新型 トヨタ エスティマ【試乗評価】色褪せない革新的スタイリング [DBA-ACR50W-GFXSK(T)]

今回は「新型トヨタ エスティマ 2.4 アエラス(7人乗り)」を試乗レポートいたします。
2006年に登場したこの3代目エスティマは、今年で発売から10年という超ロングランモデルです。2012年にマイナーチェンジが行われ、その後2016年にはビッグマイナーチェンジが行われました。

今回の試乗車は、ビッグマイナーチェンジ前の2013年モデルです。2016年に行われたビッグマイナーチェンジについては、「新型トヨタ エスティマ ハイブリッド」のページをご覧ください。

初代は「アンダーフロア型ミッドシップ」という特殊なレイアウトを使った、オリジナリティあふれる個性的なミニバンでしたが、この3代目エスティマでは一転して普通のFF車になってしまいました。しかし、そのスタイリングには今も初代の個性的なコンセプトが受け継がれています。

トヨタエスティマ前面画像
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外観

全長4815mmX全幅1820mmX全高1745mmのボディサイズを持ち、ホイールベースは2950mmとなります。

初代から受け継がれた、たまご型のワンモーションフォルムで、遠目からでもエスティマと分かる個性的なルックスです。
ノーズからルーフにかけて、曲線がなめらかに続くこのスタイルは、今見ても新鮮でかっこいいですね。基本スタイルが初代から変わっていないという事を考えると、このフォルムの先進性には驚くばかりです。

フロントフェイスは、初期型のヘッドライトの上辺でグリルと繋がるデザインから、後期型ではヘッドライトの下辺でグリルに繋がるデザインに変更されています。
ちょっとした変更ですが、これにより深海魚のような印象の顔から、より人間的で自然な印象の凛々しい顔に生まれ変わっています。

トヨタエスティマ側面画像

サイドビューからの眺めは、リアに行く程ルーフが僅かに絞り込まれており、軽快でスポーティな印象です。
また、全てのピラー(柱)がブラックアウトされ、ルーフが浮いているように見える面白いデザインが採用されています。

トヨタエスティマ後部画像

リアビューは、グラスエリア下端のラインを生かして、リアコンビランプを配した安定感あるデザインです。

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内装

ベージュと木目のコンビネーションによるインテリアは、落ち着いていてラグジュアリーな雰囲気です。
プラスチックの質感が低く少し設計の古さを感じますが、元々がシンプルなデザインなのでそれほど気になりません。

トヨタエスティマ内装画像

インパネからぐるりとドアまで回り込むような、ラウンド感ある広々としたデザインは、細長く左右にぐっと広がったセンターメーターと相まって、開放感たっぷりです。
またこのセンターメーターは、見やすくて合理的な使いやすいデザインですね。

フロントシートは一昔前のトヨタ標準的な質感ですが、長距離移動でなければ問題ありません。
7人乗り仕様には、スライド量800mmという、超ロングスライド機構を備えたセカンドシートが装備されています。このシートにはオットマン(脚置き)が付いており、ビジネスクラスのようなゆったりした座り心地です。ただサードシートは他の同クラスミニバンと同じく、緊急用の平板なシートです。

トヨタエスティマ荷室画像

荷室は、前後長は短いものの、ミニバンらしく高さがたっぷりとありますので、工夫次第でかなりの荷物を積むことができます。
また、サードシートを使用しない時は、折りたたんで床下に収納できるため、その分をさらに広い荷室のスペースとして使うことができます。

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エンジンとミッション

2.4L直列4気筒エンジンと、CVTが組み合わされています。
エンジンは、170ps/6000rpmの最高出力と、22.8kgf・m/4000rpmの最大トルクを発揮します。
JC08モード燃費は、11.4km/lとなります。車両重量は1770kgです。

1770kgの重量級ボディに、2.4Lエンジンですからパワーに大きな余裕はありませんが、日常域では必要十分の動力性能です。
アクセルを踏み込んだ時のエンジンサウンドに、少々がさつな印象を受けますが、賢いCVTのおかげでスムーズに加速していきます。

足回りとハンドリング

前輪にストラット式サスペンション、後輪にはトーションビーム式サスペンションが装備されています。

ハンドリングは、ミニバンらしいスローで凡庸なフィールです。楽しさとかキビキビ感を求める人には物足らないかもしれませんが、逆に大きな違和感もありません。

背の高いミニバンボディのわりにロールはよく抑え込まれています。ただ、ステアリングセンターが甘く直進安定性は低いです。 
またハーシュネス性能が低く、段差を超えると嫌な衝撃を車内に伝えてしまいます。

トヨタ的ソフトな乗り心地で、大きな路面のうねりに大してはふわふわ、段差などの周期の早い衝撃はいなしきれずにゴツゴツとなります。
設計の古さに加えて、重いボディとリアのトーションビーム式サスペンションの組み合わせが原因でしょう。

その他

カタログ値11.4km/lの燃費が気になります。街中ではおそらく9km/lを下回るのではないでしょうか。最新型のミニバンと比べると物足りません。

評価のまとめ

この現行エスティマは、今年中旬頃に、大幅なビッグマイナーチェンジを予定しています。
プリウスα似のフロントフェイスが与えられ、同時に全体のスタイルも大幅に変更される予定です。加えて、エンジンのラインナップなど車のキャラクターに関わる部分も、大幅に見直されるようです。ビッグマイナーチェンジというより、「基本骨格を残したフルモデルチェンジ」といった方が近いかもしれません。

現行型は良く出来た車ですが、エンジンの燃費性能など、最新の車と比べるとさすがに古さを感じます。
このスタイルがどうしても気に入っているという方以外は、このビッグマイナーを待って商談した方がいいでしょう。

価格

価格 | 3,145,745円(税込み)

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ABOUTこの記事をかいた人

akiroo

クルマ好きの40代男性。現在病気のため療養中です。

ブログは暇つぶし&リハビリ。週2で短時間のアルバイトをしていますが、普通の人のように毎日フルタイムで働くことはできません。

ブログの内容はあくまで秋ろーの個人的見解です。実際に車や商品、サービスを購入する際は、自分で試乗や調査をして確かめることをオススメします。

記事更新の時間は、大体、午後11時から12時にかけてを予定しています。

猛暑のおかげでしつこい「切れ痔」も徐々に回復。病院にいくのは恥ずかしいのでこのまま自然治癒してくれ!(2018年7月)

現在、古い「試乗関連」の過去記事を全面書き換え中。その分、新しい記事の投稿が少なくなります(2018年4月〜)