初代 オペル ベクトラ CD-X【旧型レポート】上品な佇まいと使い勝手の良い内容を持つ、バランスの良い車 [E-XC200]

今回の旧型レポートは「初代 オペル ベクトラ CD-X」。
1988年から1995年に渡って製造販売されていた(日本市場では1989年から販売)、小型の4ドア・セダンです。

このセダンの他に、5ドアハッチバックも存在しますが、日本市場へは導入されていません。

オペルはドイツに主要な工場を抱えながらも、その資本はアメリカが中心です。がっしりとした重厚感を持つメルセデスベンツやBMWなどのドイツ企業と異なり、どこか日本車的な雰囲気のする大衆車です。

当時、アウディとVWの販売権を手放したヤナセが正規輸入を行い、日本市場で販売していました。ただし、現在はヤナセも販売から撤退し、日本市場にオペルの正規ディーラーはありません。

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外観

全長4430mmX全幅1695mmX全高1400mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2600mmとなります。

キビキビとしたライン構成による、重厚感と上品な佇まいを併せ持ったカッコいいスタイリングです。

フロント

シンプルなラインで構成された重厚感のあるノーズに、角型のヘッドライトとグリルが装備されます。派手さは無いものの、上品な佇まいをもった優しいフロントフェイスです。

サイド

フロント・ホイールがノーズの中央にレイアウトされ、ぐっと後ろに後退したキャビンと相まって、端正なバランスの良さを感じさせます。

リア

塊感のあるリアエンドに、角型のシンプルなリアコンビランプがレイアウトされます。かっちりとした硬質感と上品な優しさを併せ持つリアビューです。

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内装

樹脂の質感丸出しのインパネデザイン。といっても機能がシンプルにまとめられているため、安っぽい印象はありません。

室内には広大なスペースが確保されています。ボディの見切りも良く、運転のしやすいコックピットです。

シート

日本車に近いフィールを持つといっても、さすがにシートはしっかりとしています。がっしりとしたクションが使われ、長時間のドライブも苦になりません。

リアシートには成人男性がゆったりと座れるだけの空間が確保されています。座面、シートバックともに十分な大きさと容量を持ちます。

荷室

大柄なボディを活かして、巨大な荷室スペースを装備しています。4人家族であれば、2泊3日旅行も十分可能です。

静粛性

このクラスの大衆車としては標準以上の静粛性を持ちますが、値段を考えると物足りません。ドイツ本国では大衆車ですから致し方ありませんが。

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エンジンとミッション

1998ccの直列4気筒OHCエンジンに、4速ATが組み合わされます。
エンジンは、115ps/5200rpmの最高出力と、17.3kgf・m/2600rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量1220kg。10モード/10・15モード燃費は、8.4km/lとなります。

エンジン

2.0Lの4気筒エンジンで前輪を駆動。ゆったりとしたフィールで、ドイツ車的な硬質さはありません。といっても実用上の問題はなく、極めて低回転域からフラットなトルクを発生する実用的なエンジンです。街中から高速域まで、力不足を感じることはありません。

トランスミッション

トルコン式の4速ATを装備。変速で僅かなシフトショックを残す、ごく平凡な普通のトランスミッションです。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはトレーリングアーム式サスペンションが装備されます。

足回り

ゆったりとしたやわらかな乗り心地で、目地段差では路面の衝撃を上手にいなします。また高速域での安定性も高く、フラットライドな挙動でまっすぐに直進していきます。

ハンドリング

適度な緩さのある中庸なステアリングフィール。ドイツ車というよりも、一般的な日本車に近いフィールです。

評価のまとめ

低速からフラットなトルクを発生する扱いやすいエンジン。高速域での安定性と乗り心地の良さ。素直で中庸なステアリングフィールと、すべての面でそこそこの完成度を持つバランスの良い車です。

といってもこういった特徴は、トヨタに代表される日本車も同じです。ただし、オーソドックスでありながら上品な佇まいと、広々とした室内空間に広大な荷室など日本車には無い美点も持ち合わせています。

日本車と同じ価格で発売されていれば、爆発的なヒットとなったかもしれませんが、ヤナセが行ったマーケティングにより高級車並の値付けが行われています。

当然ながら、日本車のようなドイツ車にこれだけのお金を払う人はそうそういません。そのため、車としての完成度が高いにもかかわらず、大した販売成績を上げることはありませんでした。

車の販売では、同クラスライバル車種との差別化と共に、どういった値付けにするかがとても大切なのです。

価格

新車当時の価格 | 3,785,000円

ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)