【中古車レポート】フォードKa おしゃれで真面目なアメリカ車 [1999年式]

今回リポートする中古車は「フォードKa」です。
ヨーロッパフォードは元々地元資本の力が強く、アメリカフォードの完全な支配下にはありませんでした。
それが1990年年代に入って統合され、現在のようにフォードの完全な支配下のグループ企業となりました。

今回の「フォードKa」は、フォードフィエスタをベースに開発され、その安い価格と楽しくて斬新なデザインが受けてヨーロッパで大人気となりました。
残念な事に、日本ではマニュアルミッションのみの設定だったのが原因で売れず、2年で販売終了となってしまいました。

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外観

当時のフォードが提唱していた「ニューエッジデザイン」という造形テーマに基づいて、スタイリングされています。
曲線とそれを鋭利に切り欠く線によるデザインが特徴的です。全体のバランスも良く、リズミカルで愛嬌があり、かっこいいデザインです。
てんとう虫を思わせるような丸みのあるボディに、小さいキャビンが載せられています。
フェンダーの周りにも曲線の処理が施されており、四つのタイヤがぐっと大地に踏ん張っているイメージです。

日本の気候に合わせて、エアコンとラジエターが大型化されていたため、バンパーは専用設計となり前後長が若干長くなっていました。
この日本専用のボディは、当時スペインのバレンシア工場で生産されていました。

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内装

外装と同じくおしゃれで個性的なデザインです。
簡素でプラスチッキーな質感ですが、デザインが明快で潔い割り切り感があるため、貧乏臭くありません。
曲線と円をリズミカルに繰り返すデザインで、今見ても楽しげです。
シートはちょっと小さめですが、ヨーロッパのコンパクトカー的なしっかりした座り心地です。
キャビンは小さく絞り込まれたようなデザインですから、後部座席や荷室の容量は小さいです。
しかし、運転席は頭上空間もしっかりあり、小さいながらも必要最低限の容量を確保しています。

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エンジンとミッション

35年以上に渡り改良され、使い続けていた1.3LOHVエンジンと、マニュアルギアボックスが組み合わされています。
当時としても古いエンジンですから、回転フィールは相当古典的です。よく言えば古き良き自動車の趣があります。
マニュアルギアボックスと組合わされることで、そこそこに活発に走ります。日常域での不足感はありません。

足回りとハンドリング

乗ってみるまでは、デザインが斬新でちょっとかわいいだけの「安物車」かなと思っていたのですが、実際は足回りもハンドリングもしっかりしており、当時のヨーロッパの小型車と比べても、遜色のないレベルに仕上がっています。
ヨーロッパでは、オペルヴィータやVWポロと並んで良く売れていたということですから、内容が劣るはずはありませんね。

評価のまとめ

今、改めてじっくり見てみると、相当真面目に作り込まれているなと感じます。
当時、日米の貿易摩擦の影響による、アメリカからの過激なバッシング報道を目にしていた事もあり、「デザインは斬新でかっこいいけど、どうせ安物なんだろうなあ」といった、一種偏見にも似た感情を抱いたのを思い出します。
何事も先入観を捨て、実際に体験してみないと本質を見誤りますね、ちょっと反省しています。

主要諸元

全長X全幅X全高 | 3620mmX1640mmX1400mm

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

猛暑のおかげでしつこい「切れ痔」も徐々に回復。病院にいくのは恥ずかしいのでこのまま自然治癒してくれ!(2018年7月)

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)