円安が急激に進行したり原油価格が上がり始めると、それに釣られてガソリン価格もどんどん上昇していきます。こんな時は、ガソリンスタンドの前を通るだけでドキドキしてしまいます。
燃費の良い最新型のハイブリッドカーや電気自動車に買い換えられれば、ガソリンの価格に一喜一憂することも無いのでしょうが、先立つものが無ければどうしようもありません。
そこで今回は、僅かな出費で車の燃費を改善することのできるグッズをいくつか紹介したいと思います。
低燃費(エコ)タイヤ
車のパーツの中で一番燃費改善効果が期待できるのが、タイヤです。現在では、各タイヤメーカーからそれぞれこういった低燃費タイヤが発売されています。
低燃費タイヤの原理は、車が安全に走るためのグリップを確保しながら、走行の時に無駄にタイヤに掛かっている負荷を減らし、その結果燃費を向上させるというものです。
具体的には、タイヤの空気圧を高め、トレッドパターンやゴムの材質を見直し、タイヤの走行抵抗を減らしています。その他には、タイヤのトレッド面を狭くする事と同時に、タイヤ自体の重量を減らす工夫も行われています。
そのため普通のタイヤと比較すると、少し乗り心地が悪かったり、ブレーキが効きにくい(しっかりと踏み込めば充分な制動力が得られます)、ロードノイズが大きい、ステアリングフィールが曖昧といったデメリットを感じる人もいます。
交換する時の価格は、普通のタイヤよりも安くなることが多いです。
軽量ホイール
ホイールを軽量化する事でも、燃費改善効果が期待できます。ただし、手軽な値段で購入することのできるホイールは、かっこがいいだけで却って重量が重くなる事があります。
軽量化するには、それなりの高価なアルミホイールが必要となりますので、費用対効果は大して期待できません。中古で軽量ホイールを手に入れる事ができれば、効果的な燃費対策となります。
省燃費オイル
エンジンオイルには、低燃費を実現するために開発された「省燃費オイル」というものがあります。
このエンジンオイルには、粘度の低い「0W-20」や「5W-20」のエンジンオイルが使われています。
そのため、あまりに高出力のエンジンに使う事はできません。また、車によってはオイルの性質を指定しているものもあります。省燃費オイルを使う際は、自分の車に適合しているかどうか確認してから使うようにしてください。
普通のファミリーカーやコンパクトカーであれば、問題なく使うことができます。
ガソリン
レギュラーガソリンの場合は、その銘柄というよりも、入れるスタンドによって燃費が大きく変わることがあります。
レギュラーガソリンは「スタンドごとに融通しあっているため、品質の違いは無い」といわれますが、秋ろーが個人的に自分の車で確認した限りでは、数%から10%近くの違いがありました。
あなたが入れるガソリンスタンドによって「満タン法」で計測し、一番燃費の良いガソリンスタンド(もちろんガソリン単価を考慮に入れた上で)で入れるようにすれば、一年で相当のガソリン代を浮かすことができます。
参考:有名ガソリンスタンド系列店と無印ガソリンスタンド、どちらで給油する方がお得?【コラム】
プレミアムガソリンの場合は、メーカーごとにガソリンの配合が違います。同じように「満タン法」によって計測し、自分の車に一番合ったガソリンを見つけてください。