現地へ行って自分の車で自由に動きまわりたいという人は、長距離移動であっても高速道路を使って旅行することが多いと思います。
多人数で移動すればそれだけ移動コストも安くなり、メリットも多いような気がします。
しかし、このような超ロングドライブの場合、ドライバーの疲労もそれだけ大きくなっているという事を忘れては行けません。また、疲労がたまれば、それだけ事故の危険性も高まります。
このような時にオススメしたいのが、フェリーと自動車を併用したハイブリッドプランです。
フェリーと高速道路を時間で比較
例えば、神戸~宮崎間の場合は、NEXCO東日本の「ドラぷら」でルート検索してみると、距離848..1km、所要時間9時間32分となります。これは、休憩も仮眠も取らずノンストップで行った場合です。フェリーの場合は、神戸~宮崎間のフェリーで所要時間12時間30分となり、これに加えて宿泊や休憩の時間を考慮すると、フェリーを使った方が到着も速くて身体にかかる疲労も少なくてすむという事になります。
フェリーと高速道路を価格で比較
次に費用の面から、二つのルートを比べてみます。まず自動車の場合、燃費をリッター15kmで計算すると、56.54リッター必要となり、ガソリンの価格をリッター120円とすると合計で、6784円(端数切り捨て)となります。これにETC料金11870円を加えると、全体の合計は18654円となります。これに二人分の宿泊費や食事代をプラスすると3万円前後くらいは掛かりそうです。
フェリーの場合は、5m未満の乗用車一台分の料金27350円に、ドライバーと同乗者一人の旅客料金9460円(2等船室料)X2で、合計46270円となります。
費用の面では、高速道路を自動車で行った方が安くなりますが、披露や安全面を考えるとその時の事情に合わせて十分検討に値する価格差だと思います。
フェリーチケットを安く購入するには
さらにフェリーには、チケットを割引で購入するための様々な方法があります。
インターネット割引
太平洋フェリーの場合、インターネットを使って予約すると最大10%の割引が受けられます。
名門大洋フェリーの場合は、最大30%の割引が受けられます。
JAFで割引
太平洋フェリーの場合、JAFの会員証の提示で10%の割引が受けられます。
オレンジフェリーの場合、10%引きとなります。
フェリーさんふらわあの場合、10%の割引を受けることができます。
宮崎カーフェリーの場合、10%割引となります。
往復割引
太平洋フェリーの場合、全区間の復路のみ、10%の割引を受けることができます。
オレンジフェリーの場合は、30%引きとなります。
フェリーさんふらわあの場合は、20%の割引を受けることができます。
新日本海フェリーの場合、10%割引となります。
学生割引
太平洋フェリーの場合、学生証の提示で10%の割引を受けることができます。
オレンジフェリーの場合は、20%引きとなります。
フェリーさんふらわあの場合は、20%割引で購入することができます。
新日本海フェリーの場合、20%割引となります。
宮崎カーフェリーの場合、20%割引が受けられます。
団体割引
太平洋フェリーの場合、団体で申し込むと、全期間10%の割引を受けることができます。
オレンジフェリーの場合は、最大で25%割引となります。
フェリーさんふらわあの場合、最大で40%の割引を受けることができます。
早割
太平洋フェリーの場合、28日前までの予約・購入でなんと最大50%の割引が受けられます。
コンビニで購入
コンビニでチケットを購入することで、割引価格となることがあります。
シルバー割引
フェリーさんふらわあの場合、60歳以上の方の運賃を20%割引で購入することができます。
宮崎カーフェリーの場合は、10%割引となります。
各フェリー会社独自の割引
オレンジフェリーの会員証(おれんじ会)提示で、20%割引が受けられます。
フェリーさんふらわあは、4M以下の自動車に対して片道3000円の割引を実施しています。また、クラブさんふらわあの会員は、20%の割引を受けることができます。
宮崎カーフェリーの場合、会員証(マリンカード)提示で20%割引を受けられます。
このようにプランによって10%〜50%の割引が設けてありますので、うまく組み合わせる事によって、高速道路を使うよりも安く行ける場合もあります。
ちなみに神戸〜宮崎間のフェリー料金に、宮崎カーフェリーの会員証の割引を使った場合は、46270円X0.8で、37016円となります。