アウディ・A3 スポーツバック【中古車で買う時の注意点】バイヤーズガイド

アウディA3を中古で買う時の注意点

「アウディ・A3 スポーツバック」は、ドイツのアウディ社が製造販売する、中小型クラスの5ドアハッチバックです。プレミアムメーカーのアウディが製造販売しているということもあって、見た目、乗り味ともに上質な感じがあります。

先代A3(2代目)は2003年から2012年まで販売され、現行型(3代目)は2012年にフルモデルチェンジ(日本市場は2013年から)。手頃なサイズ感に加えて、プレミアムカーとしては価格も安いんで、日本市場でも結構な人気があります。

価格が安いといっても、やっぱり普通の大衆車と比べれば多少割高です。ということで、「アウディA3」の購入を考えている人の中には、中古のA3が気になっている人もいるでしょう。

そこで今回は、「アウディA3を中古車で買う時、注意した方が良いポイント」について、詳しく解説していこうと思います。

現行型(3代目)、「アウディ・A3 スポーツバック」の【試乗レポート】については、下のページをご覧ください↓

【試乗レポート】新型アウディA3 1.4 TFSI スポーツバック

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「アウディ・A3 スポーツバック」の概要

この記事を執筆している時点(2019年)で、アウディA3の現行型(3代目)は登場からすでに7年が経過しています。ということもあって、中古車で買うなら、先代(2代目)の後期モデルか、現行型(3代目)というのが現実的な線でしょう。

今回の【中古車で買う時の注意点】では、そのあたりのことも踏まえて、「先代(2代目)後期モデル」と「現行型(3代目)前期モデル」、それから「現行型(3代目)後期モデル」を比較しながら解説していきます。

初代「アウディ・A3」の概要

1996年に登場した「初代アウディ・A3」は、ゴルフ4と同じプラットフォーム(車台)を使いながら、アウディブランドの「小さな高級車」として設計されています。

ただ、アウディとしても初めての試みだったんで、乗り味は「ゴルフ4」とあんまり代わり映えしないです。ボディスタイルは、3ドアハッチバックと5ドアハッチバックの2種。現行型で主力となっている「スポーツバック」はありません。

最終モデルが2003年とかなり古いので、今回の【中古車で買う時の注意点】では触れません。

2代目「アウディ・A3」の概要

2代目「アウディ・A3」は、2003年から2012年まで製造販売されていたプレミアムな5ドアハッチバック(スポーツバック)です。

ゴルフのプラットフォームを流用しているのは初代と同じですが、前回の反省を踏まえ、アウディブランドにふさわしい上質な仕上がりとなってます。しっとりとした質感の室内に、アウディにふさわしい滑らかな乗り味を持っています。10年の長きに渡って製造、販売が続けられていたってことは、それだけ2代目の完成度が高かったってことでもあるんです。

この世代から、現行型でも主力モデルとなっている「スポーツバック」が登場しています。5ドアハッチバックと比較するとボディ後端が延長され、広々とした荷室と、ステーションワゴンよりは軽快なスタイリングを両立していました。

「スバル・インプレッサ」でいうところの「スポーツワゴン」ですね。

3代目「アウディ・A3」の概要

現行型となる3代目「アウディ・A3」の登場は、2012年です。日本市場への導入は翌2013年からで、当初は主力モデルの「スポーツバック」だけでした(2014年にセダンを追加)。

基本コンポーネントは、「ゴルフ7」と共用。VWグループが誇る最新の「MQBプラットフォーム」を使ってます。

先代よりもボディをひと回り拡大しつつ、ホイールベースも60mm延長。ボディが大きくなった分、室内や荷室も拡大され使い勝手も良くなりました。上質感は先代以上で、もう「見た目だけがアウディで、乗り味はゴルフのまんま」なんてことは言わせません。

室内には最新のインフォテインメントシステム「MMI」を搭載。インターネットへの接続から、ナビゲーション、オーディオ、車輌情報の表示まで統合的に制御してくれる賢いやつなんです。その他には、日本市場で初となる「WiFi機能」の搭載も話題となってましたねえ。カメレオンを使った奇妙なCMと相まって、今でも強烈な印象が残ってます。

当時のゴルフには「衝突被害低減ブレーキ」が標準装備されていましたが、なぜか、ゴルフをベースとするプレミアムカーの「アウディ・A3」には装備されていません(オプションとして設定)。

3代目「アウディ・A3」の後期モデル

2017年にマイナーチェンジ。内外装の小変更と、トランスミッションの7段化。念願の、衝突被害軽減自動ブレーキ「アウディ・プレゼンス・フロント」も全車に標準装備されました。

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「アウディ・A3 スポーツバック」をあえて中古車で買う「メリット」

アウディ・A3の概要を掴んだところで、次はいよいよ「2代目 アウディ・A3(後期モデル)」と「3代目 アウディ・A3(前期モデル)」、「3代目 アウディ・A3(後期モデル)」を比較しながら、それぞれを中古で買う時の「メリット」について解説していきます。

先程も書いたとおり、初代のアウディ・A3については、年式が古すぎるんで割愛しています。

2代目(後期)を中古で買うメリット

2代目のスタイリングは3代目と同じ路線ですが、3代目よりはふくよかでおおらか、それでいて重厚感とか上質感を感じさせる完成度の高いデザインです。3代目だと「ちょっと尖りすぎてるなあ」と感じる人には、少しだけ保守的なデザインの2代目がオススメです。

年式の割に室内に上質感があるのも美点で、当時の同クラスプレミアムカーの基準を大きく超えています。内装の質感だけなら現代の車と並べても遜色ありません。

それから、3代目と比較するとボディサイズがひと回り小さいんで、「大きな車は取り回しがしづらい」なんて人には、ちょっとだけコンパクトな2代目の方が安心です。

なんといっても、2代目最大の魅力はその価格の安さでしょうねえ。モデル末期となる後期モデルでも最近では100万円前後から下が多くなってます(2019年6月現在)。

3代目(前期)を中古で買うメリット

デザインは、2代目よりも先進的で、3代目の後期モデルよりは穏やか、3代目のオリジナルデザインということもあって、バランスも良いです。

価格と年式のバランスが取れているのも嬉しいポイントで、2016年モデルなら200万円前後から買えます。

2代目よりもひと回りボディサイズが拡大され、さらにホイールベース(前輪から後輪までの距離)も長くなってるんで、室内や荷室が広く、乗心地も快適です。ボディが大きくなっているといっても、全幅で1780mmですから、日本で乗り回すならちょうど良いサイズ感だと思います。

ホイールベースを拡大したといっても、その分、フロントタイヤをボディ前端に押し込めているんで、全長はそんなに長くなってないです(ホイールベースの拡大60mmに対して、全長の拡大は35mm程度)。

3代目(後期)を中古で買うメリット

2017年に外観の小変更を伴うマイナーチェンジがありましたので、ここではこれ以降のモデルを「後期モデル」として扱ってます。

3代目(後期)のスタイリングは最新のアウディトレンドに沿ったもので、キリッとした精悍さがあります。上質感とともに新鮮さを求めるなら、最新モデルとなる後期型を買うしかありません。

さらに機械としても熟成されまくっているので、乗り味、ハンドリングフィールともに前期モデルより改善されてます。

前期モデルが登場した時は、なぜか標準装備されていなかった衝突被害軽減自動ブレーキ「アウディ・プレゼンス・フロント」も、後期モデルから標準装備されるようになりました。

もちろん、後期モデルは年式が新しいんで劣化の少ないモデルが多いですし、新車並みとか、ほぼ新車同然の新古車モデルもあります。

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「アウディ・A3 スポーツバック」を中古車で買う時の注意点(デメリット)

最新モデルでは改善されているポイントが、旧型ではそのまま残っているなんてことがあります。

その他にも、「ある人にとってはメリットだったポイントが、違う人にとってはデメリットになる」、なんてことは日常的によくあることです。ということで、ここからはそれぞれのモデルのデメリットについても詳しく解説していきます。購入してから後悔しないように、ここでしっかりとチェックしておきましょう。

2代目(後期)を中古で買うデメリットと注意点

2代目「アウディ・A3」は、2003年から2012年まで販売されていましたから、後期の最終モデルでも結構年式が古いです。そんなこともあって、ものによっては激しく劣化している可能性が高いです。

激しく劣化している中古車を見分ける基準として「1年に走行距離1万キロ」というのがあります。この基準で考えると、2012年モデルの場合は7年が経過していますから、7万キロ程度の走行距離から選ぶのが一番無難ということいなります。古い車を選ぶ時のコツとして覚えておいてください。

その他のデメリットとしては、最新のインフォテインメントシステムが付かないとか、衝突被害軽減自動ブレーキが無い、3代目に比べると室内や荷室が狭い、ホイールベースが短いので乗心地がいまいち、なんてこともあります。

注意点

中古車を購入する場合、10万キロ以上の車はあまりおすすめしたくはありませんが、もし、そんな過走行車を買うなら、タイミングベルトやクラッチ、ミッションオイル、ブレーキパッド、点火プラグなどの重要部品が交換されているかもチェックしておいてください。「安く購入して喜んだのもつかの間、次の車検で高額の出費を請求される」なんてことになったら大変ですから。

年式が新しい車の場合も、購入した後にバッテリーとか、タイヤなんかの高額なパーツを購入するタイミングになることがあります。後は購入してすぐに車検なんてことも。このあたりも、中古車を購入する時は頭にいれておきましょう。

3代目(前期)を中古で買うデメリットと注意点

3代目「アウディ・A3」が前期モデルとして登場した当時は、兄弟車のゴルフに標準で付いていた「衝突被害軽減自動ブレーキ」が、なぜかオプションのみの設定となってました。なので、前期モデルの中には自動ブレーキを装備していない車輌もあるんです。

後期モデルで内外装が変更されていますので、最新のデザインが良いという人は、後期モデルを選ぶしかありません。

同時に、後期モデルではメカニズムの熟成も進んでいます。より洗練された乗り味が良いなら後期モデル、多少の荒々しさは許容できるというなら前期モデルでも大丈夫です。

注意点

アウディには、新車保証として1年の保証が付きますが、これは中古車の場合もそのまま有効です。加えて、新車登録から5年目までの延長保証を有償オプションとしてセットすることもできます。前期モデルは、2013年から2017年までの販売ですから、2015年以降のモデルならこの保証を付けることができます(2019年現在)。購入するときは、このあたりの事もチェックしてみてください。

アウディ公式サイト「充実の保証

その他には、中古車ディーラーが独自に設定している保証もあります。これも併せて確認しておきましょう。

3代目(後期)を中古で買うデメリット

最新モデルの3代目「アウディ・A3(後期)」最大のデメリットは、なんといってもその価格の高さです。その他には、マイナーチェンジでキリッとした外観になったんで、穏やかなデザインの方が好きという人には、2代目とか3代目の前期モデルの方がしっくり来ると思います。

【中古車で買う時の注意点】のまとめ

2代目の後期モデルは価格も安くて、熟成も進んでいます。デザインにも、最新トレンドには無い穏やかで重厚感あふれる独特の味があります。ということで、2代目のデザインが気に入ったという人にはオススメです。ただし、年式が7年前なんで、そろそろ修理費用が気になるころではあります。

それに比べて、3代目の前期モデルなら価格も手頃ですし、年式も比較的新しいです。ものによってはアウディの延長保証を付けれますから、そこそこコストを抑えながら長くA3を楽しみたいという人にはこのあたりのモデルが一番だと思います。

僕が今「A3」買うなら、「1回目の車検が終わったばかりの3年ものに、2年の延長保証を付ける」って感じになるでしょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)