【中古車試乗】トヨタ プリウス S 燃費向上するも走りの質感が今ひとつ [2010年式]

トヨタプリウス前面画像

今回は「トヨタプリウスS」をご紹介します。
同時期に先行して発売された「ホンダインサイト」が低価格に設定されていたため、慌てたトヨタが急遽、値段を下げて発売したという曰く付きのモデルです。
燃費性能と動力性能は向上していましたが、あらゆる所にコストダウンの影響が見て取れます。

スポンサーリンク

外観

初代プリウスの外観はとても先進的で合理的でしたが、モデルチェンジの度に個性が薄れ、似たようなフォルムの車も増えたので「ごく普通」といった印象のスタイルです。
しかし、プリウスのアイコンである「ワンモーションフォルム」はしっかりと受け継がれています。
同時期に発売された「ホンダインサイト」も、なぜかプリウスと同じワンモーションフォルムでした。
インサイトと並べると、やはりプリウスのほうが質感が高く、とくにプリウスの白は陶器のような透明感があって上質な色です。
ドアを閉める時の音が少し低級で、ボディ鋼板が薄いように感じられます。
今や路上に出ればプリウスばかりなので、あまり目立ちたくない人にはうってつけの車です。

トヨタプリウス後部画像
スポンサーリンク

内装

内装の質感は低いです。省エネの為の軽量化と、再生可能素材を多用していることが原因でしょう。
しかし、質感が低いなりにシンプルでポップな見せ方をすれば、楽しくおしゃれな印象の内装になると思います。
また、部材が薄いため内装の剛性が低く、そこらじゅうでギシギシと異音がします。
特にシートはストロークが少なくて、コシもサイズも不足しているので、ちょっと乗っていると腰が痛くなります。
ボディの見切りが悪く、とくに後方視界は狭いです。運転に自信の無い人はバックモニターを付けた方がいいでしょう。
パワーモードで加速している時以外は、とても静かです。
とくにEVモードはエンジンが動いていませんので、ロードノイズと風切り音だけとなり不思議な感覚です。

トヨタプリウス内装画像
スポンサーリンク

エンジンとミッション

エンジンは300cc排気量がアップされ、モーターの出力も向上しています。
しかし出だしは緩慢で、走行途中の加速レスポンスも悪いです。これはおそらくエンジンのソフトウェア側の設定によるものでしょう。
一番燃費効率の良い加速を車の側で判断して、加速しているのだと思います。
このこともあり、自分で運転している感覚が希薄です。運転を楽しむというものではなく、あくまで作業として車を走らせている感じです。
実際のパワーは1.8Lエンジン+電気モーターですから、十分以上です。ぐっと踏み込めば太いトルクが発生します。
またパワーモードにすればこのレスポンスの悪さは解消されます。

足回りとハンドリング

ステアリングセンターが曖昧で、車がどっちに向いているか分かりづらく、修正陀を常に当てている感じです。
足回りは硬めです。荒れた路面に入るととハーシュネス性能が低く、小さなギャップをひろってガタガタします。
車重がある為にどっしり感があります。この車重を支えるために、この硬い足回りになっているのでしょう。
この容量のサスに柔らかい設定をすると、ローリングやピッチングが大きくなりすぎて、大変危険だからです。
もう少しコストをかけたサスペンションを装備すれば、足回りをソフトにもできますが、それではコストが高くなってしまいます。
後期型では手直しが入り、この乗り心地と走行性能もいくらか改善されているそうです。

評価のまとめ

安くて、燃費が良くてそこそこの性能でという、まさにデフレ化日本の象徴のような車です。
ただ、この走行性能の低さに危機感を覚えた現経営陣は、新型プリウスの燃費性能と共に、走りの質感を向上させようと考えたようです。
その結果、新しいプリウスはこのクラスとして標準的な走行性能と質感を備えています。

主要諸元と価格

全長X全幅X全高 | 4460mmX1745mmX1490mm
JC08モード燃費 | 30.4km/l

スポンサーリンク

ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

猛暑のおかげでしつこい「切れ痔」も徐々に回復。病院にいくのは恥ずかしいのでこのまま自然治癒してくれ!(2018年7月)

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)