【試乗レポート】スズキ ハスラー G 2トーンルーフ装着車 [DAA-MR41S] 元気で楽しい相棒

試乗車は「ハスラーG 2トーンルーフ装着車」です。CMのアラレちゃんが懐かしくてかわいいですね。
この車のオリーブグリーンがご近所にあるんですが、ちょっと色が違うだけでぐっと男らしく見えます。
年度ごとに市場を活性化させる目的で、色々なカラーバリエーションが出てくるでしょう。今から楽しみです。

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外観

他には例のない個性的なデザインです。「Kei」というアップライトなライトSUVがありましたが、これはその後継モデルでしょう。
「Kei」も他にライバルのいないオリジナリティのあるデザインでしたが、「ハスラー」も負けず劣らずこのクラスにライバルはいません。独自の世界感です。
売り上げも好調で大人気だそうで、最近は街中でもよく見かけるようになりました。なぜかこの車を見かけるとちょっと元気な気分になります。

面の構成が直線的で塊感がありますが、角が微妙にふっくらと仕上げられているせいで、ほど良い愛嬌があります。ライトのデザインは懐古趣味にならない程度になつかしいという絶妙なデザインです。スタイル全体としては楽しげでかつしっかりした印象です。特に2トーンルーフは快活でこの車のキャラクターに合っています。

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内装

シンプルでありながらカラフルでポップな内装です。ただ、細かいところに曲線をつけたりふっくらさせたりして意匠を凝らしているのですが、これをもっと割り切って直線基調の簡素な内装にして欲しいです。そうすると、ちょっと前のフランス車みたいにさらっとしたかっこよさが出てくると思います。
機能的には使いやすい内装で、シートは一般的な軽自動車のものより少し大ぶりでしっかり感があります。これは「Kei」から受け継ぐ良い資産のひとつです。

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エンジンとミッション

「S-エネチャージ」という簡易ハイブリッドを装備しています。僕はこの機能を単に「回生ブレーキでバッテリーに充電する」程度のものと勝手に思い込んでいました。しかしこれは電気モーターのアシストにより、ちょっとした電気式ターボとして走りを補助する仕組みです。これにより価格を抑えながら、パワフルな走りと低燃費を実現しています。エンジン音の車内への侵入も少なくとても静かです。ちょっと前のコンパクトカーに匹敵する力感と静粛性です。
またこの電気モーターを活用することで、アイドリングストップからの発進もスムーズです。さらにアイドリングストップ時にエアコンが止まっていても、室内の温度が上昇しないようにエアコンユニットの中に蓄冷材が装備されています。

足回りとハンドリング

ハンドリングは少し固めでしっかり感がありますが、不快なほどではありません。大径タイヤによるライトSUV化にともなって、普通の軽自動車よりサスのストロークが長く取られており、しっとりとした奥行きのある上質な乗り心地です。ただ車高が高い分コーナーでのロールは大きくなります。また大きなタイヤハウスのおかげで、最小回転半径が4.6mになり小回りもらくらくです。

その他

プリクラッシュブレーキの他、誤発進機能や車線逸脱警報を標準装備しており安全装置も充実しています。

評価のまとめ

楽しい内外装につられて乗ってみると、以外に走りの内容も上質で満足できるものでした。
「S-エネチャージ」と「ライトクロカン化によるたっぷりとしたさすストローク」、「軽量ボディ」などの相乗効果でこの素晴らしい乗り味を実現しているのだろうと思います。価格を安く抑えながらも、随所に細かい工夫がみられます。これは人気があるのもうなずけますね。

主要諸元

全長(前後の長さ) | 3395mm
全幅(左右の幅) | 1475mm
全高(高さ) | 1665mm
車両重量(重さ) | 790kg
動力システム(エンジン) | ガソリン
排気量(エンジンの大きさ) | 658cc
エネルギー源(燃料) | レギュラー
駆動方式 | FF
トランスミッション | CVT
最高出力 | 38kW[52PS]/6500rpm
最大トルク | 63N・m[6.4kg・m]/4400rpm
燃費 | 32.0km/l(JC08モード)
価格 | 1,310,000円 (消費税8%込)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)