普段、自動車自体の整備とメンテンスに気を使っているという人でも、以外と洗車グッズの保管にはずさんな事が多いものです。
しかし、洗車グッズをしっかりと管理していない場合、その汚れや劣化が原因となって、自動車自体を傷つける可能性があります。
そんな事にならないように、今回は洗車グッズの保管とメンテナンスについて解説したいと思います。
洗車グッズはカーシャンプーの残り水で洗う
ブラシやウェス、洗車用スポンジは、洗車の時に使ったカーシャンプーの残り水で洗います。
しっかりとシャンプーで汚れを落としたら、一旦キレイな水ですすぎます。後は、水を切ってウェスやスポンジは天日に干し、ブラシは陰干しにします。ブラシを天日に干すと、毛先が開いて使えなくなることがあるので注意してください。
ワックスに使ったスポンジも、カーシャンプーの残り水で洗います。特にワックスの付いた面は、汚れとワックスが混ざって付着していますので、スポンジをつまむようにしてしっかりと洗ってください。
後はきれいな水でしっかりとすすぎ、水を絞って陰干しにすれば終了です。
洗車グッズをトランクに保管しない
よく、洗車グッズを出したり、しまったりするのが面倒だという理由から、濡れたままの洗車グッズをトランクに保管している人がいます。
濡れたままのバケツやスポンジ、ウエスなどをそのまま保管していると、車内にカビを発生させたり、異臭を発生せさる原因となります。
また、シャンプーやワックス等のケミカル用品は、車内の熱によって品質が変化して通常の性能を発揮できなくなります。さらに、熱によって容器が膨張して破裂すれば、車内に内容液がこぼれ出し、強烈な匂いとともに車内の内張りを急激に劣化させることになります。
そのため、洗車グッズはトランクなど車内にそのまま放置せず、使い終わったらシッカリと洗って乾燥させ、家のロッカーや物入れなど冷暗所に保管してください。
人工セーム革
水分をしっかりと拭き上げる時に便利な「人工セーム革」は、水洗いをした後、しっかりと陰干しをして乾燥させます。汚れが付着している場合は、中性洗剤などで軽くもみ洗いをしてから陰干しにしてください。洗車の残り水を使って洗うと、油汚れが付着する可能性があるのでおすすめできません。
こういった人工セーム革の説明書には、すぐに次の洗車に使えるように、「濡らしたまま保管すること」と指示されていますが、濡れたままだとカビや菌、異臭を発生させることがあります。
そのため、しっかりと陰干しをした後、専用のケースに保管するようにしてください。次に使う時、水に濡らせばあっという間に、柔らかくなるので心配いりません。