ナビも地図も使わずに知らない道を適当に走っていると、いつの間にかドンドン道が狭くなり、結局それ以上進む事のできない袋小路迷い込んでしまう事があります。
ただの行き止まりならまだしも、よくあるのが一般住宅の庭に出てしまうパターンです。こんな時は車が動かせないばかりか、家の中から人が出てきて恥ずかしい思いをする事になります。
他人の庭に迷い込んだ時は
家の中から人が出てきたからといって、慌てて切り返そうとしてはいけません。あせって車を操作したばかりに、家のブロックや庭木、他人の車にぶつけたのでは元も子もありません。
こんな時は車から降りて家の人に謝り、車を切り返すために邪魔となる物を片付けさせてもらいましょう。後は、その家の人に誘導をお願いしてゆっくりと車を切り返します。車が完全に外を向いたらそのまま立ち去るのではなく、一度車を降りてしっかりとお礼を伝えてください。
周りに人がいない時は、自分一人で邪魔なものをどけますが、あまり高価そうなものには触らない方が無難です。誘導してくれる人がいない時は、切り返す度に車を降りて周りの状況を確認しながら脱出してください。こういった一般住宅の庭では、運転席から見えない死角に低いブロックなどが隠れていることが多いからです。
まずは大通りを目指して走る
袋小路から脱出したら今来た道を引き返して、とりあえず車が沢山走っている大通りに戻ります。大通りまでもどれば、道路に行き先を示す標識がありますし、近くのコンビニに寄れば道路地図を購入することも可能です。また、お店の少ない田舎道の場合は、近くを歩いている人に直接道を聞いてください。
市街地であれば、いたるところに番地を示す小さなプレートがあります。これを元に地図を参照すれば、簡単に自分の場所を特定することができます。
スマートフォンなど、ネットに繋ぐことのできる端末を持っている場合は、GPS機能と地図アプリを連携させて、自分の居場所と目的地までのルートを簡単に割り出すことができます。「今までそんな機能使ったことないよ」という人は、この機会に一度使ってみて、もしもの時に備えましょう。
周りの車について行く
地図やスマホ、ナビゲーションが無い場合は、周りの車についていくというのも一案です。ただし、一台だけ走っている車について行くと、かえって袋小路に迷い込むことになります。こういう時はなるべく沢山の車が走っている方に従うのが無難です。
また、大通りに向かうには、ガソリンスタンドやコンビニなどの高い看板が目印になります。こういったお店は大通りに面した場所に店を構えていることが多いからです。
道に迷わないためには
知らない土地で袋小路に迷い込まないためには、「自分の勘だけで適当に走り回らない」ということが大切です。特にナビゲーションやスマホを持っていない場合は、地図を見て出発の前に大体の行路を頭にいれておき、休憩の度に参照できるように地図を車内に常備しておきましょう。
道に迷ったと思ったら無理に走り回らず、安全な場所に車を停めて、地図を小まめに確認するようにしてください。道がわからないままで走り回ると、ムダに燃料を消費するだけでなく、注意が散漫になる事によって事故の危険性も上がります。