自動車で運転中、脇道から強引に割り込みをしようとして立ち往生している車がある時、いつのもあなたならどういった対応をしていますか?
主に考えられるのは次の2つのパターンでしょう。
目次
- マナーの悪い車はブロックして合流させない
- マナーの悪い車を自分の前に入れてあげる
- マナーの悪い人にも良心はある
- マナーの良い運転が一番お得!
マナーの悪い車はブロックして合流させない
まず一つ目は、隙あらば強引に入ろうとしているその不届き者の車を、しっかりと全車との距離を詰めることで完全にブロックして意地でも合流させないとするパターンです。
ただこういったマナーの悪い車は、放っておけば交通の邪魔になるだけではなく、ひょっとしたらあなたの前に強引に入ろうとノーズを突っ込んでくる可能性もあります。こうなると、上手くいけば急ブレーキで回避が間に合うかもしれませんが、満が悪ければあなたの後に後続車が追突してきたり、あなたの車が割り込んできた車に衝突したりするリスクがあります。
マナーの悪い車を自分の前に入れてあげる
二つ目の方法は、そのまま放っておけば交通の邪魔ともなりかねないその車両を、速度を落として自分の前に入れてあげるパターンです。
この場合、そのマナーの悪い車両は「これ幸い」とばかりに、挨拶もせずに合流してくるかもししれません。また、「何をちんたら走っているんだ、そんな車を入れるな!」と後続車からクラクションによる抗議を受ける可能性もあります。
ただ一つ確実に言えることは、こういった場合は気分が悪くなる可能性はありますが、一つ目の方法のように衝突などの「大きなリスクを伴わない」という最大のメリットがあります。
マナーの悪い人にも良心はある
しかも、マナーの悪い車両とはいえ、「親切に合流させて車に対して礼も言わずに走り去る」というパターンはそう多くありません。
多くの場合、軽くクラクションを鳴らすか、軽く手を挙げるなどのお礼の意思表示があるはずです。そうなれば、「今回は強引に入りすぎたなあ、次からは気をつけよう」と考える人が少しはいるかもしれません。
また、それ以上に、「今度自分が逆の立場だったらあの人のように気持ち良く入れてあげよう」と思う人もいるでしょう。
マナーの良い運転が一番お得!
もちろん、こういった考えを持つ人は10人中1人かもしれません。ただ、こう考えてマナーの良い運転を心がけていけば、あなたが事故を起こす可能性は限りなくゼロに近づくことになります。
「マナーの良い運転」は、人に譲ってばかりで損をしているように感じられますが、よく考えれば、実は自分が一番得をしているという事に気づくはずです。
逆に「強引な割り込みを繰り返すマナーの悪い運転」は、リスクが大きい割に利益の小さな割に合わない行為だということがいえます。