2代目 オペル オメガ ワゴン MV6(前期型)【試乗評価】LクラスのFRらしい素直でゆったりとしたフィールと、巨大なボディを活かした使い勝手の良さ [E-XF300W]

今回の試乗レポートは「2代目 オペル オメガ ワゴン MV6(前期型)」。
1994年から2002年に渡って製造販売されていた、Lクラスのステーションワゴンです。

オペル最後のFR車であると同時に、最上級フラッグシップモデルでもあります。このステーショワゴンの他に、4ドア・セダンもラインナップされていました。

1999年にはフェイスリフトを含む、マイナーチェンジが行われています。そのせいでオペルらしい魅力的なボディスタイルは失われ、どこにでもあるような普通のデザインへと変貌してしまいました。

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外観

全長4820mmX全幅1785mmX全高1545mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2730mmとなります。

フロント

丸みのあるフロントノーズに、穏やかなラインで描かれたヘッドライトがレイアウトされます。際立った特徴は無いものの、ラインまわしが巧みなため、オペルならではの「クリーンで知的な強い個性(前期型)」を生み出しています。

サイド

FRらしい、ロングノーズ&ビッグキャビンの伸びやかなスタイリング。リアエンドにかけて優雅に下降するルーフラインが与えられ、このステーションワゴンをさら上質なものにしています。

リア

丸みのある大きなリアエンドに、角型の小さなリアコンビランプが装備されます。商用バンにありそうなシンプルなデザインですが、パネル面にゆったりとした丸みがあるため、上質なステーションゴンの趣を失っていません。

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内装

緩やかな曲線を使いつつも、基本的にはフラットな直線がベースとなっているため、有機的な中にもビシっとした緊張感が感じられます。適度な温かみのある、硬質なデザインです。

エアコンの操作は大きな4つの丸型スイッチに集約され、使い勝手は良好です。

大柄なボディを活かして、室内には広々とした空間が用意されます。ボディの見切りもよく、使い勝手の良い車です。

シート

がっしりとしたフレームに、肉厚の上質なクッションが組み付けられます。適度なコシと硬さを持った、座りやすいフロントシートです。長時間のドライブも快適にこなす事ができます。

リアシートには広大なスペースが確保されています。足元、頭上空間ともにたっぷりとした余裕があり、シートの質感も充分です。フロントシート同様に快適な長距離ドライブが可能です。

荷室

家族4人の荷物を余裕をもって収めることができます。これなら家族全員でキャンプに行っても困ることはありません。

静粛性

このV6エンジンは、エンジン透過音が低くめに抑えられているため、必然的に車内空間も静かに保たれます。

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エンジンとミッション

2962ccのV型6気筒DOHCエンジンに、4速ATが組み合わされます。
エンジンは、211ps/6000rpmの最高出力と、27.5kgf・m/3400rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量1710kg。10モード/10・15モード燃費は、9.7km/lとなります。

エンジン

3.0LのV6エンジンで後輪を駆動。スムーズで上質なフィールのエンジンです。低速域からたっぷりとトルクを発生して、この大柄なボディを軽々と加速させます。急な上り坂から合流ポイントまで、流れをリードして走ることができませす。

このエンジンの他に直列4気筒の2.0Lエンジンと、V6の2.5Lエンジンがラインナップされます。街中でノンビリと走るだけなら、2.0Lでも充分ですが、アクセルを踏み込むとノイズが高まって少々うるさいです。

トランスミッション

トルコン式の4速ATを装備。トルキーなエンジンを巧みに使い分けて、低い回転のまま力強く加速します。ダイレクトかつスムーズな印象のトランスミッションです。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはマルチリンク式サスペンションが装備されます。

足回り

芯のあるソフトな乗り心地。高速域でもビシっと安定して直進します。目地段差を通過すると僅かに衝撃を車内に伝えますが、衝撃の角がしっかりと丸められているため、不快な印象はありません。

ハンドリング

FRらしい素直で自然なステアリングフィール。鷹揚な「緩さ」があり、それがかえって長距離ドライブを疲れにくいものにしてくれます。

小回り性能が低く、狭い路地では取り回しに苦労します。

評価のまとめ

大柄なボディを持つ、実用的なステーションワゴン。ひと目でオペルと分かる個性的なボディ(前期型)も魅力的です。

オペル最後のFR駆動車で、素直で自然なステアリングフィールを持ち、低速からたっぷりとしたトルクを発生するV6エンジンを搭載します。

普段は通勤に使い、週末は子供を連れて釣りにキャンプにとどんどん夢が広がります。ロングドライブをこなしても疲れが少ないので、色々な場所へ出かけたくなりますね。

「実用的なステーションワゴンが欲しいが、国産車ではちょっと華やかさが足りない」とか、「外車のしっかりとしたステーションワゴンが欲しいが、BMWやメルセデスでは面白みに欠ける」という人にピッタリな一台です。

価格

新車当時の価格 | 4,490,000円

ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)