トヨタ・アルファードの「自動車保険料(任意)」とか、「自賠責保険料(強制)」っていくら掛かるの?

トヨタ・アルファードの自動車保険料はいくら?

今回は、トヨタの誇る高級ミニバン「アルファード」の「自動車(任意)保険料」とそれに関わる「料率クラス」、「自賠責(強制)保険料」について詳しく計算してみました。「これからアルファードを購入しようかな?」なんて考えている人の参考になれば嬉しいです。

実際の保険料については、流し読みでも分かるように「赤字」で書いてます。時間の無い人は、見出しの「保険会社名」と合わせてザザッと読み飛ばしてください。

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2018年4月26日

「自賠責(強制)保険料」は、法律で加入を義務付けられた保険で、車を購入した人は全員入らないといけません。ただし、補償内容は最低限に抑えられているので、事故で被った被害をこれだけで賄うには少々役不足です。

そこで考案されたのが「自動車(任意)保険料」。「自賠責(強制)保険料」で保障しきれない部分を補えるようにと、手厚い保障になってます。その名の通り加入は「任意」で、法律上の義務はありません。補償内容もユーザーのニーズに合わせて、ある程度自由に設定できます。

そのため「自動車(任意)保険料」は定額となる「自賠責(強制)保険料」と違って、ユーザーや車の条件、補償内容によって保険料が大きく変動します。そんな車の条件として「料率クラス」というものがありますが、今回はこれについても解説してます。

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アルファードの料率クラス

料率クラスとは

「料率クラス」の正式名称は「形式別料率クラス」といいます。「損害保険料率算出機構」によって自動車ごとに決められ、1年ごとにその車の「事故率」や「保険金の支払額」を元に算出されてます。

「料率クラス」は細かく4つの項目に分けられていて、「対人賠償保険」と「対物賠償保険」、「人身傷害保険・搭乗者傷害保険」、「車両保険」があります。段階は1~9までの9段階。数字が小さくなるほどリスクが小さく、それに伴って保険料も安くなる仕組みです。つまり、「料率クラス」が「1」であれば「リスクが一番小さく保険料も安い」ってことになります。

アルファードの料率クラス

アルファード(AGH30W)における2020年の「料率クラス」は、以下の通りです。

項目 料率クラス
対人賠償責任保険 4(3)
対物賠償責任保険 7(4)
搭乗者傷害保険 10(5)
車両保険 11(6)

※()内は前年2019年の料率クラス

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アルファードの自動車(任意)保険料はいくら?

「自動車(任意)保険料」は、保険会社によって保険料や補償内容、条件設定が違います。ということで今回は、たくさんある保険会社の中から3社に絞って調べてみました。

条件設定はそれぞれなるべく近い条件になるようにしてますが、まったく同じじゃありません。走行距離を抑えることで「ある保険会社だけ極端に安くなる」なんてこともあるんで、保険料自体は大まかな目安として参考程度に見てください。

各保険会社で共通する「基本的な条件」は以下の通りです。

モデルは「トヨタ・アルファード(AGH30W・3代目)」で、グレードは「2.5S Cパッケージ」。2020年1月に新車登録。契約者の年齢は45歳で、等級は16等級。事故有係数は0年。

通勤通学に使用。本人限定。契約期間は1年。ゴールド免許所持。年間の走行距離は、10,000km以下。運転者の年齢は30歳以上(設定が無い場合は35歳以上)。保険証券を発行。

その他、保険会社ごとの細かい条件設定の違いについても、なるべく近い条件となるように配慮してます。といっても、保険会社が違うんで全く同じにはなりません。条件設定の違いについては、各項目の下に「黄色い四角」で囲って併記してます。時間があれば、ザッと目を通しておいてください。

三井住友海上「GKくるまの保険」

三井住友海上「GKくるまの保険」の場合、1年契約で月払いを選択すると、「車両保険」がフルカバーとなる「一般補償」で月々7,450円(1年目)。年間では89,400円になります。月払いをやめて年払いにすると、多少お得になって85,150円です。

車両保険については、「エコノミー」のパターンも計算したかったんですが、公式サイトに条件としての項目がありませんでした。ただし、僕自身がここの「エコノミー」に入ってるんで、設定があることは確かです。

細かい条件

その他の「細かい条件」については、以下の通り。

その他の細々とした条件は、「相手への賠償」として「対人賠償保険」が無制限。「対物賠償保険(免責なし)」が無制限。「対物超過修理費用特約」はあり。

「おケガの補償」として、「人身傷害保険」が3,000万円。「交通乗用具事故特約」が無し。「人身傷害諸費用」も無し。「傷害一時金」が1万(1日以上5日未満)・10万円(5日以上)。

「お車の補償」として、「車両保険」があり。「車両保険ご契約タイプ」が「一般補償」で、「保険金額」が430万円。「免責金額」が5-10万円(1回目5万、2回目10万)。「車両保険無過失事故特約」があり。「新車特約」が無し。「全損時諸費用特約」が「全損時諸費用(倍額払特約なし)」。

「その他の補償・特約」として、「QQ隊+ロードサービス費用特約」があり。「被害者救済費用」もあり。

ソニー損保

ソニー損保は「車両保険」が当て逃げから単独事故までカバーする「一般」だと、月払いで初回のみ22,920円となって残り10回が月々11,460円。年間だと11回払いで合計131,040円かかる計算です。

これを当て逃げや単独事故を補償しない「エコノミー」にすれば、初回のみ14,620円で残り10回が月々7,310円。年間だと11回払いで合計83,550円とグッとお安くなります。

車両保険をエコノミーにするとかなり払いやすくなりますが、個人的には補償の手厚い「一般」がオススメです。

さらに「車両保険」を「一般」のまま、「もらい事故」の弁護士費用まで補償プランにすると、初回のみ23,320円となって残り10回が月々7,310円。年間だと11回払いで合計133,280円掛かる計算です。

細かい条件

その他の細々した条件は、「相手方への補償」として「対人賠償保険」は無制限。「対物賠償保険」も無制限。「対物超過」は対物賠償で補償。

「自分や搭乗者の補償」として、「人身傷害」が「車内のみ補償型(乗車中のみ)」で、補償金額が3,000万円。「搭乗者傷害」の「傷害一時金」は無し。「無保険車傷害」が、無制限(人身障害で補償)。

「自分の車の補償」が、「車両保険」の「一般型」で、「保険金額」が445万円。「免責金額」は、1回目が5万円、2回目が10万円。「新車買替特約」は無し。「事故時レンタカー費用特約」も無し。「車内身の回り品特約」も無し。

その他に、割引として「証券ペーパーレス割引(-500円割引)」や「インターネット割引(-10,000円)」などが付いてます。

セゾン自動車火災保険「おとなの自動車保険」

最後に紹介するのは、「セゾン自動車火災保険」の「おとなの自動車保険」です。「事故リスクの少ない40代50代のための保険」として設計されているので、僕と同年代の人なら安くなるはずです。

車両保険が「当て逃げ」や「単独事故」までカバーする「フルカバー(一般車両)」だと、月々5,710円。年間だと12回払いで合計68,520円かかる計算です。これが一括払い(1年分)だと、64,670円とちょっとだけ安くなります。

これに対して車両保険を「当て逃げ」や「単独事故」を補償しない「エコノミー(車対車+A)」にすると、月々4,020円。年間だと12回払いの合計で48,240円になります。これを一括払い(1年分)にすると、45,380円です。

車両保険「フルカバー(一般車両)」にもらい事故の対応までカバーする「弁護士特約」を付けると、月々6,020円。年間だと72,240円。これを一括払いにすると68,170円になります。

その他の細々とした条件は、「基本補償」として、「対人・対物賠償」が無制限。「無保険車傷害」が無制限。「他車運転特約」があり。「被害者救済費用特約」もあり。

「各種割引」が、「インターネット割引」として-10,000円。「電気・ハイブリッド車割引」なし。今回は1台だけの計算なんで関係ないですが、2台目以降の保険料を-600円割引く「おとなの2代目割引」という割引サービスもあります。さらに「大人の早割」として「早割50日」で-1600円の割引。「早割30日」の場合はちょっと少なくなて-400円の割引になりますので、申し込むことが決まっている人は早めのやったほうがお得です。

「付帯サービス」として、「ALSOK事故現場安心サポート」を付帯。

「ご自身や同乗者への補償」として、「人身傷害」が「車内・社外ともに補償」で 保険金額 1名につき5,000万円。「搭乗者傷害」が死亡・後遺症障害(1名につき)保険金額500万円。入通院時の医療一時金が最高で100万円。

「ご自身の車への補償」として、「保険金額」420万円。「自己負担額」1回目0万円、2回目以降10万円。「車両新価特約」がなし。車両保険タイプが「フルカバータイプ(一般車両)」。「車両無過失事故特約」を自動的にセット。

「その他の補償」として、「対物全損時修理差額費用特約」があり。「ロードアシスタンス特約」があり。

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アルファードの自賠責(強制)保険料はいくら?

自賠責(強制)保険料

アルファードは「自家用乗用自動車」なんで、3年間(36ヶ月)の保険料で「35,950円」。2年間だと「25,830円」になります。

自賠責(強制)保険料の補償対象

「自賠責(強制)保険」は事故で被った最小限の補償だけを行う保険です。ということで、補償対象は「人身事故」のみ。ドライバーのケガや車の損害。相手の車の損害などは補償されません。

未加入の場合はどうなる?

「自賠責(強制)保険」は、法律で加入が義務付けられた保険です。当然ながら、加入していない場合は法律で罰せられます。

しかも、課せられる刑罰は「50年以下の罰金か、1年以下の懲役」と結構重め。さらに「違反点数6点」と「免許停止処分」も付け加えられます。「未加入の場合は車検を受けられない」なんてべナルティもあります。

ということで、自動車を購入したら忘れずに加入しましょう。といっても、普通にディーラーとかで車を購入すれば、まず最初に見積もりに計上されるはずなんで心配はいりませんけどね。

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)