新型 メルセデスベンツ Cクラス C350e セダン アバンギャルド(4代目)【評価レビュー】パワフルな走りと高いエネルギー効率を両立したPHEV [RBA-205042C]

メルセデスベンツ Cクラス C350eのイメージ

今回の【評価レビュー】は「新型 メルセデスベンツ Cクラス C350e セダン アバンギャルド(4代目)」。
2014年にフルモデルチェンジした、Mクラスの4ドアセダンです。この他に2ドア・クーペやステーションワゴン(5ドア)、オープントップのカブリオレがあります。

Cクラス・セダンはメルセデスベンツのビジネスを支える基幹モデル。カッコいいスタイリングにキビキビとしたハンドリング、上質な乗り味を高次元でバランスさせており、世界中で高い人気となっています。

これまでのガソリンとディーゼルに加えて、今回待望のプラグハイブリッド(PHEV)をラインナップ。2.0Lツインカムターボに電気モーターが組み合わされ、高いエネルギー効率と力強い走りを両立しています。

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「【評価レビュー】のまとめ」をどうぞ。

スポンサーリンク

外観

全長4690mmX全幅1810mmX全高1430mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2840mmとなります。

プラグイン・ハイブリッド(PHEV)とガソリン車で外観上の大きな違いはありません。

フロント

「Cクラス C350e アバンギャルド」のフロント

有機的なラインで構成されたフロントノーズに、D字型LEDヘッドライト。ダイナミックなフロントバンパーが装備され、力強くも上質なフロントフェイス。

サイド

ロングノーズ&ビッグキャビンの美しいFRルック。短く切り詰められたフロントオーバーハング(前輪からボディ端までの長さ)にグラマラスなサイドパネルが組み合わされ、キビキビとした軽快感と力強さを演出。

リア

「Cクラス C350e アバンギャルド」のリア

ハイデッキ化されたトランクリッドにワイド感を強調するリアコンビランプ。大型ディフューザーやデュアル・エキゾースト・パイプフィニッシャーが装備され、上質感あふれる後ろ姿を形づくっています。

スポンサーリンク

内装

メーターナセルには見やすい二眼メーターを装備。ハイブリッド走行モードを表示する以外はガソリン車と大きく変わりません。

シート

フロントシートは、しっとりとした本革表皮にコシのあるアンコが組み合わされ、身体が少し腰が沈んだところでしっかりと支える構造。長距離ドライブでの疲労低減が期待できます。

リアシートは座面、背もたれともに十分なサイズ感があり、クッションの質も上質。足元、頭上空間ともにゆったりとした空間が確保され、大人二人で座っても狭苦しさはありません。

荷室

床下に大きなリチウムイオン電池を搭載するため、若干深さが浅くなります(ガソリン車445Lに対してPHEVは335L)。それでも家族4人で2泊3日旅行程度なら十分可能です。

静粛性

エンジン負荷の少ないハイブリッドシステムと車内に装備された遮音材によって、圧倒的な静けさを実現しています。

スポンサーリンク

エンジンとミッション

1991cc・直列4気筒DOHCターボエンジン+電気モーターに、7速ATが組み合わされます。
最高出力211ps/5500rpmと、最大トルク35.7kgf・m/1200-4000rpmを発揮。
電気モーターは、82psの最高出力と、34.7kgf・mの最大トルクを発揮。
車両重量1830kg。JC08モード燃費は、17.2km/l。

パワーユニット

2.0Lツインカムターボと電気モーターによるプラグイン・ハイブリッド機構で後輪を駆動(FR)。低速からぶ厚いトルクを発生する電気モーターによって、出足は上質かつ軽快。1.8tあまりの重量級ボディを事も無げにスルスルと押し出します。

ハイブリッド走行モードは電気を節約して走る「E-SAVE」、エンジンとモーターを効率よく組み合わせて走る「HYBRID」、充電を優先する「CHARGE」、電気モーターのみで走行する「E-MODE」の4つ。

満充電であれば「E-MODE」で28.6kmの連続EV走行が可能です。電気モーターならではの静かでレスポンスに優れる走行フィールを味わうことができます。

「HYBRID」モードを選択すると、システム総合出力を総動員して最大のパワーを発揮。4.5Lツインターボ・ガソリンエンジン並のダイナミックで力強い走りを披露します。さらに低速から最大トルクを発生する電気モーターのアシストが加わり、レスポンスの鋭さはガソリンエンジン以上。一直線に湧き上がるトルクフィールによって、このハイブリッドカーがただのエコカーではないという事に気づくはずです。

システム総合出力は、最高出力279ps/最大トルク61.2kgf・m。満充電にはAC200V電源で4時間が必要。急速充電モードは未対応です。

トランスミッション

トルコン式の7速ATに、エンジンと電気モーターを接続するクラッチが組み合わされ、スムーズで切れ味の良いシフトフィールを実現。

乗り心地とハンドリング

前輪に4リンク式サスペンション、後輪にはマルチリンク式サスペンションを装備。

乗り心地

装着されるタイヤは前225/45R18、後245/40R18。

重厚感あふれる上質な乗り味。ハイブリッドシステムの搭載によって車重が大きくなり、さらに重厚感が増しています。

高速域での直進性は圧倒的で、どっしりと路面に張り付いたように走ります。

ハンドリング

適度な重さと切れ味の良さを伴う、素直なステアリングフィール。「ダイナミックセレクト」で「Sport+」を選択すると、さらにスポーティな印象が強くなります。 

最小回転半径は5.1mと、ボディサイズの割に小さめ。

その他

先進安全技術は最新の「レーダーセーフティパッケージ」を搭載。このパッケージには、前車との距離を保って設定した速度で追従する「アダプティブクルーズコントロール」、「アクティブブレーキアシスト(衝突被害低減ブレーキ)」や「クロスウィンドウアシスト(横風によるブレを補助)」、「アダプティブハイビームアシスト・プラス(対向車の幻惑を防止)」、「ヘッドアップディスプレイ」といった機能が含まれます。

【評価レビュー】のまとめ

「メルセデスベンツ Cクラス C350e セダン」はパワフルでエネルギー効率に優れるプラグインハイブリッド機構(PHEV)を装備した、Mクラスの4ドア・セダン。

ベースモデルのガソリン仕様車と同様、上質な乗り味と素直なステアリングフィール。エモーショナルでカッコいいスタイリングを纏った贅沢な車です。

しかもPHEV化された事によって車重が増加し、重厚感や上質感はガソリン仕様車以上。リチウムイオン電池によって若干荷室容量は圧迫されているものの、室内の居住性はガソリン車並に広々としています。

「プラグインハイブリッドに興味はあるが、所帯じみたエコカーは苦手」、「高級感とパワフルな走りを両立したPHEVに乗りたい」といった人にピッタリな車です。

中古車市場では

2016年式「メルセデスベンツ Cクラス C350e セダン」で400万円前後(2018年3月現在)。

価格

価格 | 7,260,000円(消費税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)