新型 アウディ A5 カブリオレ 2.0 TFSI quattro sport(2代目)【試乗評価】上質な乗り味とオープントップがもたらす開放感 [ABA-F5CYRC-F57BAY]

今回は「新型 アウディ A5 カブリオレ 2.0 TFSI quattro sport(2代目)」を試乗レポート。
2017年にフルモデルチェンジした、2ドアカブリオレ。この他に2ドアクーペの「A5クーペ」、5ドアハッチバックの「A5スポーツバック」があります。

4ドアセダンのA4をベースにして開発された「A5クーペ」のルーフを切り落とし、開放感あふれるオープントップに仕上げたモデルです。

電動で開閉するルーフには耐候性に優れたキャンバス地が使われ、50km/h以下であれば走りながらの開閉も可能です。

※忙しくてあまり時間の無い人は、文末の「試乗評価のまとめ」をどうぞ。

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外観

全長4690mmX全幅1845mmX全高1375mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2765mmとなります。

フロント

グラマラスなラインで構成されたフロントノーズに、キリッとした六角形型のシングルフレームグリル。鋭い形状のヘッドライトが組み合わされ、エレガントで凛々しい表情をみせます。

サイド

長い全長とロングホイールベース、短く切り詰められたオーバーハングによって、伸びやかでスポーティなサイドビューを構成。

カブリオレ化にあたっては、単純にルーフを切り取っただけではありません。電動ルーフとエレガントなスタイリングを両立させるため、わざわざ、Cピラーの立ち上がったノッチバック形状のシルエットを採用しているのです。これによってモダンでスポーティなクーペに対して、カブリオレは、ちょっとクラシックで端正なスタイリングとなっています。

リア

リア周りも基本的にクーペと変わりません。ただし、ルーフが無くなった事でより低さが強調され、エレガントで華やかな印象も増しています。

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内装

基本的な内装デザインはアウディA4と共通です。しっとりとした樹脂にメタリック調パネル、上質な本革素材が組み合わされた高級感溢れる室内。

眼前には高精度TFT液晶ディスプレイによるデジタルメーター「バーチャルコックピット」が装備され、視認性は良好です。適切な高さのアイポイントと見切りの良いボディが相まって、運転のしやすいクルマに仕上がっています。

シート

前席は、厚みのあるクッションと上質な表皮が組み合わされた、座り心地の良い快適なシート。適度な立体感もあり、身体をしっかりとホールドしてくれます。

後席は、ヒップポイントが若干下げられているため、大人二人で座っても窮屈感はりません。ルーフを閉じた状態でも頭上、足元ともに適度なスペースが確保されています。

荷室

上部に電動式ソフトトップを収納するためのスペースがあるため、その分荷室容量も制限されます。開口部も狭く使い勝手は今ひとつですが、家族4人であれば2泊3日旅行くらいは可能です。

静粛性

キャンバス地の電動トップを閉めれば、ハードトップ並の静粛性を確保することができます。

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エンジンとミッション

1984ccの直列4気筒DOHCターボエンジンに、7速ATが組み合わされます。
エンジンは、252ps/5000rpmの最高出力と、37.7kgf・m/1600rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量1790kg。JC08モード燃費は、13.8km/lとなります。

エンジン

2.0Lツインカムターボエンジンで4輪を駆動。先代から70kg軽量化されたボディと、最大出力で41馬力、最大トルクで2kgf・mパワーアップされたエンジンが組み合わされ、パワフルで軽快感あふれる走りをみせます。

出足から中高速域まで、息の長い加速フィールを持続。どの速度域からでも瞬時に加速することができます。

トランスミッション

デュアルクラッチトランスミッションによる7速ATを装備。ダイレクト感溢れるフィールで、キビキビと瞬時に変速。スムーズな走りで、低速域でのギクシャク感も最小限に抑えられています。

乗り心地とハンドリング

前後ともにウィッシュボーン式サスペンションを装備。

乗り心地

重厚感あふれるしなやかな乗り味。少々の段差であれば、車内に鋭い衝撃が侵入することはありません。ダイナミック・モードを選択しても、角の取れた快適性が失われることはありまsん。

高速域での安定性も高く、終始、安定した姿勢を保ち続けます。

ハンドリング

適度な重さのある穏やかなステアリングフィール。キビキビとした過敏さは無いものの、ドライバーの操舵に対して正確な反応で応えます。ラグジュアリーカブリオレにふさわしい、落ち着きのある上質な特性です。

その他

先進安全技術は、アダプティブクルーズコントロール(全車速追従クルーズコントロール)、アウディアクティブレーンアシスト(車線維持)、トラフィックジャムアシスト(渋滞中のステアリングアシスト)が装備されます。

試乗評価のまとめ

2ドアクーペのルーフを切り取って電動ルーフ化した、ラグジュアリーなカブリオレ。2ドアクーペの実用性を維持しながら、開放的なオープントップを実現しています。

先代よりも軽量化されたボディとパワフルなエンジン、重厚感あふれるしなやかな足回りが組み合わされ、ラグジュアリーカーにふさわしい上質な走行フィールも健在です。

高級感あふれる上質な乗り味と、オープントップの開放感。2ドアクーペの実用性を同時に求める人にピッタリな一台です。外装デザインは適度な華やかさを維持しながらも、抑制の効いた上品さも兼ね備えており、「開放感を楽しみながらも、オープンカーで目立ちすぎるのが心配」という人にもオススメです。

中古車市場では

新型が登場したばかりなので、値ごろ感のある中古車はありません。先代後期モデル2017年式「A5 カブリオレ 2.0 TFSI quattro」であれば、520万円前後となります。

価格

価格 | 7,570,000円(消費税込み)

ABOUTこの記事をかいた人

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)