4代目 三菱 ミラージュ サイボーグ(1992年)【旧型レポート】走りの楽しいハッチバック [E-CA4A]

今回の旧型レポートは「4代目 三菱 ミラージュ サイボーグ(1992年)」。
1991年にモデルチェンジしたコンパクトな3ドアハッチバックです。

この3ドアハッチバックの他に、4ドアセダンや2ドアクーペ(アスティナ)も用意されていました。

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外観

全長3950mmX全幅1690mmX全高1365mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2440mmとなります。

ゆるやかな丸みをもったスポーティな形状の3ドアハッチバックです。

フロント

スムーズなラインで構成されたフロントノーズに、楕円形のヘッドライトが装備されます。知的な印象の優しいフロントフェイスです。

サイド

極端に切り詰められた前後オーバーハング、薄いAピラー(一番前の柱)とCピラー(前から3番目の柱)、スムーズなルーフラインが一体となってキビキビとした軽快感を感じさせます。

リア

小さなヒップラインに、小気味いい楕円型のリアコンビランプが組み合わされます。どことなくフランス車っぽいおしゃれな雰囲気が漂います。

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内装

標準的な質感のシンプルな内装デザイン。機能的にデザインが整理されているため、使い勝手に問題はありません。メーターナセルには大型の3連メーターが装備され、視認性も良好です。

シート

スポーティな形状のフロントシートが装備されます。ややクッションのコシが不足気味でしばらく乗っていると腰が痛くなります。

リアシートには大人がなんとか座れるだけのスペースが確保されています。Cピラーがすぐ後ろにあるため、頭回りに広々感はありません。

荷室

荷室はコンパクトな3ドアハッチバックとしては、標準的な広さを確保。二人で1泊2日旅行くらいであれば充分こなすことができます。リアシートを倒せば、ステーションワゴン並の荷室として使うことができます。

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エンジンとミッション

1597ccの直列4気筒DOHCエンジンに、5速MTが組み合わされます。
エンジンは、175ps/7500rpmの最高出力と、17.0kgf・m/7000rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量1030kg。

エンジン

1.6Lのツインカムエンジンで前輪を駆動します。乗用車用のエンジンとしては異例に高回転型で、最大トルクを7000回転で発生しています(通常の乗用車用エンジンは、最大トルクの発生が4000回転以下くらいに設定されていると、低速トルクが太く扱いやすい特性となります)。

ホンダの「VTEC」とよく似た、「MIVEC」機構を搭載。エンジン回転に応じて「バルブタイミング」と「バルブリフト量」を最適に可変させます。

この「MIVEC」のおかげで、高回転型エンジンでありながら、低燃費と低速回転域での扱いやすさ、高回転時のパワフルな走りを両立しています。

ホンダの「VTEC」とは一味違う、「高回転域までどこまでも吹け上がり続けるような」気持ちの良いエンジンフィールです。

エンジンの吹け上がりでは「VTEC」に一日の長がありますが、トルク感では「MIVEC」も負けていません。

トランスミッション

ややストロークは大きいものの、カチカチとした節度感のあるシフトフィール。マニュアル・トランスミッションならではの、ダイレクトな変速フィールを楽しむことができます。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソンストラット式サスペンション、後輪にはマルチリンク式サスペンションが装備されます。

足回り

引き締まった印象のスポーティな足回りです。段差ではコツコツと衝撃を車内に伝えますが、不快な印象はありません。

ハンドリング

軽快でキビキビとしたステアリングフィールです。ステアリング操作に対して車が素直に反応するため、運転が楽しいです。

小回り性が高く、狭い場所での切り返しに重宝します。

評価のまとめ

軽快なハンドリングとよく回るパワフルなエンジン、節度のあるダイレクトなシフトフィールが相まって、最高に走りの楽しい車です。

ちょっとフランス車っぽい外装、適度に余裕のある室内空間と荷室。走りを楽しみたい若者が普段の足として購入するのにちょうど良いお手頃な車といえます。

価格

新車当時の価格 | 1,650,000円

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)