毎週、日曜日になると「車の洗車をしなければ気が済まない!」という気持ちになる「洗車マニア」と呼ばれる人たちがいる反面、多くの人々は「車の洗車なんて面倒だ」と思っている場合がほとんどでしょう。
ただし、いくら洗車が面倒だといっても、明日デートがあるとか、年末には故郷に帰省する予定がるといった場合、ドロドロの車のままという訳にもいきません。
そこで今回は、そんな時に役に立つ「時間の無い人の為のスピーディな洗車方法」について解説したいと思います。
まず一番に洗うのはタイヤとホイール
洗車にあまり時間が掛けられない場合、当然ながら車の全部を洗車することはできません。そのため、より洗車効果の高い場所に絞って洗車を行う事になります。
一番洗車効果の高い部分といえば、タイヤ&アルミホイールをおいて他にありません。
まずタイヤにチョロチョロと水を書け、タイヤ全体を湿らせます。次にブラシやスポンジで軽くこすりながら汚れを落としていきます。余裕があればアルミホイールも同時に洗いますが、アルミホイールには頑固な汚れが付着していますので、後に紹介する「霧吹き」を使って洗浄液を吹き付けてから洗ってください。
最後にタイヤとホイールを雑巾で軽く拭き上げ乾燥させます。タイヤが乾燥したらタイヤを劣化させる事のない「水性のタイヤワックス」を使ってタイヤを磨き込んで終了です。
タイヤがワックスによって黒光りしているだけで、全体がギュッと引き締まって見える効果があります。
タイヤの巻き上げた水垢を洗い落とす
もう少し時間のある場合は、タイヤの周りやボディの四隅など、タイヤの巻き上げた汚れが付着している部分をキレイに拭き取ります。
この時、普段ボディを洗車するために使っているカーシャンプーや洗車スポンジは使いません。また、ボディに泥や砂でガッツリと汚れがついている場合、この方法ではボディに傷を付けてしまいますので、そういった場合は普通の洗車方法で洗ってください。
この洗車方法で対応できるのは、薄っすらと埃や水垢が付いている場合に限られます。
まず、霧吹きに中性洗剤を溶かした洗浄液を作ります。濃度は若干泡立つくらいでいいでしょう。あまり濃くするとボディに水垢が残る原因となります。
この洗浄液を車の汚れた部分にたっぷりと吹き付け、しばらく待って汚れが浮き上がってきたところで、セーム皮などボディに優しい素材で優しく拭き上げます。ゴシゴシと拭き上げるとボディに傷を付けてしまいますので注意してください。
窓ガラスをキレイにする
さらに時間がある場合は、この洗浄液を使って窓ガラスを拭き上げます。窓ガラスにワイパーの跡など汚れがついていると、全体の印象が汚く感じられるからです。
また、ついでにメタリックパーツやヘッドライト、リアコンビランプなども磨き上げておくと、さらに全体がキレイに見える効果が高まります。
ここまでやれば十分あなたの車はキレイに見えているはずです。またこれ以上手をかけるなら、普通に洗車した方が早くてキレイになりますから意味がありません。