新型 プジョー RCZ【試乗評価】車好きを唸らす3つの要素 [ABA-T7R5F03]


今回は「新型 プジョー RCZ GT Line LHD(MT)」を試乗レポートいたします。
プジョー RCZは、2010年に登場した全く新しいブランニューモデルです。また、「プジョー308」とは、プラットフォームを共有する姉妹車の関係になります。

プジョーRCZ前面画像

RCZには、右ハンドル仕様で6速ATが装備された156馬力のタイプと、左ハンドル仕様で6速MTが装備された200馬力のタイプがあります。今回の試乗車は、後者の左ハンドル仕様です(写真は右ハンドル仕様)。

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外観

全長4295mmX全幅1845mmX全高1360mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2610mmとなります。

個性的な外観を持つRCZですが、正面からの見た目は308とそう変わりません。旧世代プジョーで使われていた、猫科の動物をイメージさせるアグレッシブなフロントフェイスです。

サイドビューは、アルミナムアーチ(AピラーからCピラーに連なるアルミ製のアーチ)と、ちょっと前よりにレイアウトされたキャビンが特徴的な、スポーティなスタイリングです。いつまでも眺めていたくなるほどの美しさです。

プジョーRCZ後部画像

リアビューは、ぐっと小さく絞りこまれたキャビンと、大地を踏みしめるようなワイドなトレッドの対比が力強い印象を与えています。また、ルーフには二つの泡を組みわせたような「ダブルバブルルーフ」デザインが採用され、個性的かつ未来的なデザインです。

「GT Line」専用装備としては、「GT Line」専用グリル、ダブルエキゾーストパイプ、19インチアルミホイールが装備されています。

また全グレードに、アクティブスポイラー(85km/h、155km/hと車速に合わせてリアスポイラーの角度が変化して、車速に応じたダウンフォースが得られる)が標準装備されています。

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内装

308系を彷彿とさせるインテリアデザインですが、各部に上質な素材が使用されているため、質感に不足はありません。

プジョーRCZ内装画像

「GT Line」専用装備としては、ダッシュボード、ステアリングホイール、ブラックナッパレザーシート、センターアームレスト、フロアマット、ドアトリムなどにレッドステッチが施された専用インテリアが装備されています。

スタイリッシュな外観から想像するよりも、意外と車内空間は広々としています。

プジョーRCZ前席画像

フロントシート表皮には上質なナッパレザーが張られており、しっかりしたコシのあるシート構造と相まって快適な座り心地です。

リアシートは、平板なデザインでサイズも小さく、あくまでも緊急用途に限った作りです。

荷室はスタイリッシュなクーペながらそこそこの広さがあります。上下の高さは小さいですが、2人で1泊旅行に行く程度なら十分にこなせます。

また、後席のシートバックを倒すこともできるので、2人乗車の場合は荷物の置き場に困ることはありません。リアサスペンションの室内への張り出しも最小限に抑えられています。

エンジンに共振板が取り付けられている事からもわかるように、この車はエンジンサウンドを楽しむ車です。そのため車内の静粛性はそれはど期待できません。

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エンジンとミッション

1598cc 直列4気筒 DOHC ターボエンジンに、6速MTが組み合わされます。
エンジンは、200ps/5800rpmの最高出力と、28kgf・m/1700rpmの最大トルクを発揮します。
JC08モード燃費は、13.2km/lとなります。車重は1350kgになります。

低速からたっぷりとしたトルクが立ち上がるため、日常域で力不足を感じることはありません。左足でクラッチを軽く繋いでやるだけで、スルスルと軽快に走り出します。

昔ながらのドッカンターボでもなく、最近流行の超フラットな低速トルクでもなく、大排気量自然吸気エンジンのような自然で気持ちのいいパワーの盛り上がりを見せます。
そのため、坂道や合流であってもぐいぐいと力強く車を加速させてくれます。ただ、アクセルに対するエンジン回転のレスポンスには鈍さがあり、アクセルオフで間髪入れずに回転が下がるというような、鋭い変化は期待できません。

共振板を吸気系に設置したというサウンドシステムにより、パワフルで快活な「クオーン」を言う排気音を響かせて加速していきます。

6速マニュアルトランスミッションには、コクコクと気持ちよく決まるショートストローク化されたシフトが組み合わされ、ダイレクト感あふれる気持ちのいいシフトフィールです。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソンストラット式サスペンション、後輪にはトーションビーム式サスペンションが装備されます。

鼻先に1598ccの軽量ユニットが搭載されているため、コーナーの続くワインディングではキビキビとした軽快なハンドリングです。ドライバーの意思に沿った正確なラインをトレースします。

大きなパワーをしっかりと路面に伝えるため、サスペンションには19インチ専用のセッティングが施されており、ハンドリングと乗り心地とのバランスも抜群です。
ローリング、バウンシング、ピッチングともにしっかりと抑え込まれています。

トーションビームサスにスポーティなダンパーが組み合わされ、低速では路面の段差をコツコツと拾いますが、角が適度に丸められているため、不快な印象はありません。引き締まっていながらも快適な乗り心地です。

評価のまとめ

官能的で個性あふれるスタイリング、チューンナップされた刺激的なエンジン、専用セッティングで固められた足回りなど、このRCZには車好きを唸らす要素がぎゅっと詰まっています。

あなたが車好きで、この外観に一目惚れしたなら迷わず買うことをオススメします。ただ、右ハンドルのAT仕様車は全くキャラクターが異なりますので、注文する際は注意してください。

価格

価格 | 4,660,000円(税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

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