通なんですが、そこからリアハッチまでルーフが延長されています。Dピラーはブラックアウトされているので、のびやかでスポーティな印象です。
単純にフィットの後部に荷室を延長したデザインですが、ちぐはぐな印象は少ないです。しかし、オリジナルデザインのフィットの方がまとまっているのは確かです。

ホンダシャトル後部画像
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内装

フィットから比べれば、メーター周りのデザインが変更されていて、材質も少し上質なものが使われています。この手の車にしては、収納が少ないような気がします。特にドリンクホルダーは前席に2つずつは欲しいところです。
スタイルエディションを選ぶと、BMW i3の様なモダンな明るい内装に、木目があしらわれたおしゃれなデザインになります。この場合、シートも明るいブラウンとファブリックのコンビネーションです。

Aピラーの付け根にドアミラーがないので、死角が少なく安心です。後部に延長された荷室がぐっと絞り込まれるデザインですので、後方の死角は大きめです。

セカンドシートは折りたたみを前提に設計されているため、少し厚みが足らず疲れやすいです。このセカンドシートを折り畳むことで、もともと広い荷室がさらに広く使えます。
また、低床設計のためリアハッチのリッドが低く、荷物の積み降ろしが楽にできます。

ホンダシャトル内装画像
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エンジンとミッション

電気モーター+1.5Lエンジンと7速DCTが組み合わされます。電気モーターとの連携によりスムーズに力強く加速していきます。渋滞時や街中など、ストップ&ゴーが多い走り方ですと、DCTは低速でぎくしゃくしてしまします。
また、調子に乗ってガンガン踏み込んでいると、すぐバッテリーが空になってしまいます。この場合、電気モーターのアシストが無くなり、車重が重い事もあって「もっさり」とした走りとなります。

足回りとハンドリング

素直なハンドリングで乗りやすい引き締まった足回りです。ホイールベースはフィットと同じですが、リアの荷室分140kgがそのまま後部に増加しており、どっしりとした重厚感ある乗り味に変わっています。

センタータンクレイアウトと低いバッテリー搭載位置により、ハンドリングはとても安定していて直進安定性も良好です。ハーシュネス処理は優秀で、小さな段差をしなやかなサスで滑らかにやりすごします。

フィットでも気になった違和感の残る回生ブレーキですが、シャトルでも改善されていませんでした。しかしこれは、しばらく乗っていれば慣れる事の出来るレベルだと思います。

評価のまとめ

今回から、フィットの名前を外して単純にシャトルという別ブランドに移行しています。フィットのコンポーネントを上手く使いながらより上質な乗り味を得ていて、フロントとリア周りのデザイン処理も上級なイメージをうまく演出しています。
結果的に別モデルとしたことは、新しい「シャトル」というキャラクターを際立たせる上では成功しているといえるでしょう。

主要諸元と価格

全長X全幅X全高 | 4400mmX1695mmX1545mm
JC08モード燃費 | 32.0km/l
価格 | 2,190,000円(税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)