「車中泊」をする事で生じる危険を避けて、怖い思いをしないための工夫

夕暮れに佇むレガシィ

車中泊をする時、設備の整ったオートキャンプ場でもあれば随分と気楽ですが、普通は駐車場や空き地を利用することが多いです。こんな話をすると、「見知らぬ土地で薄暗い駐車場に寝泊まりするなんて怖い」と考える人も多いでしょう。

しかし、怖がっているだけではいつまでたっても「車中泊を楽しむ」なんてことはできません。そこで今回は、そんな車中泊にまつわる危険について、大きく3つに分けながら対処法および安全対策を解説したいと思います。

「ちょっとだけ車中泊に興味があるけど、なんだか怖いな~」なんて感じで尻込みしている人の役にたてば嬉しいです。

スポンサーリンク

暴走族に対する備え

昼間、何の変哲もない駐車場だと思って車中泊をしていると、「夜になって急に暴走族が集まってくる」なんてことがあります。

こんな駐車場を見分けるには、昼間にしっかりとその駐車場を観察しておく以外にありません。

例えば、「駐車場がある程度広く、かつ車があまり停まっていない駐車場」です。大勢の暴走族が集まって騒ぐにはある程度の広さが必要なんで、こんな駐車場が集会場所になりやすいんです。さらに無数のスリップ痕でもあれば100%確定。きっぱりと諦めてすぐに立ち去りましょう。

他には「山の中や郊外にポツンとある駐車場」も要注意です。暴走族は人目につく場所で暴走行為をしたがりますが、一転して集会はひと目のつかない場所を選びます。こんな場所は利用者も少なく、広い敷地を抱えることも多いです。つまり、暴走族が集会を開くには打って付けという訳です。

運悪く暴走族の集会に巻き込まれたら

どんなに注意深く車中泊の場所を選んだとしても、運悪く暴走族の集会に巻き込まれるということはあります。こんな時は、慌てずにすぐに立ち去るということが大切です。

暴走族といってもすぐに周りのものを壊すなんて事はそうそうありません。すぐに立ち去れば、大して被害を受けることも無いはずです。ただし、その場を立ち去る時には暴走族の流れに逆らって走り去るのではなく、周りの動きに同調しながら走り去る事が大切です。

考えてもみてください、楽しく仲間で走っている時に流れをぶった切るように普通のミニバンがノコノコ走って来るんです。乱暴な人なら罵声の一つも浴びせたくなるというもんです。

僕が以前、暴走族の集会に巻き込まれた時も、この方法で無事脱出したことがあります。身をもって実証したテクニックという訳です(もちろん100%の安全を保証するものではありませんが)。

スポンサーリンク

車上荒らしに対する備え

車上荒らしをするドロボーの多くは、車の中に誰も乗っていいない事を確認して犯行におよびます。平気で法律を犯すドロボーといっても、車内にどんな人が乗っているか分からない状況で犯行に及ぶのはリスクが大きすぎるのです。

そこでこのドロボーの心理を応用して、車中泊における車上荒らし対策をおこないましょう。具体的には、周りの人に迷惑にならない程度にラジオやテレビを点けっぱなしにしたり、窓からわずかに光がもれるように照明を点けっぱなしにします。簡単に言えば、「この車の中には人が乗っているよー」とアピールするわけです。

こうしておけば、「あ、この車の中には誰かいるな」と、多くのドロボーが犯行に及ぶことを躊躇するでしょう。もちろん、車のあまり停まっていない場所や、暗い場所での「車中泊」は避けるといった予防策も重要です。

車上荒らしが車内に侵入してきたら

万が一、車中泊中にドロボーが侵入しそうになったら、ドスを効かせた大声を出すとか、警察に連絡を入れているとドロボーに感じさせることで撃退できる可能性が高まります。

警察への連絡は実際に電話が通じていなくても構いません。大声で通報している風を装うだけで十分な効果があります。「そんな大声、とっさに出ないよ」という人は、自宅でスマホやレコーダーに声を録音しておくといいでしょう。ドスの利いた声が出ないという人は、太い声の人にお願いするという手もあります。

また、運転席に移る余裕がる場合は、躊躇なく運転席に移動してすぐに車を動かしましょう。この俊敏な機動力こそ、車中泊の最大のメリットです。

スポンサーリンク

災害に対する備え

車中泊は、住宅よりも構造の脆弱な車の中に寝泊まりする行為です。一度災害が起きれば、自宅にいるよりも危険度は高まります。

今回は、そんな車中泊中に遭いやすい災害の中から、「大雨」と「地震」、「津波」についての安全対策を解説します。

「大雨」に対する安全対策

「大雨」に対する安全対策としては、まず「大雨の降りそうな時にわざわざ車中泊をしない」という事です。それでも、長い旅の中では、予期せず雨に遭遇するということもあります。こんな時は、海や河川の近くは避け、開けた高台の駐車場がオススメです。急な斜面や崖の下は、雨による土砂崩れの危険があるので避けた方が無難でしょう。

よく言われる話として、「地名に”水”に関する字が入っている場所は水害に遭いやすい」というのもあります。最近の車やスマホにはナビゲーションや地図が内蔵されていますから、車中泊の前に確認してみてください。

「地震」に対する安全対策

これに対して地震の場合は、少々揺れたぐらいで車がひっくり返ることはありません。ただし、建物や崖が崩れて巻き込まれる可能性は高いです。大きなビルや橋の下、崖の近くは避け、なるべく開けた場所にある駐車場に停めましょう。

「津波」に対する安全対策

地震の後、震源が海の中にある場合は「津波」が発生することもあります。海の近くに車を停めている場合は、大至急、高台へと避難してください。ただし、津波からの避難については、車が避難経路に殺到して大渋滞を引き起こす事もあります。こんな時は車での避難にこだわらず、徒歩で避難したほうが助かる確率は高いです。

といっても、避難生活に車中泊の用意と車があれば大いに助かるのも事実。郊外で車があまり走っていいないようなら、そのまま車で避難しても構いません。

このあたりの判断については、一概にこうと言い切ることはできません。車中泊をする前にはそのあたりの事を十分踏まえ、もしもに備えて周辺地域の調査とシミュレーションをしておくことが大切です。

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)