新車の「値引き交渉」、その具体的な手順と方法について【お得情報】

レガシィB4の見積書

車をいくら安く買いたいからといって、いきなりディーラーに飛び込んで、その場で大きな値引きが提示される事はほとんどありません。

新車の値引き交渉にも、ある程度の手順と方法があるのです。

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ライバル車種を設定する

まず買いたい車が決まったら、その車のライバルとなる車種も調べておきます。この時、必ずしも一台に絞る必要はありません。「ライバルを含めて何台かの中から選ぶ」というスタンスで十分です。

参考:「値引き額」を限界まで引き出すには、ライバル車を引き合いに出して競わせるのが効果的【お得情報】

さあ、それではここからお目当てのディーラーに出向きますが、ここでいきなり商談を始めてはいけません。

「そろそろ、新しい車を買おうと思うんだけど・・・」と匂わす程度にしておき、後はその車について性能や特徴、セールスポイントなどをしっかりと聞いておきます。この時、忘れてはいけないのは、営業マンから名刺をもらう事です。普通は、ちょっと話しをするだけで名刺をくれますが、中にはこちらの買う気が伝わらないのか名刺をくれない事もあります。そんな時は、「名刺をいただいてもいいですか?」と切り出せば、快く渡してもらえます。

この最初の会話で、あまり印象の良くない営業マンもいます。こういう相性の悪い営業マンと付き合っても、その後なにかのトラブルになる事が多いです。こういう場合は無理して付き合う必要なありません。素直に他のディーラーへ移動しましょう。

ここまでの手順を、お目当ての車ごと、設定しているライバル車ごとに行います。

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自宅に営業マンを呼んで交渉する

さて、いよいよここから値引き交渉に入ります。ディーラーごとにもらった名刺を用意して、「この前の話し、も少し詳しく聞きたいんだけど、カタログを持って家まできてくれない?」とそれぞれに電話を掛けます。

やる気のある営業マンであれば、即座に飛んで来るはずです。ディーラーで交渉しても良いのですが、店舗内ではどうしても相手のペースにハマりやすくなりますので、自分の家の方が落ち着いて交渉に挑むことができます。

最初の商談では、営業マンはごく常識的な範囲での値引き額を提示してくるはずです。なるべく多くの値引き額を引き出したいのであれば、ここで即決する事なく、「他のディーラーでは、もっと値引きができるって言ってたよ」と言った後、「少し考えたいから、また後日来て欲しい」と伝えます。

値引き額に余裕のある車種であれば、営業マンは「帰って上司と相談してみます」と、店舗に帰って新しい値引き額を用意してくれるはずです。

これをライバル車ごとに、2、3回繰り返せば、かなりの値引き額が引き出せるはずです。また、値引き額が限界に達している場合は、営業マンが上司を伴って訪問して来るのですぐに分かります。

後は、このライバル車の中で一番安い車を買うか、その中で一番お気に入りの車を買うか、あなた自身で自由に判断してください。

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モデルチェンジ直前は大きな値引き額が期待できる

ただ、この「値引き手順」が効果を発揮するのは、ある程度の値引き幅が設定されている車種に限られます。モデルチェンジ直後の車や超人気車種の場合は値引き幅がほとんどありませんので、だらだらと交渉が長引くだけで大した効果は得られません。

逆にモデルチェンジ直前の車の場合は、びっくりするぐらい大きな値引き額を提示される事があります。また、モデルチェンジほどではありませんが、モデル中期に行われるマイナーチェンジ直前にも、普段以上の値引き額が提示される事が多いです。

パートナーを使った値引きテクニック

同居人や配偶者がいるという人の場合は、交渉に同席してもらい、最後のひと押しの場面で、「この車かっこいいだろう、買おうよ」とあなたが言い、「だめ、ちょっと予算がオーバーしている」と奥さんに言ってもらえば、「分かりました、あと5万円値引きしましょう!」と思わぬ値引き額を勝ち取れる事もあります。

この奥さんを使った値引き方法については、営業マンも熟知しています。あまりにわざとらしくならないように、ここぞという場面に絞ってサラリとやるのがポイントです。

その他の値引きテクニック

値引き交渉では、なるべく決定権のありそうな営業マンと交渉する事が肝心です。しかし、女性の営業マンがやり手の場合もありますし、中年の男性がかならずしも、上役といったこともありません。あなたは若いから、他の人に変わってといった事も言いにくいでしょう。

ディラーに入ってから、しばらく車を見ながらブラブラとした後、あまりに若々しすぎる営業マンを避けて話しかけるといった程度で十分です。

また、下取り車がある時は、下取りの「査定額」と「値引き額」を切り分けて交渉してください。一緒にして交渉していると、大きな値引き額が引き出しにくくなります。「下取り車は、買取業者に出すかもしれない」といっておき、ある程度交渉がまとまったところで、下取り車の査定額について交渉を始めます。もちろん、買取業者の方が高い査定額を提示してくる場合は、買取業者に買い取ってもらった方がお得です。

ディラーにもよりますが、納車費用として別に手数料を取るディラーもあります。下取り手数料とは、営業マンがお客の自宅まで車を納車する費用ですから、自分でディラーまで出向いて納車してもらう場合は不要です。値引き額が限界まで引き出せたら、最後にこの下取り手数料を引いてもらいましょう。ただし、業者によっては、ディラーで納車した場合もこの下取り手数料を取るところもあります。

また、ローンを前提で値引き額を引き出しておいて、最後に現金で払うという方法もあります。ディーラー系のローンであれば、ローンの手数料がそのまま利益となりますので、その分を値引きに回すことが出来るのです。

値引きが限界に達した後も、オプション品やサービス、ガソリン満タン納車などでされに小さな値引き額を引き出すことができます。

最後の契約はスパッと気持ちよく

このように値引き方法には様々なテクニックがあります。これら全てを駆使して交渉すれば、かなりの値引き額を引き出すことができます。ただし、営業マンも人間です。まりにしつこくギリギリまで値引きを引き出しても、その後のサービスで手を抜かれたのでは何にもなりません。

値引きが限界に達したと感じたら、スパッと気持ちよく判子をついて契約するのも、その後の付き合いを考えた賢い交渉術の一つです。

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)