トヨタ IQ 130G MT レザーパッケージ【試乗評価】先進的な思想を持った、可愛らしいスタイリングのシティコミューター [DBA-NGJ10]

今回は「トヨタ IQ 130G MT レザーパッケージ」を試乗レポート。
2008年から2016年に渡って製造・販売されていた、3ドア・ハッチバックのマイクロカーです。

主に都市部の入り組んだ市街地での使用を想定した、Aセグメントの小さな車です。現在、このセグメントには、世界中のメーカーから新しい提案が次々と発表されています。

ただし、この「IQ」はコンパクトカーと軽自動車の間に挟まれ、成績はいまひとつでした。コストパフォーマンスと経済性に優れ、日本市場に深く根ざした軽自動車の牙城を崩すことは、それだけ難しいという事です。

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外観

全長3000mmX全幅1680mmX全高1500mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2000mmとなります。

フロント

小さなボディに短いノーズ。大きなヘッドライトがフロントウィンドウ下端ギリギリのところに装備され、ハムスターのような可愛らしさがあります。

サイド

短いノーズにコンパクトなボディ、前後ギリギリの位置に配置されたホイールによって、マンボウのような面白いプロポーションですね。

リア

リアシートの安全性を確保するため、後ろには大きなバンバーが張り出しています。Cピラーまで回り込むように配されたリアウィドウ、そこから連続的に組み合わされるリアコンビランプによって、力強くも愛嬌のあるリアエンドです。

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内装

プラスチックの質感をそのまま活かしたシンプルな内装。センタークラスターには三角形の個性的なコントロールパネルが配置され、近未来感あふれる個性的な印象のインテリアデザインです。

シート

運転席の後ろを子供用シートとして使う事によって、右側には大人一人+子供一人のスペースを確保。さらにエアコンを小型化することによって、助手席を運転席よりも前に配置、そのスペースを活かして、助手席の後ろにも大人用のシートが装備されます。

結果的に、コンパクトなボディにも関わらず、大人3人+子供一人の乗車スペースが確保されています。

適度なコシのあるクッションに、上質な本革表皮が張り付けられますので、中距離(30km)程度までなら十分快適な移動が可能です。

荷室

室内をギリギリまで切り詰めた設計が施されているため、荷室のためのスペースはほとんどありません。ただし、二人乗りのシティコミューターだと割り切れば、リアシートを倒して大きな荷物を積むことができます。

静粛性

ロードノイズを拾いがちですが、軽自動車よりは静かで、コンパクトカー並の静粛性能を持ちます。

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エンジンとミッション

1329ccの直列4気筒DOHCエンジンに、6速MTが組み合わされます。
エンジンは、94ps/6000rpmの最高出力と、12.0kgf・m/4400rpmの最大トルクを発揮します。

車両重量950kg。JC08モード燃費は、21.2km/lとなります。

エンジン

1.3Lのツインカムエンジンで前輪を駆動。超軽量ボディとフラットなトルク特性のエンジンが相まって、そこそこ活発な走りを披露します。急な上り坂や合流ポイントでも、もたついてイライラする事はありません。

下位グレードの「100G」には1.0Lの3気筒エンジンが用意されますが、街中でトコトコと走るくらいであればこのエンジンでも十分です。

トランスミッション

トヨタ内製のトランスミッションを装備。ダイレクトなフィールと小気味いい操作感を持った楽しいトランスミッションです。意味もなくコクコクと操作して遊びたくなります。

足回りとハンドリング

前輪にマクファーソン・ストラット式サスペンション、後輪にはトーションビーム式サスペンションが装備されます。

足回り

短いイールベースにも関わらず、そこそこの直進安定性を持ちます。少し引き締まった印象の快適な乗り心地です。

連続的なうねりのある路面では、ホイールベースの短さが災いして、ピョコピョコと跳ねるような挙動を示します。

軽自動車と比較すると、上質感と安定性で優位にあります。

ハンドリング

逆にハンドリング面では、キビキビとした切れ味の良いハンドリングを楽しむことができます。中立付近から僅かな操作に対しても正確に反応して、素直にボディの向きを変えます。

短い全長とホイールベースによって、狭い路地でもクルリと切り返すことができます。

評価のまとめ

スマート・フォーツーによって開拓された、Aセグメントのシティコミューターです。世界的なダウンサイジングとエコ意識の高まりによって、欧州では高い人気となっています。

コンパクトな取り回しの良さと高い経済性能、燃費効率の良さがこの「IQ」の大きな特徴です。

といっても軽自動車のように、「狭いスペースになるべく沢山のスペースを確保して、できるだけ豪華に見せる」といった車作りとはまったく違ったアプローチがなされます。

「最低限の走行安定性と動力性能を確保して上で、ギリギリまでボディサイズを切り詰める」といった、割り切った車作りが特徴です。

そのため、軽自動車よりも狭いスペースにも関わらず、我慢して乗っている感じや貧乏臭さは微塵もありません。逆にこの小さなボディが強烈な個性となって、オーナーを引き立てます。

「足代わりの手軽な車を探しているけど、軽自動車やコンパクトカーはつまらない。もっと自分の個性をアピールできる強烈な車が欲しい」という人にピッタリな一台です。

価格

価格 | 1,779,429円(消費税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時頃にかけてを予定しています。

修正ばっかりしてると新記事の投稿ができないんで、新記事3に対して修正1くらいの割合でやってます(2019年6月〜)