タイヤの空気圧を定期的に点検する
タイヤの空気圧が低下していると、燃費が悪くなるだけでなく、タイヤの温度が上昇してタイヤを急激に劣化させる事になります。
また、スリップやハイドロプレーニング現象など、危険な状況に陥ることもあります。
こういったタイヤの空気圧低下を未然に防ぐには、月に1度くらいの頻度で空気圧をチェックする必要があります。
タイヤの空気圧チェックについては、ガソリンスタンドのスタッフにお願いすれば親切にやってくれるはずです。
人にやってもらうのがどうしても嫌だという人の場合は、セルフ式のガソリンスタンドで備え付けの空気入れを使ってください。使い方が分からない時は、ガソリンスタンドのスタッフに質問すれば親切に教えてくれるはずです。
また、ホームセンターで売られている携帯型の空気圧を使えば、自宅で簡単に空気圧を計ることができるようになります。タイヤの空気圧を計る時は、タイヤが冷えている状態で計るようにしてください。何キロも走った後や炎天下に車を放置した後に計ると、タイヤ内の空気が膨張して正確な空気圧を計ることができません。
そのため、ガソリンスタンドで計る時には、なるべく自宅から近いスタンドで計る方が正確な測定をすることができます。
タイヤの空気圧は気温によって微調整する
夏はタイヤの温度が上昇して内部の空気が少し膨張しています。そのためタイヤの空気圧を計る時には、春や秋は規定の空気圧よりも0.1ほど高めに、夏になれば0.3くらい高く充填するとちょうど良い空気圧となります。
ただし、夏でも夜間に計る場合は、タイヤの温度も低下していますので、0.1ほど高めで十分でしょう。このあたりの微妙なさじ加減については、最終的に自分が車に乗ってみて乗りやすい空気圧に調整してください。
トレッド面に挟まった小石は小まめに取り除く
タイヤのトレッド面の隙間に小さな小石が挟まっている時は、小型のマイナスドライバーで小まめに取り除いておいてください。そのまま放置するとトレッド面を痛める原因となります。
タイヤに刺さった釘を見つけた時の対処方法
タイヤに釘やネジが刺さっているのを見つけたら、安易に取り除かずそのまま修理に出してください。ラジアルタイヤの場合、小さな釘が刺さっている程度ではそれほど大きく空気が抜けることはありません。
逆に釘を抜いてしまえば、一気にタイヤが凹んでしまいますし、釘がどこに刺さっていたか見つけるのにも手間取ることになります。
小さな釘がタイヤの中に完全に刺さっている場合は、自走することもできますが素人判断は禁物です。整備工場やディーラーに連絡してプロの判断を仰ぎましょう。