2代目 オペル ベクトラ ワゴン CD【旧型レポート】オーソドックスにまとまったバランスの良い実用車 [E-XH200W]

今回の旧型レポートは「2代目 オペル ベクトラ ワゴン CD」。
1995年から2002年に渡って製造販売されていた、Mクラスの5ドア・ステーションワゴンです。日本市場では1997年から販売されています。

この他に4ドア・セダンもラインナップされています。加えてドイツでは5ドア・ハッチバックも販売されていましたが、日本市場への導入はありません。

ライバルである「VWパサート」と比較すると、特に「これ」といった分かりやすい特徴がありません。そのため、オーソドックスにまとまったいい車であるにも関わらず、大きな販売実績をあげることはありませんでした。

2000年にボディ外観の小改良が行われ、翌、2001年には全てのエンジンがアップデートされています。

スポンサーリンク

外観

全長4490mmX全幅1710mmX全高1495mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2635mmとなります。

ドイツ車の重厚感と日本車の親しみやすさを融合した、伸びやかで高品質なスタイリングです。

フロント

スムーズなラインで構成されたフロントノーズに薄型のグリルとヘッドライトが装備されます。強い個性は感じられないものの、やさしい印象のフロントフェイスです。

サイド

サイドパネルにカチッとした硬質なキャラクターラインが入り、やさしい中にもピシッとした強い塊感が生まれています。

リア

パッケージングを優先した質実剛健なリアエンド。小さな角型のリアコンビランプが組み合わされ、道具感あふれるリアビューを構成しています。

スポンサーリンク

内装

しっとりとした高品質な樹脂に、適度に丸みのあるやわらかなデザインが施されます。特に目立つ部分はありませんが、いつまでも触っていたくなるような親しみやすさが気持ちいいです。

シート

適度な硬さと十分なストロークを持った快適なフロントシートです。長距離(50km以上)ドライブでも快適にこなす事ができます。

リアシートにも、しっかりとした硬めのクッションが装備されます。座面の大きさ、シートバックの角度ともに良好で、長時間座っていても疲れにくい構造です。

荷室

荷室には広々とした広大なスペースが確保されます。荷室形状がスクウェアで高さもあるため、カタログ数値以上の使いやすさがあります。また、リアシートを折りたたむことで、さらに荷室を拡大することもできます。

静粛性

クラス標準以上の静粛性。エンジントルクにたっぷりとした厚みがあるため、回転の高まりと共にノイズが増加することはありません。

スポンサーリンク

エンジンとミッション

1998ccの直列4気筒DOHCエンジンに、4速ATが組み合わされます。
136ps/5600rpmの最高出力と、19.2kgf・m/3200rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量1400kg。10モード/10・15モード燃費は、8.5km/lとなります。

エンジン

2.0Lのツインカムエンジンを装備。低速からフラットで力強いトルクを発生する扱いやすいエンジンです。坂道や合流ポイントで力不足を感じることもありません。その分、高回転域での伸びはスポイルされます。

エンジンフィールはごく乗用車的で、楽しさとか気持ちよさといったのもはありません。

トランスミッション

トルコン式のアイシン製4速ATを装備。このトランスミッションには、停車中「N」ポジションに自動で変速する「ニュートラルコントロール」が装備されます。この機能には燃費の向上とともに、停車中のバイブレーションやノイズを低減する効果があります。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソンストラット式サスペンション、後輪にはマルチリンク式サスペンションが装備されます。

足回り

適度に引き締まった快適な乗り心地。コーナーから高速域までフラットライドな高い安定性をしめします。

目地段差では多少のゴツゴツ感を伝えますが、初期動作にしっとりとしたしなやかさがあり、不快な印象はありません。ドイツ車と日本車の間のような中庸な乗り味です。

ハンドリング

ハンドリングスピードは早からず遅からず、ドライバーの入力に対して、素直に反応する扱いやすいステアリングフィールです。

ステーションワゴンにしては全長が短く、比較的小回り性能が高いです。

評価のまとめ

さらっと見ると個性の乏しい地味目の外観ですが、実際に近くで観察すれば、面にしっかりとした張りと緊張感のある高品質なデザインが施されています。パッケージングも素晴らしく、ボディサイズの割に広々とした室内や荷室を備えるのもこのベクトラの大きな美点です。

ビシっとした高い安定性と硬質な乗り味、素直で嫌味の無いハンドリング。加えてたっぷりとした低速トルクを持ち、日常域での使い勝手の良さはかなりのレベルです。

非常にバランスの優れたオーソドックスな成り立ちのステーションワゴンですが、その分、面白みに掛けるのも事実です。

「ちょっと日本車離れしたおしゃれな車に乗りたいが、ベンツやBMWのような目立つ車は嫌」とか、「車はしっかりと人や荷物を積めて、力強く走ればそれで良い」と考えている人にピッタリな車です。

反面、車に実用性以外の「華やかさ」や「運転する楽しみ」といった物を求める人には向きません。

価格

新車当時の価格 | 3,040,000円

スポンサーリンク

ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)

切れ痔がぶり返してきたー!(2018年10月)

パリモーターショー行きたい(2018年10月)