三菱 ギャラン フォルティス スーパーエクシード【試乗評価】エボリューションモデルのベースとして、卓越した基本性能を持つ [DBA-CY6A]

今回は「三菱 ギャラン フォルティス スーパーエクシード」を試乗レポート。
2007年から2015年にかけて製造販売されていた、Mクラスの4ドアセダンです。この他に、「スポーツバック」という5ドアハッチバックもラインナップされていました。

日本国内では「ギャラン」の名前が付くものの、実際には国外で発売されている「7代目ランサー」と内容は変わりません。国内市場でMクラスセダンのラインナップを失っていた三菱自動車が、マーケティング上の戦略からあえてこの名前を選択したという訳です。

また正確にはギャランではありませんが、大幅なボディの強化と大パワーエンジンの搭載、ド派手なエアロをまとった「ランサー・エボリューションX」という限定モデルがあります。このモンスターマシンを成立させるため、ギャランフォルティスには素の状態でも十分なボディ剛性が与えられています。このあたりの特性も、一般的なセダンモデルには無い、ギャランならではの大きなアドバンテージといえます。

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外観

全長4570mmX全幅1760mmX全高1490mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2635mmとなります。

直線基調のラインで仕上げられた、スポーティかつ重厚感のあるスタイリング。基本的には国外で販売されているランサーと同じです。

派手なエアロを装備すれば、そのまま「ランサー・エボリューションX」となります。

フロント

7代目ギャランや9代目ギャランに採用されていた「逆スラントノーズ」に、角ばった涙目型のヘッドライトが装備されます。精悍な印象のフロントフェイスです。秋ろーは一時期、7代目ギャランに乗っていたので、この逆スラントノーズにはグッとくるものがあります。

サイド

がっちりとしたボディに流れるようなルーフが組み合わされた、スポーティなサイドビュー。サイドパネルにはシャープなキャラクターラインが刻まれ、精悍な印象を増しています。

リア

ハイデッキ化されたリアエンドに、つり目型のリアコンビランプがレイアウトされ、ギャラン・フォルティスならではの個性的なリアビューを構成しています。

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内装

緩やかな曲線を描くダッシュボードに、木目調の化粧パネルが装備され、伸びやかな拡がりを感じさせます。基本的にはランサーですから、質感は先代のギャランにおよびません。

角ばったボディと切り立ったAピラー(一番前の柱)によって、広々とした視界と見切りの良さを両立しています。運転のしやすいコックピットといえます。

比較的全長の短いボディでありながら、余裕のある全高が与えられ、室内には広々とした空間が拡がります。

シート

フロントシートには成人男性が座っても十分に余裕のある、大柄なシートが装備されます。クッションには適度なコシがあり、長時間ドライブでも快適です。また、シート表皮は合皮とスウェードのコンビシートですから、本革に近い上質な雰囲気があります。

リアシートのサイズ感も十分です。座面の大きさ、シートバックの高さともに問題ありません。足元と頭上空間には、十分以上の余裕があり、成人男性でも快適に座ることができます。

荷室

幅、高さ、奥行きともに十分で、たっぷりっとした容量が確保されています。家族4人であれば、2泊3日旅行も可能です。

静粛性

たっぷりと遮音材が施されており、このクラスとしては十分な静粛性を持ちます。

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エンジンとミッション

1798ccの直列4気筒SOHCエンジンに、CVT(無段変速機)が組み合わされます。
エンジンは、139ps/6000rpmの最高出力と、17.5kgf・m/4200rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量1320kg。JC08モード燃費は、–km/lとなります。

エンジン

1.8Lのシングルカムエンジンで前輪を駆動。初期モデルに搭載されていた2.0Lエンジンと比較すると、スムーズで上質なフィールが高まっています。低速からフラットなトルクを発生する扱いやすいエンジンです。出足から中速域まで、イライラさせられる事はありません。

さらに上級となる「ラリーアート」グレードを購入すると、「ランサー・エボリューション」に搭載される2.0Lツインカムターボと同型のエンジンが搭載されます。このエンジンは「エボリューション」より性能が落とされているものの、パワフルでダイナミックな走りが可能です。

トランスミッション

ベルトとプーリーによって無段階に変速するCVTを装備。エンジンのおいしいところをしっかりと引き出して、スムーズで違和感の無い変速を行います。

ラリーアート仕様には、よりダイレクトで素早い変速を可能とする「6速ツインクラッチSSR」が装備されます。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはマルチリンク式サスペンションが装備されます。

4輪の接地性が高く、高速域でも安定した姿勢を維持して直進します。

足回り

適度にスポーティな印象を感じさせる快適な乗り味です。高剛性ボディにストロークのたっぷりとしたサスが組み合わされ、段差を通過しても不快な衝撃はきれいに遮断されます。

ハンドリング

乗用車にふさわしい中庸なステアリングフィール。ドライバーの操舵に対してリニアに反応して、スッと気持ちよく向きを変えます。ラリーアート仕様を選べば、4輪のグリップを最大限に活用しグイグイと曲がりますが、コーナリングの気持ちよさはベースグレードの方が上です。

また、最小回転半径が小さく、狭い路地でも簡単に切り返すことができます。

評価のまとめ

比較的コンパクトなボディに広々とした室内、個性的なスタリングが相まって独特の存在感を持ちます。搭載されるMIVCエンジンは、スムーズで十分なパワーがあり、良く出来たCVTと組み合わされることでスムーズな加速を行います。

また、ランサーエボリューションと同形式のエンジンとトランスミッションを装備する「ラリーアート」を選択すれば、リーズナブルな価格で豪快な走りを味わうことができます。

運転の好きなお父さんがファミリーカーとして使ったり、子育ての終わったシニア層が普段の足として使うのにピッタリです。

カローラやシビックの「外し」としても、完成度の高いギャランフォルティスはオススメできる車です。

価格

価格 | 2,161,080円(消費税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)

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