新型 マツダ CX-3 20S プロアクティブ(ガソリン仕様・2WD/6AT)【評価レビュー】ガソリンエンジンの爽快感あふれる走りをお手頃価格で [6BA-DKEFW]

マツダCX-3のイメージ

今回の【評価レビュー】は「新型 マツダ CX-3 20S プロアクティブ(ガソリン仕様・2WD/6AT)」。
2015年に登場した、コンパクトなクロスオーバーSUV(5ドア)です。

デミオ由来のプラットフォームに、1.5Lクリーンディーゼル「SKYACTIVE-D」を搭載するディーゼル専用モデル。今回そのCX-3に待望のガソリンモデルが投入されます。

ディーゼルエンジンはトルク感や燃費性能でガソリンエンジンを大きく上回りますが、反面、車両本体価格が高くなるというデメリットもあります。特に「かっこいいスタイリングに惚れ込んでCX-3を買いたい」とか、「1年の内1万キロも乗ることは無い」といったユーザーの場合ディーゼルエンジンは高いだけで大したメリットはありません。

そんなユーザー層にもCX-3を買ってもらおうと企画されたのが、この「新型 マツダ CX-3 20S プロアクティブ(ガソリン仕様・2WD/6AT)」です。

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「【評価レビュー】のまとめ」をどうぞ。

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外観

全長4275mmX全幅1765mmX全高1550mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2570mmとなります。

フロント

うねりのあるフロントノーズに細目のLEDヘッドライト。がっしりとしたグリルにハの字型にレイアウトされたポジショニング&ターンランプが組み合わされ、スポーティで上質なフロントフェイスを構成。デミオと基本アーキテクチャーを共有しているとは思えない上級感があります。

サイド

リフトアップされたボディに伸びやかなフロントノーズ。傾斜の強いA&Dピラー(一番前と後の柱)によるクーペライクなキャビン(居住空間)があいまって、エレガントな雰囲気とSUVらしいアクティブさを両立しています。

リア

小さなリアウィンドウとブラックアウト(黒で塗装)されたDピラー。腰高感のあるヒップラインによって、キビキビとした軽快感を演出。

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内装

カチカチとしたプラスチックパネルは決して上質ではありませんが、イミテーションのステッチや合皮、小さなメタリックパーツがセンスよく配置され、それなりに大人っぽい雰囲気にまとまっています。

メーターナセルにはシンプルな単眼メーター。その上にヘッドアップディスプレイが表示され、視認性、使い勝手ともに良好です。

シート

フロントシートはやや小ぶりながら適度な立体感とコシがあり、長時間ドライブでも疲れをためにくいです。人間工学に基いた設計がされており、運転席に座って自然に手足を伸ばすだけで適正なシートポジションを取ることができます。

リアシートは頭上空間にやや窮屈感がありますが、実用上の問題はありません。フロントシート下につま先を滑り込ませば、足元スペースも十分です。

荷室

スタイリッシュなボディの割に、荷室スペースにはそれなりの容量が確保されています。これなら家族4人で2泊3日旅行も可能です。シートバックを6:4で倒せば、さらにスペースを拡張することができます。

静粛性

デミオクラスだと考えれば、静粛性は十分高いです。

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エンジンとミッション

1997cc・直列4気筒DOHCエンジンに、6速ATが組み合わされます。
エンジンは、148ps/6000rpmの最高出力と、19.6kgf・m/2800rpmの最大トルクを発揮。

車両重量1240kg。JC08モード燃費は、17.0km/l。

エンジン

2.0Lツインカムエンジンで前輪を駆動(FF)。クリーンディゼルのようなトルク感はありませんが、自然吸気エンジンらしい爽快感あふれる回転フィールと必要十分なパワーを備えます。車重の軽さもあって動き出しは軽快です。

急な坂道や荷物を満載しての合流では、エンジンが唸りを上がるだけで思ったような加速感は得られません。こういったシーンでも十分な余力が欲しいなら、クリーンディーゼル仕様のXDがおすすめです。

トランスミッション

トルコン式の6速ATを装備。心地よいダイレクト感を伴うスムーズなトランスミッション。

乗り心地とハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはトーションビーム式サスペンションを装備。

乗り心地

装着されるタイヤは前後ともに215/50R18。

ゴツゴツ感のあるスポーティな足回り。目地段差では結構衝撃を車内に伝えます。

ハンドリング

最小回転半径は5.3mと小さめ。狭い路地でもまずまずの小回り性能を発揮します。

キビキビ感のある素直なハンドリング。SUVとしてはロールが少なめで、僅かな操舵に対しても瞬時に反応して正確な動きで向きを変えます。

その他

先進安全技術は最新の「i-ACRIVESENSE」を搭載。このパッケージにはカメラとミリ波レーダーを使った「アドバンスド・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(前後・衝突回避自動ブレーキ)&AT誤発進抑制制御(前後)」や「マツダ・レーダー・クルーズコントロール(30〜100km/hの間で追従走行)」、「車線逸脱警報」、「ブラインド・スポット・モニタリング(斜め後方死角から接近する車を検知して警告)」といった機能が含まれます。

国土交通省が普及を推進する「安全運転サポート車(サポカー)」制度の最高ランク「サポカーS・ワイド」を取得しています。

【評価レビュー】のまとめ

「マツダ CX-3 20S」は、デミオとプラットフォームを共有するコンパクトなクロスオーバーSUV。発売当初はディーゼルエンジン専用モデルとして企画されていましたが、発売から2年以上が過ぎ、より幅広い層にアピールできるガソリンモデルが追加されました。

ディーゼルエンジン特有の中低速トルクでは負けますが、ガソリンエンジンならではの爽快なフィールが魅力です。

「CX-3のスタイリングは好きだが、価格が高くて手が出ない」とか、「中低速トルクはそれほど必要ない、ガソリンエンジンならではの爽快なフィールがあれば十分」、「年間1万キロも乗らないので、燃費の良さよりも車両価格が安いほうが助かる」といった人にオススメの車です。

中古車市場では

「新型 マツダ CX-3 20S プロアクティブ(ガソリン仕様)」は登場したばかりのグレードなので中古車市場に手頃なタマがありません。ディーゼル仕様の「2015年式 CX-3 XD ツーリング」なら200万円弱となります(2018年2月現在)。

価格

価格 | 2,284,200円(消費税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)