最近の車はAT(オートマチック・トランスミッション)で操作する車が増え、めっきりマニュアル・トランスミッションを操作する機会は減りました。
そのせいもあって車好きを自称する人の中にも、マニュアルの操作を苦手とする人がいるほどです。かく言う、秋ろーのレガシィB4も実はAT車です。
マニュアルトランスミッションの車を運転する場合、下手な人が操作をすると無様にガクガクと震えるため、横に乗っているだけでうんざりしてしまいます。
これに対して上手な人が運転する場合は、スムーズで振動の少ない無い路面を滑るような動きをみせます。こういう車に同乗していると、「ああ、この人はなんて車の運転が上手いんだろう」と惚れ惚れしてしまいます。
特に二人の関係が恋人同士や夫婦であれば、さらに相手の事を惚れ直す事になります。
シフトとエンジン回転を合わせる
マニュアル車の運転を上手に見せるには、ゆっくりと確実にシフトチェンジを行うことです。ただし、クラッチを繋ぐ時はただゆっくりと繋ぐだけではだめで、シフトとエンジン回転が合っていることが重要です。
シフトギアとエンジン回転を合わすには、タコメーター(エンジン回転計)をチェックしながら、色々なタイミングでシフトチェンジを試してみるのが一番です。
何度かやっているうちに、適切なタイミングが分かるようになり、タコメーターを一々確認しなくてもスムーズにシフトチェンジできるようになります。
新型マツダ・ロードスターなど、最近のスポーツカーにはメーターの下に適切なギアを表示してくれる「ティーチング機能」が付いています。シフトチェンジのタイミングがよく分からないといった人は、この機能を使って練習すると比較的簡単に上達することができます。
初めてマニュアル・トランスミッションの車を買うとか、久しぶりにマニュアルの車に乗ってみようと考えている人にも、こういった「ティーチング機能」の付いたスポーツカーがオススメです。
シフトチェンジの途中に一呼吸の「間」を置く
マニュアルのシフトチェンジを上手に見せるもう一つの方法は、シフトチェンジの中間地点(ニュートラル)で、一度シフトを止めるように操作することです。止めるというより、一呼吸置くといった方が正確かもしれません。ゆっくりとしたシフト操作の途中にこの「間」を置くことで、丁寧で上手な運転をしているように見えます。
実際にこのような「間」を空けたシフト操作をすると、ギアの入りが渋いシフトでも、スムーズに操作が出来るといった効果が期待できます。加えて、シフトやトランスミッションの痛みも軽減できます。
AT車の場合も丁寧で確実な操作が大切
これは、マニュアル・トランスミッションだけではなく、ATの場合も同様です。
駐車場で後退する時、車が完全に停止していないのにギアをバックに入れ、車に「ガクン」といった衝撃を与える人がいます。
こういった衝撃は、トランスミッションを確実に消耗させています。トランスミッションは高価なバーツです。なるべくメンテナンスコストを掛けず、長く愛車を乗り続けたいと考えるなら、こういった乱暴なシフト操作はさけ丁寧で確実なシフト操作を心がけてください。