車庫入れや駐車っていうのは、普段と違う操作や車両感覚が必要です。擦ったりぶつけたりといったトラブルも多く、苦手にしている人も少なくありません。「秋ろーの自動車ガイド」でもそういった記事へのアクセスが多いんで、「車庫入れや駐車で苦労しているって結構いるんだなあ」という印象を受けますね。
そこで今回の【運転のコツ】では、これまで紹介してきた「車庫入れのコツ」にプラスして、知識としてしっておくことで「さらに車庫入れがやりやすくなる」っていう小技を6つばかり紹介します。どれも簡単な小技ばかりなんで、この機会にしっかりと覚えて車庫入れのレベルをグッと向上させてください。
以前このブログで紹介した「車庫入れのコツ」については、下のリンクから御覧ください↓
ミニカーで遊びながら練習する
最近のミニカーや車のプラモデルは、精巧に作られているものが多くて、中には本物と同じように前輪の角度を変えてステアリングを切れるモノまであります。この手のやつは小さくても物理的な仕組は本物と同じなんで、ステアリングを切ったまま走らせれば「内輪差」まで生じるんです。
ということで「車庫入れや駐車が苦手」という人は、冒頭で案内している4つの記事を参考にしつつ、ミニカーを使って「シミュレーション」をしてみましょう。
ミニカーなら隣の車にぶつけたり、柱や壁でボディを擦るなんて心配もありません。失敗してもやり直せば良いんで、気が済むまで何度でも練習できます。
普段からミニカーを使った練習を繰り返しておけば、上から見下ろす感じで車の位置をイメージできるようになります。これが意外に便利で、実際に駐車する時も頭の中にそのイメージが浮かぶんで、車庫入れや駐車がグッとやりやすくなります。
つまり、実際の車庫入れや駐車をする時も、ミニカーを使ったシミュレーションに近いレベルで「正確な駐車」が簡単にできるようになるんです。
コンビニの段差では止まらない
コンビニの駐車場やコインパーキング、自宅駐車場の出入り口には僅かな段差が設けられています。こういった段差を勢い良く通過するとそれなりの衝撃がありますので、衝撃を嫌ってゆっくりと通過する人が多いです。
ただし、段差の手前で一旦停止するのはオススメ出来ません。段差の前で完全に車を停止すると、段差を通過するためにアクセルを強く踏み込む必要があり、かえって危険だからです。
これを防ぎながら、かつスムーズに段差を通過するためには、「段差の直前で止まらない」という事と「ゆっくりと徐行で通過する」といった2つのポイントが大切。段差の前で安全確認をする場合は、1mほど手前で停止すれば問題ありません。
とくに車高の低い車やエアロパーツを組んでいる車の場合は、勢いを付けすぎるとボディの下を擦ってしまうことがあります。普通の車以上に丁寧な運転を心がけましょう。
古タイヤで衝撃を吸収する
車庫入れで車をぶつけてしまいそうな場所には、あらかじめ古タイヤを設置しておくことで車の損傷を防ぐことができます。
徐行でゆっくりとぶつかる程度であれば、十分に古タイヤでも衝撃を吸収することができます。もちろん、ボディが歪むほどの大きなエネルギーを吸収することはできません。ある程度の丁寧な運転が前提です。
その他には、子供が勢いよくドアを開けてぶつけてしまいそうな場所にも設置しておくと安心です。子供は楽しいことに夢中になると周りが見えなくなります。大人の方で予め予防策を取っておく方が無難でしょう。
また、駐車場の出入り口にミラーを設置して死角をカバーするとか、コンクリートの壁ギリギリまで寄せるため、壁にミラーを設置して「運転席からボディと壁の距離を確認する」なんて工夫をする人もいます。自宅の駐車場にこういったモノの設置が可能なら一度お試しください。